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 シャロン・ストーンが語るチャリティー・プロジェクト(12月号特集)

  2009.12.07

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091120-SS-127_1.jpg長年amfAR(米国エイズ研究財団)のサポーターを努め、チャリティー活動に熱心なシャロン・ストーン(Sharon Stone)の来日について、先日、OK!JAPANのNEWSでもお伝えいたしました。

 


今回は、ダミアーニの広告塔でもあるシャロン・ストーン、彼女自らの言葉で語った、感動的なこのダミアーニとのチャリティー・プロジェクトのプレゼンテーションについてご紹介致します。

 

 

 

 

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シャロン・ストーンの登場に絶え間ないフラッシュの中、「どうもありがとう!私は、シャロン・ストーンです。」と日本語での挨拶から始まったシャロン・ストーンのチャリティー・プロジェクトのプレゼンテーション。

 

 


彼女自身の経験や経験を通して辿り着いた結論など熱弁をふるったプレゼンテーションは、1時間にもおよびました。美しいシャロン・ストーンは、とても知的で情熱的な印象を観客に与え、同時に感動と勇気を与えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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シャロン・ストーン)
皆さん、こんにちは。
本日は、このプロジェクトのロウンチをさせて頂き、光栄に思うと同時に感謝致します。
東京という所は、禅のようでもあり、ソウルフルで特別であり、ユニークな場所と思います。この日本のようなプロジェクトをロウンチさせて頂く事が出来て光栄に思います。

 


また、このプロジェクトは、ワールドワイドで「平和」「調和」「エレガンス」そして、「真」がシンボルとなるようなプロジェクトですので、とても誇らしく思います。
1番初めに日本で立ち上げが出来るという事にとても感謝しております。そして、そうさせて頂いたダミアー二社にとても感謝しております。

 

 

 


ウガンダでの記録のビデオが流れると舞台に座っていたシャロン・ストーンは、
自ら進んで舞台の袖から降り、良くビデオが見える観客席へ移動し、空いている席へ座り、真剣にビデオを鑑賞しました。思いがけないシャロンの行動に観客は、彼女の思いの強さと美しさに圧倒されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


シャロン・ストーンが自ら語るスピーチ


 

 

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この素晴らしいビデオは、ウガンダへ訪れた時に撮影したものです。ダミアーニの代表取締役副社長のジョルジョとジャーナリストの方と一緒に撮影しました。

 

 

かなり前からこのプロジェクトの話は始まっておりまして、過去15年から私は、アメリカのエイズ研究財団のグローバル・アンバサダーという役目を果たして参りました。ご存じのようにこの過去15年の間にエイズに関する環境が激しく変わりました。

 

 

 


今、私の母も言うのですが、職場にしろ、家族にしろ、なんらかの形で誰もがエイズに関係しています。

 

 

 

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現在エイズに罹患している数は、3300万人。そして、1分に1人の子供の命が奪われている状態ですが、私たちから2億2900万円の寄付金を科学者にエイズのワクチンを開発する為に寄付する事が出来ました。

 


このコメントに場内から拍手が起こりました。

 


Africa images by Justin Arana4.jpg最近、ネビラピンという新しい薬が開発されました。この薬の素晴らしい所は、エイズの感染を阻止出来る事です。罹患した妊婦の患者さんに罹らなくすることによって、生まれてくる赤ちゃんへの感染を防ぐ事が出来ます。
そして、私がアンバサダーとして活動を始めてから、国のエイズに対する見方が変わりました。
始めは、エイズは存在しないとしていたアフリカの各国の政府が、最近では、確かに存在し、薬剤が必要であると認識を変えた大臣が現われてきました。さらに、妊婦の人は、必ずこのネビラピンを服用しなくては、いけないという事を法律で定めた国もでてきました。それによって3300万人の命を救う事が出来ます。
 

 

 

 

 

 

Africa images by Justin Arana5.jpgかし、健康な状態で赤ちゃんが生まれるのですが、母乳によってエイズに感染してしまう、という問題が発生してしまいました。この問題をクリアする為に粉ミルクを飲ませなくてはなりませんが、粉ミルクを作る際に水が必要となります。しかし、それは、現地の現状にとって、とても困難な事です。母親たちは、その場所のあるチョコレート色となっているドブ水や泥水を使用しなくてはなりませんでした。その水には、沢山のバイ菌や細菌やコレラ菌に汚染されているので、その水を使って作る粉ミルクを飲む赤ちゃんの余命が9か月となっています。

 

 

 

 

 

 


Africa images by Justin Arana1.jpg母親は、2つの選択しかありません。母乳を与えて、エイズに感染してしまい命を落とす、または、健康だけれども粉ミルクに混ぜる汚染された水で病気に罹ってしまい、命を落とす。

 

 

 


091120-SS-494_1.jpg私は、長年エイズの活動を通じて、「これでは、良くない!」という結論に至りました。
平和」とは、大臣や平和活動家のものではなく、みなさんの1人1人の行動の中、個人の行動の中にあるものと考えます。小さな善の行動が集まれば大きな平和に繋がると思います。そして、個人の目的、動機、感性が異なっている事が混ざりあってより良い「平和」となると思います。
個人の積極的な行動の中に「平和」があると思います。もちろん、私自身の成長や知識の為でもありましたが、私たちの行動は、エイズの活動だけでなく、「世界平和」につながると思います。

 

 

 

 

新しい薬剤は、母親の命を救う事が出来ます。同時にマイクロ・ローンというものがあり、1日中働かなくても牛を買う事が出来たり、子供が学校に通う事が出来て教育を受けることが出来たり、その帰りに綺麗な水を貰ってくる事が出来るなど、母親が1日中働かなくてよいと環境が生まれます。また、地域の産業が活性化されます。

