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 OK! インタビュー☆オーランド・ブルーム☆俳優として、父親として語る (2011/11/17付Exclusive)

  2011.11.17

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OK! インタビュー


オーランド・ブルーム

 

 

 

“俳優として”

“父親として” 

 

 

 

Orlando Bloom0.jpgシリーズ映画「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」でアーチャー(弓術師)、“レゴラス(Legolas)”を演じて有名になったオーランド・ブルーム(Orlando Bloom)は、その後も映画「トロイ(原題:Troy)」、「キングダム・オブ・ヘブン(原題:Kingdom of Heaven)」、「パイレーツ・オブ・カリビアン(原題:Pirates of the Caribbean)」など数多くの映画でヒーロー役を演じ、一躍スターダムにのし上がった俳優!

 

 

そして今回、現在日本で公開中の「三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船(原題:The Three Musketeers)」の中で悪役を演じて、今までのイメージを変えたオーランド! ちなみにこの映画の監督は、ポール・W・S・アンダーソン(Paul W. S. Anderson)、共演者はローガン・ラーマン(Logan Lerman、ミラ・ジョヴォヴィッチ(Milla Jovovich)、ルーク・エヴァンズ (Luke Evans)、クリストフ・ヴァルツ(Christoph Waltz)、ジュノー・テンプル(Juno Temple)、ジェームズ・コーデン(James Corden)と言った顔ぶれで、オーランドはこの映画の中で燃えるような男「バッキンガム公爵(Duke of Buckingham)」役を演じている。

 

 

 

 

 

 

 

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現在撮影中の映画「原題:ザ・ホビット(The Hobbit)」の中で引き続き“レゴラス役”を演じるブルームは今年1月、スーパーモデルとして活躍する妻のミランダ・カー(Miranda Kerr)との間に息子のフリン(Flynn)を設けたばかりの新米パパである。そして、ちょっとウェーブ掛った髪の彼は、ダークブルーのシャツにオリーブ色のスカーフを首に巻き、インタビューの席に姿を現してくれた。

 

 

 


The Three Musketeers2.jpg---遂に悪役を演じるようになった感想は? そして“悪役”はあなたが長年やりたいと思っていた役所なのでしょうか?

勿論、役者となったからには誰もが可能な限り様々な役柄を演じて見たいと思うのは当然の事だと思うよ。この映画の監督である、ポールとプロデューサーのジェレミー・ボルト(Jeremy Bolt)に会って最初に打ち合わせをした時、2人から“これは今までの君の役柄とは少し異なっているけれど、君が演じたらとても面白いと思うし、是非この役を引き受けて欲しいと思っている。”と言ってくれたんだ。2人の大御所からそのようなオファーを受けてとても光栄に思ったし、僕自身も今までの役柄とは多少違った“顔”を演じる事にとても興味があったので、今回の申し出を躊躇する事なく引き受ける事にしたんだ!

 

 

 

 
The Three Musketeers1.jpg---あのように傲慢な男を演じて、どこかで自分を解放する楽しみを味わう事が出来たのではないですか?

確かに、完璧な解放感を味わう事が出来たと思うよ。“大英帝国から全権をゆだねられている自分に刃向かう者は断じて許さない!”と言う傲慢とも思えるような“自信”を持ったバッキンガム公爵役を演じるのはとても痛快で、楽しかったよ! 彼はきっと生まれながらに子供の頃から短気で傲慢な性格だったのだと思うし、自分の中には、ないような役柄を演じるのは本当に興味深い経験だったと言えるね。

 

 

---かつて“三銃士”の映画を観たり本を読んだりした事がありますか?

多分この物語は、世界中どこの学校でも“必読リスト”に載っている位有名だと思うよ。僕自身まだ子供の頃にダグラス・フェアバンクス(Douglas Fairbanks)が演じる“白黒画面”の映画を観た時の事は鮮明に覚えているし、最近もキーファー・サザーランド(Kiefer Sutherland)のテレビ版、そして、オリヴァー・リード(Oliver Reed)が演じる映画版を観ているしね。多分これは、世代を超えて語り継がれるような圧倒的な人気を誇る物語で、それぞれの世代で映画化される“三銃士”があると思うんだ。

 

 

 

 

 

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---この映画や“ロビン・フッド(Robin Hood)”のように“向う見ず”な男性を描いた映画が人気がある理由は何だと思いますか?

弓や刀で遊ぶ事は幼い頃からの“男の子”の夢みたいなもので、勿論僕自身子供の頃は、いつも“棒きれ”を刀代わりにして “カウボーイ”や“インディアン”遊びで“刀遊び”を楽しんでいたのを覚えているし、これは“男の子”の永遠の遊びだと思うんだ。

 

 

---あなたは大げさではなく、身体中の骨を折っている事で有名ですが、今回の映画の撮影中は何か事故が起きたのでしょうか?

