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 人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」危うし!

  2009.07.01

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どうやら毎週アメリカン・アイドルで生き残ろうとしているのは出場者だけではないらしい。サイモン・コーウェル (49 - Simon Cowell)とランディ・ジャクソン (52 - Randy Jackson)の隣に陣取っているポーラ・アブドゥル (46 - Paula Abdul)とカーラ・ディオガルディ(38 - Kara DioGuardi)は共に審査員としての席を失うかも知れない危険にさらされている。そして出場者達の間でもその緊張感は耐えられないものになりつつある。

09796214_210.jpg「4人目の審査員を加えると言うプランは、1月13日からのカーラの参加以来、どうやら予想に反して不利な結果をもたらしたようだ。」とアメリカン・アイドル番組担当者は口にする。現在、番組プロデューサー達は、審査員を元の3人の形に戻すべきか、カーラを落とすべきかの厳しい選択を迫られている。サイモン、ランディ、ポーラは既に自分たちの考えを決めているらしい。
先日のビデオ収録の際、その前の週にカーラがコメントしたメゲン・ジョイ(Megan Joy)の批評について、観客からブーイングが出た際にもカーラに対する3人の態度には非常に冷たいものがあった。「休憩の際にも、サイモン、ランディ、ポーラはカーラだけを席に残して観客と話をしに行ったり、何か食べに行ったりと席をはずした。」とその場に居合わせた人は話している。
「どうやらカーラが脱落者になるようだ。4人目の審査員達を選ぶオーディションの時からすでにカーラと他の共演者達の間にはかなりの距離感があったし。審査の過程でサイモン、ランディ、ポーラの3人はいつも前のシーズンと比較して批評を繰り返したけど、カーラにはそれが何だか分からず、常にのけ者扱いだった。そして彼ら3人は、カーラに向かって"その場にいなければ分からないよ"と言っていたらしい。誰もが知っているように、カーラは新米で、どうやら他の3人とは相性が合わないみたい。」

当然のことながら、カーラの審査員としての最初の意気込みは、失望に終わってしまったらしい。 「アメリカン・アイドルから審査員のオファーがあった時、まるで宝くじにでも当たったような幸運な思いだったわ。でも今実際に中に入って審査員として仕事をしてみると、何てつまらない、これが今私に起きている事なの?と思ってしまうの。」とカーラはOK!に語っている。


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     結局、3人の審査員に戻る…?

「多分今の状態は長続きしないと思うし、3人の審査員構成に戻るのは必至の事だと思うよ。4人の審査員にすると言う意見に数人は賛成したけれど、殆どは反対だったんだ。結局の所、その目的はどうやら、ポーラがショーの審査員を辞める事が出来るようにというのが本当の目的のようなんだ。カーラの参加はポーラが番組を去る為のアメリカン・アイドル流の準備のひとつだったようだよ。」とは、内部の話。
ポーラは、新たに他のTV番組企画と、彼女がデザイナーとして売り出している“Forever  Your Girl jewelry”にフォーカスを当てて仕事をしたいと言っていて、番組プロデューサーは、できるだけ視聴者に対してギクシャクしない形でその交代を試みようとしていたけれど、その為のきちんとした連絡経路を考えていなかったんだ。」
ポーラがそのまま審査員として番組に留まると決めた後、今度はその矛先がカーラに向き、挙句の果てにはオーディエンスにもポーラを指示する人達が沢山いたと言うのが、どうやら真相のよう。それと同時に今度は、ポーラが何としてでも番組に残って次の契約にサインをしようと必死になってはたらきかけた、とポーラの友人は語る。ポーラはサイモンが番組に関係している限り残りたいと思っているし、カーラも同様に必死である。
カーラはポーラを追い出したいと思っている。でも意外にもポーラが喜んで番組を去る日が来るかも知れない。現在イギリスで放送中の、“X Factor”と“Britain’s Got Talent”に出演中のサイモンは、イギリスの新聞に「殆どの人達は一年に一つと言うペースで番組に出演していると思うけれど、今の僕は3つの番組に関わっていて、それに伴って移動も多くなる。僕にとってイギリスで関わっている二つの番組、”X Factor”と“Britain’s Got Talent”を辞める事は考えられない。でもアメリカン・アイドルに関しては、そろそろ退け時かも知れないと思っている。番組との契約もちょうどあと一年を残すだけだし。」と語っている。


FRENEMIES?     仲間か?敵か?

10年近くも友情を分かち合っていた2人の女性審査員が今では騒ぎを増す存在となっている。「カーラは勇敢に私の方へ歩み寄ってきたのよ。」とポーラはニューヨークの路上での二人の最初のめぐり合いのシーンを語ってくれた。それから何週間か、カーラと交流を重ねた後に、ポーラはカーラをLAに招待した。「私は、殆ど見ず知らずの彼女を家に招き入れて、その後、2人は最高のルームメイトになったと言うワケなの。その頃はどこに行くにも彼女を一緒に連れ回ったものよ。そして彼女は最も成功したシンガーソングライターになったわ。」とポーラは伝えてくれた。

しかしポーラは、1月の会議の際、「私とカーラは永年の知り合いで、とても仲の良い友達同士なの。でも、以前にもセレブリティー審査員を入れて4人で審査をした事があったけれど、結局はうまくいかなかったのよね。」と言うコメントを出して、周囲の皆をびっくりさせたりしている。それに対してカーラは「勿論、ポーラの言い分にも一理あると思うわ。でも私はポーラのコメントに失望しているし、何よりも、何故その事を直接私に面と向かって言ってくれなかったのかと思っている。」とOK!に話してくれた。ランディ曰く、その後間もなくこのいさかいは、「男対女」から「女性同士」の闘いに変わって行ったとか。
こうした女性2人の火花を散らすような関係は、ポーラとサイモンとの激しくやりとりする関係にも逆に相互作用をもたらしている。
しかしポーラとカーラの問題となると事はガラッと変わってくる。例えば二人の間の、「何を着ているか、どんな髪型をしているか」などのコメントにしても、それがサイモンから来るコメントの場合とは非常に異り、お互いのテイストを中傷し合うようになってしまう。」と内部のスタッフは語っている。そしてどうやら、それがポーラのプランなのかも知れない。「毎年必ず何件かのスキャンダルが起きているような気がするわ。でも皆は私がこの番組に参加している事を幸運に思ってくれなければ。だってアメリカン・アイドルが番組としてまだ認知度が低い頃でも視聴者はポーラ・アブドゥルを話題にしていたのだから。」とポーラは語っている。

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