ライアン・ゴズリング
“僕は魅力的じゃない”
ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)は、その魅力とカリスマ性で、2004年のヒット映画「きみに読む物語(原題:The Notebook)」で主演を務めたと思っている人は少なくないだろう。ところが、主役に抜擢された理由は全く違うと話す現在32歳のライアン。
「監督は僕にこう言ったんだ。なんで君にこの役を演じさせたいかわかるか。他のみんなみたいにハンサムじゃないからだよ。変わり者だし、一度会ったからって女の子に家を建ててしまいそうだしね。」
ライアンが自分の魅力について、からかわれることは初めてではないようで「そういうのは好きじゃないな。自分で語るのと同じようにね。」
もちろん、周りの意見は違っているようで、2011年には、大勢のファンがインターネット・キャンペーンを開催してまで、“最もセクシーな男性”の栄冠を与えようとしていた。しかし、ライアンは、そのタイトルに、自分はふさわしくないと感じていたようで、惜しくもブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)にその座を譲ったことについては、ホッとしたという。
「僕のことをほんとにセクシーだって思ってくれる人がいるっていうのはわかったよ。でも、それは違うんだ。」と謙虚に語っていた。
ライアン自身も、引き締まった腹筋だけは自慢だと認めているけれど、自慢の腹筋でさえ映画のときは、より魅力的に見せるために映像加工されてしまうと嘆くライアン。「修正されてしまうんだ! 唯一の自慢なのに。結局、映画は人に幻想を抱かせているよね。」