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物議を醸した『原題:ベイビーガール』のストーリー展開を通して監督の指導を称賛した、ニコール・キッドマン(57歳)。

OK! インタビュー☆ニコール・キッドマン:『原題:ベイビーガール』(前編)

一流女優ニコールが「人間であることの意味を検証したいのです。」とヴェネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した最新映画の役柄について語る。

ニコール・キッドマン(Nicole Kidman)は、今年のヴェネチア国際映画祭で『原題:ベイビーガール』(Babygirl)(全米2024年12月25日公開予定)で演じたロミー(Romy)役で最優秀女優賞を受賞し、さらなる栄誉を獲得しました。

彼女は、年下のインターンと不倫関係にある既婚のテクノロジー企業CEO、ロミーを演じています。彼女は、特に女性監督による作品ということで、この映画を「繊細で親密な」経験と表現していますが、ハリウッドで40年も過ごしてきたにもかかわらず、弱さや恐怖を感じずにはいられないと認めています。

しかし、57歳のオーストラリア人女優の当然の受賞は、ニコールが受賞のためにイタリアに到着した直後に最愛の母ジャネルが(Janelle)亡くなったことで、大きな悲しみに包まれました。

ニコールが書き、『原題:ベイビーガール』の監督ハリナ・ライン(Halina Reijn)が代読した、入念に練られた深い感情のこもった声明文の中で、女優は受賞を亡き母に捧げました。
「ショックを受けています。家族の元に行かなければなりません。でも、この賞は彼女のものです。彼女は私を形作り、導き、そして私を作り上げてくれました。人生と芸術の衝突は胸が張り裂ける思いです。私の心は張り裂けそうです。」と彼女は語りました。

ニコールは街を離れる前に、映画祭の記者会見でOK! や他のメディアに新作映画について語りました…。

━━こんにちは、ニコール。『原題:ベイビーガール』についてどう思いますか? そしてその複雑なテーマとは?

この映画はセックスについてです。欲望についてです。自分の内面についてです。秘密についてです。結婚についてです。真実、力、同意についてです。これは1人の女性の物語であり、とても解放的な物語であることを願っています。これは1人の女性によって、彼女の視線と脚本を通して語られます。

(脚本家/監督の)ハリナ(ライン)が脚本を書き、監督を務め、それがこの映画をとてもユニークなものにしています。突然、私はこの題材を女性の手に委ねることになったのです。これらのことを共有できたことはとても深い経験でした。そしてとても解放的でした。

━━映画の多くのシーンの性質を考えると、この役に挑戦するにあたって不安を感じましたか? このプロジェクトのどこに魅力を感じましたか?

人間であることの意味を検証したいのです。スクリーン上の女性を検証したいのです。人間であることの意味を、そのあらゆる側面と迷宮の中で検証したいのです。この作品が世に送り出されると、私は間違いなく無防備で、傷つきやすく、怖がり、そういったすべてのものにさらされることになりますが、これらの人々とこの作品を作ることは、繊細で親密で、非常に深いものでした。

━━スクリーン上で自分の体がどのように表現されるかを考慮することは、あなたにとってどれほど重要でしたか?

つまり、私はすべてに芸術的にアプローチするので、細かいことは考えません。ただ“監督を検閲することなく、この特定のキャラクターに完全に身を委ねるにはどうしたらいいか”と考えます。だからこそ、監督と一緒にいるときに安心感を持つことが重要なのです。

なぜなら、私は自分が演じているキャラクターの本質に完全に身を委ねるからです。体そのものについては考えません。ただ“物語をどう伝えるか、ビジョンは何か”を考えます。

私は監督に“どうしたらお役に立てるでしょうか、どうすればそこにたどり着けるでしょうか”と尋ねます。そして、キャラクターの心理やその他すべてのことについて大きな話し合いをします。しかし、私が持ち込むのは、オープンな私自身です。私は監督といつもそうしてきました。

うまくいくときもあれば、うまくいかないときもありますが、他に方法は知りません。自分を守り、心配しながら臨むことはできません。私はただ“さて、ここで何をしたいですか”と言わなければなりません。

Words © Mitya Underwood / OK! Magazine
Photo © Phil Lewis / WENN

後編へ続く・・・。

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