幼い頃からの夢だった『ウィキッド ふたりの魔女』とその続編『ウィキッド 永遠の約束』(原題:Wicked: For Good)(アメリカ11月21日公開)(日本2026年3月公開予定)でグリンダ(Glinda)役を射止めたとき、アリアナは涙を流したと回想します。
善良なグリンダを演じた彼女は、アカデミー賞、英国アカデミー賞、全米映画俳優組合賞、ゴールデングローブ賞にノミネートされました。しかし、演技と音楽、この2つが彼女にとってこれほど特別なのはなぜなのでしょうか?
「どちらも創造的なプロセスであることは明らかですが、準備の仕方は全く異なります。曲を作るときは、自分の経験や感情を曲に込めようとします。」とアリアナは説明します。
「役になりきるときは、別の人物になりきって、その人物の行動の動機、頭の中で何が起こっているのか、その動機は何なのかを理解するのです。」
「グリンダ役を演じる前から、私は自分の人生に境界線を引こうとしていました。でも、彼女はそれをさらに強固なものにしてくれました。」と彼女は言います。
「彼女は自分にとても自信を持っていて、その自信のおかげで私も境界線をさらに引くことができました。私たち女性は境界線を引くことを恐れてはいけません。境界線は人生をより良い方向に変えてくれるのです。」

しかし、公開された『ウィキッド 永遠の約束』では、アリアナがグリンダに別れを告げなければならないことを意味していますが、彼女は以前、その準備ができていないことを告白していました。
「グリンダに別れを告げる準備は永遠にできないと悟ったの。でも、それでいいの。」と彼女は言います。「彼女は私にとって本当に大切な存在で、たくさんのことを教えてくれました。」
別れを告げる必要のない人物が1人います。エルファバ・スロップ(Elphaba Thropp)役を演じるシンシア・エリヴォ(Cynthia Erivo)です。「姉」であり共演者でもあるシンシアを愛情を込めて語り、アリアナはこう語ります。
「シンシアのような友達がいると、世界はもっと良い場所になります。彼女は本当に支えになってくれて、いつも私のそばにいてくれます。どんな気持ちでも、いつでも話せるんです。彼女は私にとって姉妹のような存在です。世の中のすべての女性にシンシアのような友人がいればと思います。」
グリンダに別れを告げた後の今後の予定について、アリアナはベン・スティラー(Ben Stiller)、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)、オーウェン・ウィルソン(Owen Wilson)がオリジナルの『ミート・ザ・ペアレンツ』(原題:Meet the Parents)で演じた役を再演する『フォッカー・イン・ロー』(原題:Focker in-Law)のキャストに加わり、女優としての成功を続けています。
「『フォッカー・イン・ロー』に参加できて本当に嬉しいです。キャスト陣は本当に素晴らしく、ハリウッドの最高の俳優たちと共演できるなんて、本当に信じられないような機会です。」と彼女は語ります。
「今の自分に満足できるまで、たくさんの努力を重ねてきました。セルフケア、セラピー、そして境界線を引くこともたくさんしてきました。私にとって一番大切なのは、精神的に自分を守り続けることです。」
「キャリアの観点から言えば、とにかく創造的にワクワクすることを続けていきたいんです。それが演技でも音楽でもブロードウェイでも、朝ベッドから起きるのがワクワクするようなものにしたいんです。」
Words © Jasmine Allday and Thomas Unseorth / OK! Magazine
Photos © Phil Lewis / WENN
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