ロイヤル・ファミリー秘話
祖母が僕達のしている事を誇りに思ってくれれば
これ以上の栄誉はないと思っています。
エリザベス女王(Queen Elizabeth)即位60周年を記念して、ジャマイカを訪問したプリンス・ハリー(Prince Harry)!
そして、初めての単独訪問に際し、“心を揺り動かされた思い出”、“女王陛下のジョーク”、“自身のシューズの好み”などについて胸の内を明かす、ハリー王子!
---歴訪以来、女王陛下とお話をなさる機会がございましたか?
旅行中に話をする機会はありませんでしたが、ツアーに出かける前に30分程の会話をして「初めの単独訪問を楽しんで来るように、そして任務をしっかりと果たすように!」と言ういつもの祖母らしい励ましの言葉を頂きました!
---今回の歴訪で一番印象に残った事は何ですか?
とても疲れましたが、訪問した各地から素晴らしい歓迎を受け、とても感動的で印象に残る旅だったと言えます。特に女王陛下に対する各国民の皆さまの心温まる想いには、孫と言う立場から個人的にも本当に有り難く、素晴らしい事だと思いました。遠く何千キロも離れた女王陛下の即位60周年を祝ってくれた各歴訪国の国民の皆さまに心より感謝の意をお伝えしたいと思います。
---ジャマイカの首相を抱きしめていらしたようですが・・・。
私が抱きしめたのではなく、首相が私を抱きしめたと言った方が正しいと思います。どうやら首相にとっては、抱きしめて歓迎するのが恒例な事のようで、私の父(プリンス・チャールズ(Prince Charles))に対しても同様の歓迎をしたそうです。首相とはとても楽しく且つ有意義なお話をさせて頂き、ジャマイカをはじめ他の3ヶ国の訪問先でも大歓迎を受けた事はとても喜ばしい事だと思って言います。
---お兄様からはちょっとからかわれたりしたと伺っていますが、プリンス・ウィリアム(Prince William)と連絡を取り合って何か兄からの適切なアドバイスを受けたりしたのですか?
勿論兄はいつも私の側にいて賢明な忠告をしてくれる素晴らしい存在です。しかし兄も私も二人揃って英国軍人としての任務を果たすのに忙しく、お互いのやる事に干渉しあっている時間はありません。でも今回各歴訪地の皆様方が“エリザベス女王即位60周年を記念”と言う特別な機会を快く祝って下さった事に対して私達兄弟二人が揃って皆様に感謝していると言う事だけは言えると思います。
---これから先はロイヤルファミリーの一員として各地を歴訪する機会を増やして行こうとお考えですか、それともご自身が所属するミリタリーの義務を優先して行くおつもりですか?
今後のロイヤルファミリーとしての任務に関しては、まだはっきりとお応えする事は出来まんが、自分に課せられた任務はしっかりと遂行して行こうと思っています。ロイヤルファミリーと言う立場の下、我が国及び世界に対して出来るだけの貢献をして行く事が出来ればこれ以上に喜ばしい事はありません。勿論、女王陛下が私を必要としているのであれば、万難を排して祖母のサポートをするつもりですが、その一方で軍人としての任務を果たさなければならないのも事実です。今回の歴訪に関しては“即位60周年”と言う記念すべき祝賀行事でしたし、家族を優先したいと言う想いから女王陛下からの申し出を快く受ける事に致しました。
---今回の歴訪では各地でとてもユーモアに満ちたスピーチをなさっていますが、王子のユーモアは女王譲りのものでしょうか?
勿論祖母は、とてもユーモアに溢れていますが、でもそれは多分祖父からの影響が強いものと思われます。祖父と祖母の2人の日常会話を聴いていると、いつもユーモアたっぷりで本当に面白いですし、それは家族全員に言える事です。でも個人的には私の方が祖母よりユーモアのセンスに溢れていると考えたのですが! いすれにしても祖母が私達の行動を誇りに思ってくれる事を願っています。
---今回のツアーは特に“スポーツ”に注目を置いたものと感じましたが、それは当然今年の夏開催予定の“ロンドン・オリンピック”を意識しての事なのでしょうね?
ジャマイカのような熱い気候の中でのスポーツは大変だとは思いますが、私はスポーツが大好きですし、私自身を含めて兄のウィリアム王子や義姉のキャサリン妃(ケンブリッジ公爵夫人キャサリン(Catherine, Duchess of Cambridge))と3人揃ってオリンピックの成功の為に出来るだけの貢献をしたいと思っています。そして、今回歴訪した各地に再び訪れる機会があればと願っています。
---今回のツアーでは、数多くの素晴らしいシューズを披露していらっしゃいましたが、もしかすると何か“スタイル・アンバサダー”になられるような可能性があるのでしょうか?
この事に関しては“もしかしたら義姉のキャサリン妃に何かアドバイスをもらったのですか?”と質問されるかと思っていましたが、実は義姉からはまだ的確な忠告をもらっていません。最初は、ブルー・シューズを持って行こうかどうか迷いましたが、ジャマイカの美しい海と空にちなんでブルー・シューズが一番相応しいと言う想いから、そして何にも増して今回の訪問ではボブ・マーリー(Bob Marley)の未亡人であるミタ・マーリー(Mita Marley)とお会いする機会があると聞いて、お洒落なブルー・シューズを履こうと決めました。