今までの人生の経験の中で最も辛い闘いと立ち向かうリンジー・ローハン
内面のデトックスが必要なリンジー
ドラッグ及び、アルコール中毒のリハビリテーションの為に今回で4回目のセンター(住宅のような形式で設置されている施設)に滞在しなければならなくなったリンジー・ローハン(Lindsay Lohan)。
7月14日、ロサンゼルスにあるアルコール中毒患者厚生住宅施設、「ピックフォード・ロフツ(Pickford Lofts)」に入所したリンジー・ローハンは、現在厳しいドラッグ療養生活を経験している。「彼女は今本当にひどい状況で、めまいがする為に殆ど立っていられないような状況にいるような感じのようよ。」と語るリンジーに近い友人。
7月15日、ピックフォード・ロフツで最初の1日を過ごしたリンジーは、情緒不安定で終日泣きはらし、煙草をふかし続けていたと言う。
確かに彼女は自分の身にこのような事態が起きる事など夢にも思っていなかったはずである。数か月前のOK!インタビューの際、リンジーに今後の人生の方針を聞いてみたが、その時リンジー(24歳)は、「本当の事を言ってまだ自分の中で何も定まっていないような状況なの。でもそれもミステリアスでちょっと楽しい事だとは思わない?」と答えてくれた。
最後のチャンス
そのOK!インタビューの際、まさか自分がこの7月半ばに体内デトックスの苦しさと闘わなければならない事などリンジーは全く想像していなかったに違いない。しかし、彼女の新しい弁護士であり、「ピックフォード・ロフツ」の創設者であるロバート・シャピロ(Robert Shapiro)氏は「デトックス療法は、リンジーにとって初期的な処方で、彼女の場合は回復までにかなり長期的な禁酒療法が必要ではないか。」と語っている。
ピックフォード・ロフツ・リハビリテーション・センター(治療施設)には、12の段階の治療法が定められていて、まず第一歩の段階で、アルコール中毒をコントロール(自制)する事が出来ない事を自分自身で認めると言う事から始めなければならない。これは、自分自身が数年に渡ってアルコール中毒問題を抱えている事を否定し続けているリンジーにとっては非常に難しい問題である。
しかし、他の内部のスタッフの話によれば「例えば、アデロールやヴィコディンのような薬(鎮痛薬)の摂取を取りやめ、理にかなった行動を取る為に必要な少量のアンティディプレサント(抗うつ剤)や低いレベルの精神安定剤を摂取して現在の彼女の状態に対応すると言うようなもっと穏やかな治療方法の選択肢がリンジーには沢山あるはずだ。今の彼女にとって何よりも大切な事は、リンジーの現状を本当に理解する事が出来る医者を見つける事だと思う。」と言う事である。
ドラッグを取らなくなると、リンジーは、今度は自分の将来に関して非常に大きな不安を感じるようになってしまうと言う。今月の初め、リンジーに強制的に下されたアルコール中毒更生クラスの出席の義務を果たさなかったと言う規則違反の罪状で、マーシャ・N・レベル(Marsha N. Revel)判事は、彼女をカリフォルニア・リンウッド(Lynwood)施設への勾留判決を下したが、その判決に「リンジーは恐怖を感じ、かなりヒステリックに興奮した状況に陥っている。特に彼女は狭所恐怖症で、その為リンジーの1番の恐れは、狭い部屋で1人きりにならなければならない事だと思う。」と内部のスタッフは語っている。
癒しの時間
しかし少し落ち着いた状態になると、リンジーは通常の平衡感覚を取り戻し、彼女に与えられたドラッグとアルコールデトックス療法の義務に関して、この機会を自分自身の更生のチャンスと考える事が出来るようになっているようだ。
「勿論恐怖心が完全になくなっている訳ではないけれど、リンジーは今回の判決を自分自身の将来の為と受け止め、1人で静かにスケッチをしたり、文章を書いた入りして、肯定的にエネルギーを使うように努力しているようだ。」と言う。
アルコール中毒からの更生への厳しい闘いはリンジーが初めてのケースでは無く、かつてにも「アイアンマン」のロバート・ダウニー・ジュニア(Robert Downey,Jr.)が長く厳しい更生生活かを経験し、その後見事にハリウッドに復活していると言う例もある。
実際、リンジーが芸能界にカムバックする為には、まずは何よりもこのリハビリテーションを完了する事が必要なはずである。今年初めに行われたOK!インタビューの中で、リンジーは、彼女の今後の抱負について次のように語っている。
「オスカーにノミネートされるような映画に出演して、自分自身でチャリティー活動を始めたいと思っているの。今後は、自分自身の快楽を追及するような生活ではなく、世界中で助けを必要としている人達の為に何らかの形で貢献が出来れば幸せだと思っているわ。」