新しいリアリティー番組『The Inheritance』(イギリスの地上波公共テレビチャンネルのチャンネル4(Channel 4)から放送)では、13人の見知らぬ人々が、故人の財産の一部をめぐって大邸宅に送られます。
しかし、相続財産からお金を引き出すには、プレイヤーはチームとして協力し、一連の課題をクリアしなければなりません。成績が良ければ良いほど、より多くのお金が手に入ります。
故人(エリザベス・ハーレイ演じる)の遺言執行者、ロバート・リンダー(Robert Rinder)氏が遺言の条項を監督しています。彼はITV番組『ジャッジ・リンダー』(Judge Rinder)の司会者を務めた刑事弁護士です。
「ロバートと一緒に仕事をするのはとても楽しかったです。もともと彼のファンだったんです。インスタグラムでお互いをフォローしているんです。彼は素晴らしい人です。本当に大好きです。」とエリザベスは言います。
エリザベスは、法律の専門家ロバートと「一緒に撮影現場にいた。」と語っているものの、画面上では一緒に映っていません。「実は、この役で一緒に仕事をしたことはありません。私は“死んでいる”から。私の役はすべて事前に収録したものなので、実写のシーンはないんです。」と彼女は説明します。
『The Inheritance』でエリザベス・ハーレイ演じる故人の遺言執行者を務める、刑事弁護士のロバート・リンダー(写真左)と、エリザベス。
幸運なことに、ファッションに敏感なエリザベスは、31年前に当時のボーイフレンドであるヒュー・グラント(Hugh Grant)の映画『フォー・ウェディング』(原題:Four Weddings and a Funeral)のプレミアで、今では伝説となっているヴェルサーチの“安全ピン”ドレスを着て初めて注目を集めました。
(『The Inheritance』での)お葬式で死んだふりをするのは、ダサい服を着るという意味ではありません。むしろ、その逆です。「浅はかなことを言うと思われてしまうかもしれませんが、衣装は本当に気に入っていましたし、自分の役柄もとても気に入っていました。」と彼女は言います。
「彼女は私とは違うけれど、ところどころ似ているところもあります…彼女は愚かな人を甘やかすタイプではないと思います。彼女は自分の屋敷を歩き回る自分の姿を事前に録画していたのですが、それがとても面白かったです。実際、こういうことをするのはとてもよいことだと思います。きっと誰かがインスピレーションを受けると思いますよ。」
エリザベスは、プロデューサーから番組のオファーを受けた当初は、あまり乗り気ではなかったと認めています。「最初はよく理解できなかったんです。」と彼女は認めます。
「私が理解できるようになるまで、しばらくの間、とてもゆっくり、はっきりと話していたんです。最初のグラフィックデッキでは、私のキャラクターは華やかではありませんでした。彼女は110歳くらいで、とても高齢でした。でも、それが変更され、ロバートとこの風格のある家が加わったので、素晴らしいと思いました。」
豪邸、賞金、そして上品なイギリス訛りのブルネットの女性? どれもどこかで聞いたことがあるような気がします。BBC Oneの大ヒットドラマ『The Traitors』と比較されるのも無理はありません。「これは新しい形式で、確かに他のゲームとの関連性もあるかもしれませんが、新鮮で独創的で、本物の人間実験の誕生のような感覚です。」とエリザベスは説明します。
決して満足することなく、常に新しい才能を発揮し続ける彼女はギターを習っており、“忍耐強い彼氏”がギターを教えようとしていることを明かしました。しかし、彼女は広大な田舎の庭の手入れ、薪割り、生垣の剪定をしているときが一番幸せだと語ります。屋外で手を汚すことは、健康維持にもつながると言います。
「ジムには行かないけど、とにかくたくさん、しかも頻繁に体を動かすように心掛けています。ずっと座りっぱなしじゃないんです。」と、自身のブランド、エリザベス・ハーレー・ビーチ(Elizabeth Hurley Beach)のビキニをよく着ているエリザベスは言います。
「大切なのは、自分を大切にすること、きちんと活動すること、そしてとにかく生産的であることなんです!」
Words © Mark Jefferies / OK! Magazine
Photos © Phil Lewis / WENN
END.
PAGE TOP