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果して、法廷で涙を流す事は裁判に有利に働くのだろうか?
マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)の死に対して、現地時間7日に有罪評決が下った医師コンラッド・マーレイ博士(Dr.Conrad Murray)は、先週カリフォルニア裁判所の法廷で涙を流した。リンジー・ローハン(Lindsay Lohan)も又昨年裁判所に姿を現した際、公判中に泣き叫んだと言う。果して“涙”は、陪審員の同情を誘う事が出来るのか? さてさて、その問いに関する専門家の答えは?
もしかしたら陪審員の心を揺り動かす可能性も無きにしも非ず!
元ニューヨーク州裁判所報道官、マイク・パール(Mike Pearl )の見解。
今まで数多くの裁判に立ち会って来たけれど、被告が涙ながらに訴えたりすると、数多くいる陪審員の内少なくとも1人の陪審員の判断に影響を及ぼすと言うのが現実で、涙を流す姿を見ていると心を揺り動かされるのは人間として自然な事だと思う。勿論、あまり大袈裟に泣き始めると、お芝居だと思われる可能性があるけれど、秘かに数粒の涙を見せたりすると陪審員の同情を買って裁判に有利に働くケースは結構あったと思うよ!
涙は同情では無く、人の心を白けさせるだけだと思う。
ボディー・ランゲージ専門家、パティ・ウッド(Patti Wood)の見解。
証人が父親の事を話し始めた時、涙が顔中に溢れるコンラッド医師の表情には誰もが心を揺り動かされたに違いない。しかし自身の父親にそむくような生き方をしてきたと語りながら、盗み見る様な眼で証人を見極める彼の対応は、逆に陪審員を白けさせるだけだったような気がする。そして、涙をぬぐう為にクリネックスで顔の表面だけをそっと拭くと言う仕草もどこか彼の心のやましさが出ていると思うのは、一概に私の穿った見方だけとは言えないのでは?