記者会見の数時間前、タイガーはエリンに対し、会見の席上では彼の4月のマスターズ・トーナメント復帰に対してのみ言及し、エリンとの結婚生活に関しては殆ど何も語らない事を約束していた。 「彼女は、タイガーが用意されているスピーチ原稿を読み上げ、2人の関係についてはエリンが認めた2ラインのメッセージを読み上げるだけと言うつもりでいた。」と言うのが内部の事情に詳しい消息筋の話である。 
エリン・ノルデグレン(Elin Nordegren)は、2月19日に行われたタイガー・ウッズ(Tiger Woods)の記者会見で、事前にタイガーと打ち合わせをし、彼が何を語るのかを十分に承知しているはずだった。しかし、彼女の予想とは逆にどうやらタイガーは、又もやエリンとの約束を果たさなかったようである。
原稿を読み上げる代わりにタイガーは、会見の場で涙ながらに謝罪を繰り返し、8回に渡りエリンの名前を呼びながら、リハビリテーションに戻る意思がある事を訴え続けたが、その内容に関してエリンは、タイガーから何一つ事前に知らされていなかった。
最初の45分間のセラピー過程でタイガーは、カウンセリングを受け入れる事を拒否し、セラピーはカップルにとって苦い体験で終わったままになっている。
セラピーは最初の1~2回目のセッションで中断され、不成功に終わっている。それにも関わらず、アメリカ全土に渡って放映される、テレビ会見の席上で、又リハビリ生活に戻る意思がある事を伝えるタイガーの姿を見て、エリンは本当に困惑してしまったようである。エリンは“彼のそうした発言は何よりもまず自身の公共へのイメージを取り戻そうとする意図の下に成されたものであり、2人の結婚生活に対しては何らの配慮も感じられなかった。”と感じているとの事。
「今回の記者会見の状況は、再びタイガーがエリンとの約束を果たさない事となってしまい、エリンは全てのシナリオが“タイガーのイメージ”を中心に考えられた茶番劇のように感じてしまったようである。」と、エリンに近い内部のスタッフは語っている。
タイガーの謝罪記者会見の模様を見ていたボディー・ランゲージ専門家のリリアン・グラス博士(Dr. Lillian Glass)は「彼が心からの謝罪をしているようには見えなかったし、本当に回生しようとしているのかどうかも疑わしい。」と厳しいコメントを出している。記者会見中のタイガーの手に注目し、「胸に当てている彼の手の指が開いているのはタイガーの不誠実さを物語っている。」と語るリリアン・グラス博士。
会見の後、タイガーとエリンは殆ど言葉を交わしていないと言うがタイガーとの諍いを子供前では見せようとしない努力を続けるエリン。
「エリンはタイガーが苦境に陥っている現状の中で今すぐ結婚を解消しようと思っている訳ではないが、これ以上タイガーが彼女との約束を果たさないような事があれば、今度は“本当に”離婚を決意するに違いない。」