確かに、僕がそうした事で有名なのは知っているよ(笑)

 

 

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---特に今回の映画では、何か事故があったりしたのですか?

今回はそうした事は全くなかったね。

 

 

---今はもっと注意深くなっていると言う事ですか?

特に息子が出来てからは確かにそう言う傾向はあると思うよ。でもかなり長い間、事故の経験はしていないし、いずれにしろ父親となった現在は、そろそろそう言った危険なパターンを変える時期だと思っている事は確かだね。

 

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---あなたはバイクで仕事に通っていると聞いていますが、その事についてはどのように考えていますか? 危険だと思いますか?

勿論、まだバイクで仕事通いをしているけれど、でも今までに比べたら実に注意深いライダーになったと思うよ!

 

 

---父親になった後の人生の変化は?

父親になると言う事は全てが光り輝いた新鮮な体験で、自分の人生が根こそぎ変えられたような心境だよ! 彼のような可愛い息子を授かった僕は、何にも増して幸運な男だと思っているんだ!

 

 

 

 

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---今は将に子育ての真最中ですが、十分な睡眠がとれているのでしょうか?

彼はあまり“夜泣き”もしないし、そう言った面ではとても“育てやすい子”だと思うよ。勿論、今までのように十分な睡眠を取る事は出来ないけれど、とにかく夫婦二人で共同作業しながら、何とかうまくやっているよ。

 

 

---それではあなたは“小まめな父親”と言う訳ですね!

勿論! おむつを替えたりして、しっかりと子育てを楽しんでいるよ!

 

 

---多くの夫婦が子供が生まれると夫婦の関係に何らかの変化が生じると言っていますが、あなたの場合は如何ですか?

夫婦間のプライバシーについては、あまり多くを語らない主義だけれど、でも僕達の関係は出産後も今までと変わらず、とてもうまくいっているよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Orlando Bloom1_2.jpg---仕事をしながら“俳優”と“父親業”を両立させているようですが、その秘訣は?

仕事のスケジュールが無い時は、いつもフリンと一緒にいるし、僕が撮影などで遠出をする時はミランダが休暇を取って撮影現場まで着いて来ると言うような形で、出来る限り家族で一緒に暮らすような努力をしているんだ。

 

 

---殆どの俳優は子供が生まれて親になると、子供向けの映画や子供が楽しむ事が出来る映画に出演するような傾向があるようですが、あなたも同じように考えているのでしょうか?

“パイレーツ・オブ・カリビアン”や“ロード・オブ・ザ・リング”をはじめ、今回の“三銃士”と、どの作品をとっても息子はきっと気に入ってくれると思うよ! 彼は、まだ生まれたばかりだからちょっと早すぎると思うけれど、でもあと数年したら是非、子供達皆が楽しめるような作品創りに携わってみたいと思っているよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

Orlando Bloom2.jpg---さて、 “ザ・ホビット”の中では“レゴラス役”は存在しないようですが、あなたは再び“レゴラス役”を演じる事になるのでしょうか?

その通り!

 

 

---ピーター・ジャクソン(Peter Jackson)(“ロード・オブ・ザ・リング”、“ザ・ホビット”の監督)との話し合いの中では、あなたを出演スタッフとして加えると言うような話が出て来ているのでしょうか?

実はそうなんだ! 僕自身その話を聞いた時は“天にも昇る”様な思いがしたね。レゴラスはその当時から、“不死身”の悪役だし、その可能性は十分にあると思うよ。“ザ・ホビット”の中で“レゴラス”の名前は出てこないかも知れないけれど、でも他の役柄を通して“レゴラスの存在”は“ザ・ホビット”の中でも生き続けると思っているんだ。だから今回映画の中で再び“彼の存在”を演じる事が出来るのを心から光栄に思っているよ。とにかく“レゴラス”は、役者として僕が初めて演じた役柄だし、既に僕の血液細胞の中に組み込まれているようなものだからね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Orlando Bloom5.jpg---“レゴラス”を演じたのがあなたの仕事の始まりだと思いますが、現在は少し異なった形で演じているのでしょうか? そして年月が経った今、あなたは“レゴラス”をどのように演じようとしているのか、少しお話して頂けますか?

