3月1日の『デューン 砂の惑星 PART2』(原題:Dune: Part Two)の米国公開(日本公開3月15日)は、今年の一連の映画の中で最も期待されている1本です。2021年後半に公開された第1弾、『DUNE/デューン 砂の惑星』(原題:Dune)で4億ドル(約602億)という驚異的な興行収入を記録したフランク・ハーバート(Frank Herbert)のSFサーガ第2章は現在、世界興行収入が10億ドル(約1,504億円)を超える勢いで急上昇しています。
批評家たちはすでに、史上最も満足のいく、説得力のある大ヒット作の1つを説明するために、最上級の言葉を求めて競い始めています。 『デューン 砂の惑星 PART2』は、「驚異的なスペクタクル」、「壮大な続編」、「他のどの大ヒット作にも似ていない」など、さまざまな評価を受けています。
現在、『Rotten Tomatoes(アメリカ合衆国の映画評論サイト)』ではほぼ完璧に近い97%の評価を誇っており、世界中の視聴者に受け入れられる可能性が十分にあることを示しています。
また、『デューン 砂の惑星 PART2』では、27歳の心ときめくティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet)が、この最新作はさらに壮観でアクション満載のデューンサーガの冒険で、ポール・アトレイデス(Paul Atreides)の明白な惑星間での運命を演じ、同世代で最も愛される俳優であることが確実に確認されています。
シャラメは、フレーメンの部族指導者スティルガー(Stilgar)(ハビエル・バルデム(Javier Bardem))が「選ばれし者」であり、民の立派な救世主であると信じているポール・アトレイデスを見事かつ魅力的に演じています。
『デューン 砂の惑星 PART2』では、ポール・アトレイデスが部族名ムアッティブ(Muad’Dib)を名乗り、ハルコネン(Harkonnens)家を倒し、父親の仇を討つことを決意した救出者兼、救世主として戦いに挑む様子が描かれています。記念碑的な戦闘シーケンス、見事な風景、そして終末論的な範囲の物語はすべて、ポール・アトレイデスとゼンデイヤ(Zendaya)が演じるチャニ(Chani)の間の深まりゆく関係を中心的な背景の中で起こります。
「アクションが満載で、壮大なスケールで語られる壮大な物語です。最初の『DUNE/デューン 砂の惑星』にはある程度の世界構築があり、非常に詳細で、(この映画の)基礎を築いています。『デューン 砂の惑星 PART2』はコンクリートの上に建つ超高層ビルです・・・誠実かつ心を込めて作られています。多くの素晴らしい俳優たちが、最高の監督 (ドゥニ・ヴィルヌーヴ(Denis Villeneuve)) の手にかかりこのSF素材を最高のゲームにもたらしました。」とシャラメは語ります。
シャラメのコメントは、フランス系カナダ人の映画監督ヴィルヌーヴ(『ボーダーライン』(原題:Sicario)(2016年日本公開)の監督)もかなりの部分で同調しており、『DUNE/デューン 砂の惑星』と比べて『デューン 砂の惑星 PART2』ではキャラクターをより良く描くことができたと考えています。
「そこにはもっと生き生きとした何かがあります。そして、登場人物たちには関係性があります。私は『PART1』では到達できませんでした。そして『PART2』では到達できた感情の激しさと質に到達しようとしていました。この映画が完璧だと言っているわけではありませんが、私は『PART1』よりも『PART2』の方がずっと満足しています・・・」とヴィルヌーヴ監督は語りました。
『君の名前で僕を呼んで』(原題:Call Me By Your Name)(同作でアカデミー賞主演男優賞ノミネート、1939年以来同部門でノミネートされた最年少記録)や最近の『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(原題:Wonka)で知られるフランス系アメリカ人のティモシー・シャラメはビバリーヒルズに住んでおり、現在は美容界の大物でリアリティー番組スターのカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)と交際しています。
シャラメは現在、ジェームズ・マンゴールド(James Mangold)監督による伝説のフォーク歌手ボブ・ディラン(Bob Dylan)ンの伝記映画『原題:A Complete Unknown』の制作に取り組んでいます。
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後編へ続く・・・。