テリー・シーモア(Terri Seymour)がインタビュー★
ジェフ・ブリッジスが幸せな理由
今回私は、エクストラ(Extra)の特派員としてロサンゼルスのSLSホテルで映画「トロン:レガシー(Tron:Legacy)」に出演しているジェフ・ブリッジス(Jeff Bridges)とインタビューの機会を得た。物静かでゆったりとした男性と言う印象は、いつどこで会っても変わらない。
「今日のテクノロジーは、1982年に制作された映画「トロン(Tron)」の原作をまるで白黒テレビを観ているような旧く懐かしい感覚にしてしまう。」と語るジェフ。ちなみに、その当時の作品にも彼は出演している。「最初の映画を制作している頃は、自分達の電話を撮影現場まで持ち込んでいたのを覚えているよ。当時はまだ携帯電話は無くて、確か普通の電話機をスーツケースに入れて持ち運んだりしていたよ。勿論、インターネットなども無かった時代で、今とは全く違う世界だったような気がする。」と1982年当時の撮影模様を懐かしく思い出しながら語るジェフ!
私達は、新しい映画のコスチュームについても語り合ったが、「トロンの原作の中で着ていたコスチュームと言うと何故か、ダンスベルトの事を思い出してしまうんだ。一体女性達がどのようにして“G-ストリングス(G-Strings)”の下着を身に着ける事が出来るのか今でも理解に苦しむね。だってあんなに着心地の悪いものは無いからね。」と語るジェフ。
又、「新しい世代の若者達が「トロン」を観てファンに成る事を喜ばしい事だと思っているのか?」と言う私の質問に対して、ジェフは「勿論さ。そして昔のトロンファンの人達にも新作のトロンを観て楽しんで欲しいと思っているんだ。多分新作映画を観ると自分達の子供の頃を懐かしく感じる事が出来るのではないかな?」と答えてくれた。
この後ジェフは、コーエン兄弟(The Coen Brothers)監督による西部劇「原題:トゥルー・ギフト(True Gift)」に出演する予定だが、その他にもCD制作や「No Kid Hungry Campaign」の広告塔としての活動にも携わり、忙しい日々を送っている。
私が「大衆の大きな要求に対してどのように感じているのか?」と聞いてみると、彼は、「映画「クレイジー・ハート(Crazy Heart)」の成功は、いつかは夢が実現すると言う事を広く世界に証明したと言う点に於いて非常に大きな貢献をしたと思うよ。」と自身の感想を率直に述べている。
映画「トロン:レガシー」の中で“クオラ(Quorra)”役を演じている美しい女優、オリヴィア・ワイルド(Olivia Wilde)は、「映画界の環境が徐々変貌して行く中で映画を観ながらまるで乗り物に乗っているような全く新しい感覚を体験出来るのは本当に素晴らしい事だと思っているわ。」と感慨深げに自身の感想を語っている。
ジェフと共に最初に「トロン・レガシー」を観たオリヴィアは、「私の予測を超えるような信じられない程素晴らしい映画だと思うわ。」と語っている。