これは“ロード・オブ・ザ・リング”の前編版でもあるし、その事を考慮に入れた上で、役柄の構築に関して自分のアイディアを活かしながら、多分今までと似通った形で演じるようになると思うよ。確かに最初は、どのように演出しようかと考えた事もあったけれど、
僕はこの役柄に惚れこんでいるし、今はただ自然体で楽しみながら演じてみたいと思っているんだ。

 

 

 

Orlando Bloom5_1.jpg---“ロード・オブ・ザ・リング”、“パイレーツ・オブ・カリビアン”と過去10年の間に最も成功を収めたフランチャイズ作品に出演なさっていますが、特に知名度を得ると言う意味では圧倒的な恩恵を被っているのでは?

勿論さ! 今まではそれ程大した事とは考えていなかったけれど、でも時が経つに連れてこうした作品に参加する事が出来て光栄に思うようになったのは確かだよ! でも僕の場合は、ゆっくりとギアを上げて自分のライフスタイルを守りながら少しずつ地道にキャリアを積んできた事が功を奏したと思っているんだ。勿論、どんなチャンスも逃さないと言う“ハングリー精神”を持って仕事に臨んでいるつもりだけれど、だからと言って同時にいくつもの大作を引き受けて、自分の睡眠時間さえも犠牲にするような事をはしたくないと思っているんだ。

 

 

---ではかつてに比べると現在は賢いスケジュール対策が出来るようになったと言う事ですね?

確かに自分でも色々な面で成長したと思うよ。だって順応に対応する事が出来なければ“心の安らぎ”は手に入らない訳だし、心身の健康を保つ為にもそうした状況は絶対に避けなければといつも自分に言い聞かせているんだ。

 

 

 

 

 

 

Orlando Bloom3.jpg---パパラッチとはいつも対峙する関係にあるようですが、今でもイライラさせられたりする事はありますか?

まあ、一瞬の“通り過ぎる火事”のような物で、仕事契約の一部だと考えるようにしているよ! 勿論、時には神経に突き刺さるような想いをする事もあるけれど、それもこれも自分が十分な睡眠時間が取れていれば、精神的にも余裕が出来て“些細”な事と思って受け流す事が出来るからね。まさに“一に睡眠、二に睡眠”と言った感じで、“睡眠”を十分に取る事は何にも増して大切な事だと思うよ。

 

 

---レッド・カーペットに登場する事はお好きですか?

それが全くと言って良い位、関心がないんだ!

 

 

---ドレスアップする事についても同じですか?

実を言うと僕はそう言った方面の事については“疎い”タイプ! でも仕事の一部として一応“お洒落“には心掛けているつもりだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Orlando Bloom6.jpg---ファッションに関して全く関心がないと言う事ですか?

常に“何かを感じる”様な装いを心掛けているし、“自分らしいファッション”と言う意味ではそれなりに自信を持っているつもりだよ。鏡を通して自分の姿を見て、“ちょっとイケていないかな?”と疑心暗鬼になるような時でも強いて“これで決まり!”と自分に言い聞かせるようにしているんだ。でも、どちらにしてもあまり“ファッション通”でない事だけは確かだね。それに比べてバッキンガム公爵、は断トツのファッショニスタだと思うし、クリエーターとしてファッション界を牛耳るような大物だと思うよ!(笑)

 

 

---お気に入りのデザイナーはどなたですか? そしてどのデザイナーのスーツがご自分に一番似合っていると思いますか?

自分で似合うと思うスーツはいくつかあって、僕自身は特にマルジェラ(Margiela)やディオール(Dior)、コスチューム・ナショナル(CoSTUME NATIONAL)等のブランドが身体にフィットしてお気に入りなんだ。でも僕はどちらかと言うと、目立たない所で“自分らしい個性”のあるファッションを演出するのが好きなタイプなんだ!

 

 

 

 

 

 

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---これから先2ヶ月間の仕事のスケジュールは?

“ザ・ホビット”の撮影でニュージーランドへ飛び、その後は「原題:ザ・マンドレイク・エクスペリメント・イン・ロンドン(The Mandrake Experiment in London)」と言う映画の仕事でイギリスに滞在する予定。その他にも、クライヴ・オーウェン(Clive Owen)と共演の「原題:シティーズ(Cities)」の撮影など、結構忙しいスケジュールが待っているんだ。

 

 

---プライベートな時間は落ち着いて静かな空間を楽しみたいと思っているでしょうが、特にどのような趣味をお持ちですか?

最近テニスの練習を始めた所で、これが結構楽しいんだよ! その他、ジムに通って身体を鍛えたり、マウンテン・バイクをはじめ、水泳やサーフィンが大好きなんだ。一年を通して天候に恵まれるカリフォルニアは、アウトドアースポーツの醍醐味を満喫するには絶好の場所だと思うよ。

 


--- JENNY EWART / CELEBRITEXT









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