アリアナ・グランデ(Ariana Grande)はまさに今をときめく女性です。数々の大ヒットアルバムとチャートを賑わせるヒット曲を世に送り出したポップシンガーから、アカデミー賞や英国アカデミー賞にノミネートされた映画スターへと転身しました。
スポットライトを浴びる生活について語ってくれるアリアナからは、まだ32歳にもかかわらず、その長いキャリアが、世界的アイコンであることの喜びや悲しみについて多くのことを教えてくれたことがはっきりと伝わってきます。
アリアナほどスポットライトを浴びる人生を深く理解できる女性はそう多くありません。彼女の恋愛は長年にわたり話題となっており、2018年に惜しまれつつ亡くなったラッパーのマック・ミラー(Mac Miller)との交際もその1つです。
その後、『サタデー・ナイト・ライブ(Saturday Night Live,SNL)』のコメディアン、ピート・デイビッドソン(Pete Davidson)との交際が話題となり、その恋愛が冷めた後、2021年に不動産業者のダルトン・ゴメス(Dalton Gomez)と結婚しましたが、昨年離婚しました。
アリアナは、人気映画『ウィキッド ふたりの魔女』(原題:Wicked(Wicked – Part 1)(アメリカ公開:2024年11月22日)(日本公開:2025年3月7日)の撮影中に、同作で北の善い魔女グリンダ(Glinda)の恋人ボック(Boq)を演じたイーサン・スレーター(Ethan Slater)と出会い、 「芸術は人生を模倣する」という比喩的な瞬間を体験しました。

自分の恋愛生活が注目を浴びること、そしてそれが自分の歌の主題になることに慣れていることに疑いようもないもう1人の女性は歌手のテイラー・スウィフト(Taylor Swift)ですが、アリアナは女性が男性とは異なる扱いを受けているというこのポップスターの認識に間違いなく共感しています。
「私たち、特にこの業界の若い女性には、期待されるものが違っていると思います。受けた扱いについて声を上げれば、お高くとまったレッテルを貼られることもあります。だからこそ、女性として互いに支え合い、声を上げ続けることがとても重要なのです。」と彼女は語ります。
スポットライトを浴びながら人間関係を築くことはアリアナにとって非常によく分かっていることです。しかし、彼女はそれに慣れることができるとは思っていません。
「こんなにも厳しく監視される関係を続けるのは決して容易なことではありませんが、コントロールできるのは自分で、コントロールできるものだけです。」と彼女は言います。「できることは、プライバシーと関係を可能な限り守ることだけです。」
プライベートを離れると、アリアナのキャリアはますます順調に進んでいます。10代の頃にブロードウェイでキャリアをスタートさせ、ニコロデオン(Nickelodeon)の子供向けコメディシリーズ『ビクトリアス』(原題:Victorious)と、そのスピンオフ『サム&キャット』(原題:Sam & Cat)での役柄で国際的な名声を獲得しました。
テレビでの成功後、音楽界に転向し、2013年にデビューアルバム『ユアーズ・トゥルーリー』(原題:Yours Truly)をリリースすると、全米チャートで一気に1位を獲得しました。
その後も『デンジャラス・ウーマン』(原題:Dangerous Woman)や『サンキュー、ネクスト』(原題:thank u, next)といった高く評価されたアルバムが続き、2018年にはアルバム『スウィートナー』(原題:Sweetener)でグラミー賞を受賞しました。その後も数々の音楽リリースで成功を収めた後、彼女は再び女優業に復帰しました。
Words © Jasmine Allday and Thomas Unseorth / OK! Magazine
Photos © Phil Lewis / WENN
後編へ続く・・・。




























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