 


「平和」とは、1人1人の行動の中にある。という事を伝えたいのです。

 

 

 

 

 

Africa images by Justin Arana6.jpg私たちのこのジュエリーコレクションで考えた事は、みなさんが美しいと思う物を作ってその結果、社会貢献しようという事でした。ウガンダの人々の暮らしは、みなさんには、想像出来ないと思います。
とても小さな子がさらに小さな子の面倒を見ている光景をたくさん見ましたし、4歳の子に水のペットボトルを渡しましたが、綺麗な水を見たことがないので、それが何なのか分からないという状況でした。私に学校の先生は、「子供たちと一緒に耐える事しか出来ない」と言いました。

 

 

 


んな環境下ですが、子供たちは、いつも笑顔でHAPPYで親切で感謝しています。私は、これぐらいの無欲で純粋な気持ちを経験した事がありませんでした。

 

 

 

 

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ダミアーニ社のグィド、シルヴィア、ジョルジョにこの2年間の研究の間で解った事を伝え、賛同を得る事が出来ました。私が広告塔になる事を含めて、ダイヤモンド産業は、アフリカの最大の産業という事でしたので、このプロジェクトを承諾する事ができ、収益の一部を井戸の建設にあてたり、必要な国に寄付するという事に合意して貰う事が出来ました。この私の小さなビジョンがここまで来るのに4年の歳月がかかりました。

 

 

 

 

 

 

091120-SS-744_1.jpg実際にデザインにも私が参加し、男性の為のエンゲージ・リングを作りました。男性も愛を与えられる権利は、あります。女性から男性へ送る為のものです。
また、エタニティー・リングは、記念日やお友達に送るのも良いリングです。私は、自分の父親へ送りたいリングです。そして、タキシードのスタッド(日本未入荷)、カフス(日本未入荷)、ネックレス、ブレスレットなども同じラインであります。レディースラインは、来年の2月の予定です。

 

 

この「Maji」とは、スワヒリ語で「」を意味するコレクションです。
このコレクションは、「ラフ・ダイヤモンド」を使用しています。地中から取り出されたカットもポリッシュもされていない、自然のままを生かしております。人間と同じように完全でなくて良い、私も愛する人に完全性を求めません。欠点も含めて愛しているわけです。

 

 

 

 

 

 

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皆様に私たちの行動をサポートして欲しいと思いますが、他のこのような行動をサポートされる時に是非、私たちの行動を思い出して欲しいと思います。よい見本になるように「平和」と「アクション」のシンボルになるように私たちは、考えております。

 

 

 


プレゼンテーションを終えると大きな拍手が会場を包みました。
この後、観客からの質問にシャロン・ストーン真剣に答えてくれました。

 

 

 

 

 


091120-SS-521_TOP_sample.jpg---感動のお話でした。初めてアフリカに行ったきっかけは、何でしょうか?
1984年に初めて訪れました。そこで1年半過ごしました。当時は、アパルトヘイトの時代でした。アメリカのエイズ研究財団の活動は、私の手を離れ、自力で活動出来る所まできましたので、今、私は、アフリカに対する活動が必要だと感じています。

 

 

 

 

 

 

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---アフリカの人に水を供給する手段は、井戸を掘る以外に何かありますか?
また、アフリカでは、どの位の水が不足しているのでしょうか?

今、ウガンダを始め、多くの国がすぐにでも水を必要としている、非常に惨憺たる状態です。井戸を掘り始めてもいつ終わるのか? わからない状態ですし、この問題は、グローバルな問題だと思います。豊かな国では、蛇口からの水を飲まず、ペットボトルの水を飲む状態ですので、この問題を他人事のように思ってしまうかもしれませんが、実は、この点が問題なのです。
これから先に、私たちにとっても大きく関わっている問題ですので、問題解決方法としては、後進国でのこの問題を解決する事が重要と思います。
また、井戸を掘る事は、第一歩だと思っています。地下に水がある状態ですので、それから発展していければと思います。

 

 

 

 

 

 

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---今回のプロジェクトのジュエリーを拝見し、とても力強い印象を持ちました。今回のこのジュエリーのデザインについて、どのようなメッセージがありますか?

このデザインは、ダミアーニファミリーとスタートさせた時から私が描いていたものです。
ゴールドを高温で燃やして、男性らしさが出るように制作しました。
キラキラ輝くイメージではなく、地球から今出てきたようなイメージがでるように、また動きが出るようにデザインし、着古したジーンズの様な着心地よく、どんな男性でも身に付けやすく、私の父のようなたくましい理想のタイプの男性を意識しました。価格を抑えて購入しやすく出来るようにシルバーのラインも制作しました。

 

 

 

 

 

 

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最後にシャロン・ストーンは、日本での思い出について語りました。


日本には、何度も来ました。長い間、私と一緒にいてくれてありがとうございます!
31年前に初めて来日した時は、ペンシルバニアの小さな町で生まれ育ったので、こんなに違う場所があるのか! と驚きました。小さい時は、とてもシャイで、少し外国嫌いな私でしたが、このような活動を通して、国と国との関係性や平和について学び、心が広くなりました。その結果、ここに来る事が出来て嬉しく思います。日本の文化は、とても親切で私にとって、癒しの旅ともなりました。この事は、私を成長させてくれました。とても感謝しております。今後も友情を育めればと思います。ありがとうございました!!

 

 

 

 

 

 


“マジ(MAJI)”コレクション


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1.リング シルバーXラフダイヤモンド ¥147.000
2.リング シルバーXラフダイヤモンド ¥241.500
3.リング ブラウンゴールド×ラフダイヤモンド ¥682,500
4. ネックレス ブラウンゴールドXラフダイヤモンド ¥262,500

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 









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