ピート・ウィックス(Pete Wicks)は人気です。元『TOWIE』(イギリスのリアリティテレビシリーズ『ジ・オンリー・ウェイ・イズ・エセックス』(The Only Way Is Essex))スターの基準から見ても、彼は力強い回顧録を出版したばかりで忙しい人物です。
Never Enough(決して十分ではありません)、親友サム・トンプソン(Sam Thompson)とともにナショナル・テレビジョン・アワード(The National Television Awards)で賑やかなレッドカーペットを主催し、『ストリクトリー・カム・ダンシング』(Strictly Come Dancing:英国のTVダンスコンテスト)のリハーサルを開始しました。
そう、タトゥーを入れ、悪態をつくエセックス(Essex)の魅力的な男性が、番組の20周年記念でダンスフロアに登場しているのですが、まだ実感が湧いていないようです。「ばかげてるよね?」と、OK! 独占撮影で会ったとき、彼は意味ありげな笑みを浮かべながら言いました。
「私は年を取りすぎて、衰弱しています。」と彼は笑います。「私は36歳ですが、56歳くらいに見られます。私が『ストリクトリー』に出ている理由の1つは、見た目を輝かせるためです。今はまるでゴミ箱の中で目覚めたみたいです。」
しかし、自虐的なけなすような発言は、生意気なピートがテレビで最も愛されているパーソナリティの1人であるという事実を裏切るものであり、 BBC番組での彼の活躍は、特に女性の間で、彼にまったく新しい大勢のファンを生み出すことは間違いないことでしょう。
意外にも、彼はその見通しに不安を感じています。「『ストリクトリー』を見ているのは普通の人とは違うタイプの人たちで、多くの人が私について先入観を持っているでしょう。長年にわたる報道の多くは、私を風刺的に描いてきました。視聴者が私にチャンスを与えれば、私がそれほど悪い人間ではないと気付くかもしれません。ただ、完全に自分自身を台無しにしないことを願うだけです。」
しかし、100万ドル(約1億5千万円)の価値がある質問は、彼は踊れるのか?ということです。「いいえ! 私は結婚式でも踊りません。バーに立って酔っぱらっているだけです! ヒップアクションはありますが、腰から下はフェラーリ、腰から上はボルボです。」
1週目を乗り切れるのは「ボーナス」だと認めるピートですが、最近、踊れない男には「うんざり」すると言った女性の友人の言葉がピートを悩ませています。
「だから、もしこの『ストリクトリー』がうまくいかなかったら、僕はもうピート・ウィックスではなく、ピート・イックス(Pete Icks(スラングでキモッ、嫌なやつ))になってしまいます…。」
今年のセレブキャストリストは「寄せ集め」で、すでに大盛況だと彼は付け加えました。「誰も何をしているのかよく分かっていませんが、私たちは、みんな楽しい時間を過ごし、この冒険を楽しむためにここに来ています。仲間意識、冗談、そして面白い人たちがたくさんいます。」
その1人は盲目のコメディアン、クリス・マッコースランド(Chris McCausland)で、ピートはすでに彼と親しくなっていて(「私はあの人を崇拝している」)、彼は今まで会った中で最も面白い男性の1人だと主張しています。
「マーシー(Mercy:ポール・マーソン(Paul Merson))も素晴らしいです。私にとって最も驚くべき友情はプナム・クリシャン(Punam Krishan)医師です。私は彼女を崇拝しています。彼女は注目すべき人物です。」
ピートは、サム(親友)(・トンプソン(Sam Thompson))の恋人であるザラ・マクダーモット(Zara McDermott)が昨年参加するまで、『ストリクトリー』を実際に見たことがありませんでした。「こんなに大きな作品だとは知りませんでした。プロのダンサーの素晴らしさを見ると、『すごい』と言わずにはいられません。」
元『ラブ・アイランド』(Love Island:イギリスの恋愛ゲーム番組))のスター、ザラはよく知られているように浮き沈みを経験してきましたが、彼の歩みを支えてきました。
「ザラとサムは何年も前から、私が『ストリクトリー』に出演すべきだと言っていたんです。彼女たちは特別なTシャツを着て現れるんです…。私以上に興奮しています。私が(出演について)そう言うとサムは泣いてしまいました!」
しかし、サムはプレッシャーをかけるのを楽しんでいるとピートは主張します。「彼は『アイム・ア・セレブリティ…』(I’m A Celebrity…)(イギリスの人気リアリティ番組)に出演し、優勝しました。彼は『君にも同じことを期待しています!』と言いました。
私は『それは不公平だよ、サム。私はまったく新しい才能を習得しなければならない。君はトニー・ベリュー(Tony Bellew)を数週間も困らせただけなのに』と言いました。」
元リアリティスターの彼は、「男の中の男」である自分がダンスコンテストに申し込むとは想像もしていなかった人物だったと語ります。「私は公営住宅に住むごく普通の男です。これまで何年もクレイジーなことをしてきましたが、スパンコールで全身を覆い、名前も発音できないダンスを習うなんて、考えたこともありませんでした!」
Words © Shelley Spadoni / OK! Magazine
Photos © Alex James / OK! Magazine
後編へ続く・・・。