写真:現地時間2011年11月8日、N.Y.で開催された“Versace for H&M Fashion Show”のランウェイに登場したドナテラ・ヴェルサーチ。
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あなたの見解は?
ドナテラ・ヴェルサーチは一般女性がモデルとして
彼女がデザインしたドレスを披露する事に反対していると言うが・・・
ニューヨーク・デイリー・ニュース(New York Daily News)は、ドナテラ・ヴェルサーチ(Donatella Versace)とH&Mとのコラボレーション「ドナテラ・ヴェルサーチ・ニュー・ヴェルサーチ・フォー・H&M」の撮影モデルを一般公募によって選ぶと言う画期的な発表をしようとしたが、H&Mの代表によると、デザイナーのドナテラは、そのアイディアに反対していると言う。
しかし、一応3名の写真がドナテラの下に送られ、彼女はその中から何とか1名に写真を許可したと言う。
この判断は果たして適当なものかどうか、それぞれの見解を聞いてみる事にしよう!
自分自身の考えにこだわるべきだと思う。
ブロガー、チチ・チャング(Cici Chung)の見解。
ドナテラ・ヴェルサーチをはじめ、他の全てのデザイナーたちは自分たちのイメージに叶ったスタイルで作品を発表するべきだと思うわ。だってファッションは、あくまでも日々の現実とはかけ離れた“イマジネーションの世界”の演出だと思うし、ドレスを身に着ける人の一般的な好みやサイズなど、マーケティング的な事を頭の中で考えていると、独創的な作品は生まれてこないと思うの。
ビジネスの事を考えて賛成すべき!
デザイナー、ジーン・スタビル(Jeanne Stabile)の見解。
勿論、デザイナーがアーティストとしての独創性にこだわるのは素晴らしい事だと思うわ。でも私は、ドナテラの考えには一概に賛成出来ないの。だってH&Mのような一般的なチェーン店舗で販売を展開する場合は、いつもサイズ“2”やそれ以下のサイズの顧客がドレスを買いに来る訳ではないと思うし、ましてや地元の新聞が無料で宣伝広告をしてくれるのであれば、そのマーケティング方針に従った方が良いと思うわ。だって、いくら素晴らしいドレスをデザインしても実際に売れなければその新作ラインは長続きしないわけだし、時にはマーケティングを重視した販売も考えるべきではないかしら?