OK! JAPAN 最後のExclusive
セレブ達の信じられない結婚契約 OKそれともNot OK?
条件付き結婚生活は賢いやり方?
「愛し、敬い、従いそして結婚している間に・・・5kg以上太らないことを誓います・・・。」なんて誓いは誰も想像しませんが、ハリウッドの多くのセレブ・カップルの間では、この誓いこそ“愛の契約”と呼ばれる現実の始まりで、式の中でも重要な部分。
報道によれば、フェイスブック(Facebook)の共同創設者である、マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)の妻であるプリシラ・チャン(Priscilla Chan)は、仕事に夢中なマークと週に1度は、夜にデートをするとの契約を交わしている。
さらにトム・クルーズ(Tom Cruise)は、伝えられるところによると、ケイティ・ホームズ(Katie Holmes)と5年間の結婚契約を結んだとされていて、一緒に生活をすることで、毎年US$3Million(約3億円)がケイティに与えられたとか。
一方、ビヨンセ(Beyonce)は、夫のジェイ・Z(Jay- Z)に、万が一離婚となった時には、育児期間中に働くことが出来なかった分を請求することになっており、プライベート・ジェットや高級車を使用する権利も 得る事になっている。その他にも、US$10Million (約10億円)のアパートメントの支払いや、結婚中は、毎年US$1Million(約1億円)を受け取ることになっている。
ジェシカ・ビール(Jessica Biel)も例外ではなく、愛するジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)と万が一離婚となった時には、US$500,000(約5000万円)を要求することに。
愛の誓いを交わすまえに、結婚生活に何を期待するのかを合法に議論するのは彼らだけではない。いわゆる“結婚生活における条項”は、普通秘密にされることが 多いものの、夜の生活から、体重の増減、ドラッグ使用の罰まで、専門家が結婚前契約のトレンドを明かすなどロマンティックさは一体どこへ!?
「条件つきの結婚は人気が上昇している。」と話すのは、ニューヨークを拠点に活動し、クリスティ・ブリンクリー(Christie Brinkley)などの著名人をクライアントに持つロバート・ワラック(Robert Wallack)弁護士。
「かつては、病める時も健やかなる時もという感じではありましたが、今では、2人でどのような結婚生活を送るのかを明示したがります。」と語っている。
仮に自分には関係のない話だと感じていても、ロマンスを台無しにするのは些細な出来事など、早い段階で話し合いで解決するのもありかも!?
ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)とキース・アーバン(Keith Urban)も良い例で、キースがリハビリを行っている間には4ヶ月間しか結婚をしていなかった2人。万が一離婚となった場合には、キースは1年間の結婚 生活に対してUS$640,000(約6400万円)を手にすることになっているものの、キースがドラッグに再び手を出した場合には、契約は無効になる。
本当に素敵なキースだけに、ニコールしかキースの目に入らない理由は、お金ではなくニコールを愛しているからこそ。
「ニ コールのような人と出会えたのは感慨深い。それまでは自分のしていることが本当に分からなかった。でも今ではきちんと理解できるし、全て納得できるんだ。 行動の中にそういう愛を感じるのはとても感動的だし、非常にインスパイアを受ける部分でもあり、良い男になりたいって思うのさ。」とコメントしている。
ニューヨークの弁護士と愛の契約のスペシャリストであるアン・マーガレット・カロッツ(Ann-Margaret Carrozza)は、浮気はしばしば起きる問題であることに加え、結婚前に不測の事態が起きた時のことについて話をしておくことは効果的だと話す。
「万が一のことを彼らが考えることになるので、私は推奨しています。ゴールについて話し合うのにも有効ですし、一緒に居ようとするようになります。」
キャサリン・ゼタ・ジョーンズ(Catherine Zeta Jones)もあの正直なマイケル・ダグラス(Michael Douglas)から毎年US$2.8Million(約2億8000万円)を受け取ることになっており、さらにマイケルが浮気をした場合には、ボーナスでUS$5Million(約5億円)を受け取ることになっている。
デニス・リチャーズ(Denise Richards)とプレイボーイとして知られるチャーリー・シーン(Charlie Sheen)の間には、同じように浮気問題でUS$4Million(約4億円)の支払い義務が生じている。
ジェシカ・シンプソン(Jessica Simpson)は、フィアンセのエリック・ジョンソン(Eric Johnson)と未だ結婚はしていないものの、エリックの元妻の叔母であるケリー(Keri)が“彼が欲しいのは名声だけ。”と、ジェス(Jess (ジェシカの愛称))を使ったと訴えたことで、情報によれば、ジェシカは忠誠に関する条項を主張しているとのこと。
「ジェシカが最も恐れているのは、エリックが離れていくことで、結婚前の取り決めで、具体的な条件を設けようとしている。もしも事が上手く進まなかった場合に、 エリックとフェアになるようになっていて、エリックが浮気をした場合には、彼が得るものは何もない。」と内部関係者は語っている。
ただし、欲望と危険状態が一緒になるのは厄介で、裁判所で大抵の条件が無効となった時には、どれだけ抑止出来たかが支払いに大いに関係することに?
ロバート・ワラック弁護士は、恐怖は時にもっと心理的なものであって、浮気をした人が自分の分別のない行動に対しての支払いについて、要求を聞いてもらえないわけではないと話す。
「私は、不倫について触れられた結婚前の取り決めに関わりましたが、もしも夫が浮気をしたら、妻は彼が米国国内に持つ全ての不動産を手にするというものでした。」 浮気をされた妻は、US$20 Million(約20億円)相当の財産を得たとのこと!
このトレンドは、ハリ ウッドだけには留まらず、あらゆる所で行われていると話す。ある夫は、妻の体重が1パウンド(約453g)増えるごとにUS$500(約5万円)の罰金を 課したり、子供が教育を受ける場所に関しての条件についてや、義理の両親の所でどのくらいの時間を過ごすのか、さらには、どちらがエクササイズ用品を買う のかといったことまで!
また、契約は配偶者とだけではなく、同棲中のカップルまで契約を交わすとのこと。ただし、決してロマンティックとはいえない誓いを交わすのにもお金はかかることを忘れずに。
「結婚もする前から、離婚について話し合うというのはとても憂鬱だし、良い結婚生活に貢献するとは言えない。厄介な文書です。」とエレノア・オルター(Eleanor Alter)弁護士は話す。
そして、そのことを誰よりも理解しているのは、これまでの3人の妻全員と、結婚前の取り決めを交わしたドナルド・トランプ(Donald Trump)。
「大変だし、苦痛だし、厄介だ。楽しいことなんて、何もないさ。それだけは信じてくれ。ただし、“ダーリン、君は素晴らしい人だし、君の事を本当に気にかけて いるけれど、もしも上手く行かなかった時にはこれが君が手にするものだよ”と言わなければならない時が来るのさ。」とコメントしている。