コメディーの天才と結婚した
アイラ・フィッシャー
「サシャといるのはとても恥ずかしいの。」
コメディアンとの結婚がどういうものか考えたことは?
図らずもコメディアンのサシャ・バロン・コーエン(Sacha Baron Cohen)の妻となったオーストラリア人女優で、二児の母のアイラ・フィッシャー(Isla Fisher)は、「いつも良いことばかりではないわ。多くの人が集まる場では、どれほど恥ずかしい思いをするかあなたにはわからないでしょう。」と語る。
“ボラット(Borat)”、“アリ・G(Ali G)”、“ブルーノ(Bruno) ”、“ディクテーター(The Dictator) ”などの様々なキャラクターで人気を得たサシャは、ハリウッド・スターの一員となった。しかし、だからといって彼がハリウッド・スター達の事を知っているというわけではない。
「彼は、ダイアン・キートン(Diane Keaton)をアネット・ベニング(Annette Bening)と勘違いして、彼女に“映画「キッズ・オールライト(原題:The Kids Are All Right)」ではあなたがアカデミー賞を受賞すべきだった。”と言ったこともあるの。」とアイラは語る。
写真上:現地時間2012年5月10日、映画「ディクテーター 身元不明でニューヨーク(原題:The Dictator)」のアラジーン将軍役に扮して、ロンドン・プレミアに登場したサシャ。
しかし、最大の失態は、ジャック・ブラック(Jack Black)の映画の上映の時に起きたというアイラ。ジャックの簡単なスピーチに続いて、あるグラマラスな女性がかなり長いスピーチを行った後、サシャはジャックに「あの大きな胸の女性を黙らせて、もっと自分のことについて話すべきだよ。」と発言。ジャックは歯ぎしりしながら、「彼女は、僕の母なんだよ。」と返したそう。
現在36歳のアイラは、彼の想像を超える行動についてさらに明かした。「サシャは、自分の演じる役になりきってしまうの・・・。私は、自転車のハンドルみたいな髭を生やしたボラットとか、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)の映画の真似をするブルーノ、それに人を指差して非難するディクテーターに我慢し続けてるの。」と語った。
しかし、どんなに良くない雰囲気の時であっても、イギリス生まれの41歳の彼は、私を笑わせてくれるとアイラは話す。
「“不思議の国のガーディアン(原題:Rise of the Guardians)”のために四六時中働いていた時は落ち込んでいて、寂しかったの。でもコメディータッチに歯の妖精を演じるためには明るくいなくてはいけなくて。そうしたらその時突然、サシャが大失敗したときのことを思い出して、笑っちゃったわ。でも、それがまさに役作りに必要なことだったのよ。」とアイラは語った。