アメリカ全土に渡って放映されている、人気テレビ番組、「トワイライト」の最初の掟は、「出演者達の撮影以外での色恋沙汰はご法度」と言うこと!しかしどうやら最近起きた出来事が、今ハリウッドで一番注目を浴びている特別番組に、個人的と言うよりは、むしろ人事面での問題が問われる側面が余儀なくされるようなのだ。
「トワイライト」と「ニュームーン」で不吉なヴァンパイア「ビクトリア」役を演じている、赤毛のモントリオール出身女優レイチェル・ルフェーブル(Rachelle Lefevre - 30)が人気絶頂の番組を降板し、同じように美しい赤毛女優ブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard - 28)がその代役として番組に登場するという、つい最近なされたこの発表が現在周囲を騒がせている。ちなみにブライスは、スパイダーマン3や、ターミネーター・サルべーションなどに出演しており、オスカー受賞監督「ロン・ハワード」の娘でもある。
この降板劇に関する公式の発表は、ダスティン・ホフマンやポール・ジアマッティとの共演ドラマ、「バーニーズ・ヴァージョン」との撮影スケジュール調整が難しい為と言う事になっているのだが...
「バーニーズ・ヴァージョン」の撮影はローマで8月17日から始まる予定だが、ステファニー・マイアーの第3話「エクリプス」の撮影もちょうど時を同じくして開始するという。
しかしレイチェルは今回の降板劇に関し「撮影首脳陣が下した代役決定には、非常に驚いているわ。エクリプスの撮影期間が3か月もあるのに対してバーニーズ・ヴァージョンの撮影で私が必要なのはたったの10日間だけなのよ」と語り、現在フィルム会社に対して訴訟を起こしている。
レイチェルは彼女が演じた「ビクトリア」に関して、「私が心から愛して止まなかった役柄」と語り、更に「トワイライト・シリーズ」の熱烈なファンに対し、その支援と忠誠に心から感謝していると付け加えた。
レイチェルの辛辣な発言に対し、番組首脳陣は次のように反論している。
「レイチェルは、他の番組(バーニーズ・ヴァージョン)の撮影参加が可能かどうかを決めなければならない最後の日程、7月20日まで我々に対しての返事を保留していた。しかしそれでは、重要な場面のリハーサルの時期を逃してしまうだけでは無く、最初の部分で撮影しなければならない大切な場面の制作が難しくなったしまう恐れがあった。」
その一方、他の出演者達も怒りと驚きを隠しきれない様子。番組の中でアリス・カレンを演じているアシュリー・グリーンは、「私もレイチェル同様、本当にショックで驚いているのよ。彼女が降板するなんて、きっと番組にとっては大きな損失だと思うわ。」とOK!に伝えてくれた。更に番組の中でベラの親友アンジェラ・ウェーバー役を演じているクリスチャン・セラトスは「このような状況の下でも、私はブライスとの共演を楽しみにしているし、今から番組の撮影開始を心待ちにしているわ」と伝えている。
しかしながら、「トワイライト」のファン達はそれほど公平で寛大ではないらしい。彼らはただ単に、楽しみにしている番組が平穏無事に放映される事を願っているだけのようである。
既にネット上では「レイチェルを番組に戻して!」と嘆願する声が行き交っているようで、暫くの間その流れは続きそうだが、果たしてブライスはそうしたファンの厳しい声をくつがえす事が出来るのだろうか?