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現地時間2022年10月3日にスコットランドのダンファームリン(Dunfermline)修道院を訪問したチャールズ国王(チャールズ3世:CharlesⅢ)(写真左)とカミラ王妃(Queen Consort Camilla)(写真右)。

カミラ王妃の内助の功で、より良い国王になることが期待されるチャールズ国王(後編)

「最愛の妻カミラの愛ある支援があってこそ、私は国王としての任務を果たせるのです。」とスピーチしたチャールズ国王。

そして90年代の半ばは「ダイアナ妃とチャールズ皇太子の別居」、「ダイアナ妃の衝撃的なパノラマインタビュー」、「その後の離婚」、そして「1997年8月に起きたダイアナ妃の悲劇的な死」を含め、メディアの報道にかき回され支配された激動の時代でした。当時の世論は当然のごとくカミラに断固として反対していたが、しかし、その裏では、家庭生活を立て直し、後には普段の生活への献身に身を尽くそうとするカミラ夫人の絶え間ない努力があったことは否めません。

しかし、そんなカミラ夫人にとって最も厳しかったことは、まだ母親を亡くした傷が癒え去らないウィリアム王子(ウィリアム皇太子(ウェールズ公ウィリアム:William, the Prince of Wales))とヘンリー王子(Prince Henry, Duke of Sussex)との1998年の面会、そして2つ目は、ハンプトン・コート宮殿(Hampton)で開催された50回目の誕生日前夜祭パーティー、その後に続くハイグローヴ(Highgrove)でのチャールズ皇太子の公式なお祝いにエリザベス女王2世(Elizabeth the Second)とフィリップ王殿下(エディンバラ公爵(エディンバラ公爵フィリップ王配(Prince Philip, Duke of Edinburgh))が出席しなかったことだという。

しかし、2000年6月にはついにハイグローヴでカミラ夫人と女王の最初の出会いという真の転機が訪れ、その後5年間という歳月をかけ、カミラ夫人は徐々に公的に認められる存在となっている。

常にチャールズ皇太子と一緒に登場するというわけではないが、2002年のクイーン・マザーQueen Mother)の葬儀や、同年行われたゴールデン・ジュビリー(Golden Jubilee)のようなイベントでは、ゲストの中に微妙にその姿を現し、一般を対象にした世論調査では、2人の結婚への支持が徐々に高まっている。

紆余曲折の末、ついに2人の結婚式は2005年4月9日に行われたが、離婚経験者の2人の結婚には、当然のごとく様々な物議が交わされている。

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現地時間2022 年9月9日、2022年9月8日にバルモラル(Balmoral)城で亡くなった母親のエリザベス女王の死後、ロンドンのバッキンガム(Buckingham)宮殿の外で手を振るチャールズ国王(写真左)とカミラ王妃(写真右)。

チャールズ皇太子は宗教的な儀式を望んではいたものの、カンタベリー大主教(The Archbishop of Canterbury)から反対され、結局2人はウィンザーギルドホール(Windsor Guildhall)でごく普通の一般的な挙式で結ばれている。そして初めての出会いから30年という歳月を経た現在、ようやく安堵の場を手にしたチャールズ国王とカミラ王妃!

女王は、自身の最愛の教訓の辞を称し、2人の関係について次のような賛辞を贈っている。

「彼らはありとあらゆる荒波や障害を克服しました。私の息子は今彼が敬愛し、愛してやまない女性と共に幸せに過ごしています。私はそんな2人をとても誇りに思い、彼らの末永い健康を願っています。」

国民はきっと王妃としてのカミラ夫人をより多く知るようになるに違いない。今年初めに75歳の誕生日を迎えたドキュメンタリー放送の中で、彼女はチャールズ皇太子との結婚について次のようないくつかの私信を述べている。

「簡単なことではありませんが、私たちはいつも1日を振り返り、その日に起きたことについてお互いの考えを分かち合うようにしています。時には私たちが知らないうちに物事が進展することもありますが、私たちはいつもお茶を飲みながらゆっくりと座り、その日のことを話し合うようにしています。」

そこに輝いて見えたものは、私たちの新しい国王への彼女の献身であった。王室の専門家ダンカン・ラーコム(Duncan Larcombe)はカミラ王妃の存在について次のように述べている。

「カミラ王妃が王室及び、世間から受け入れられた理由の1つは、彼女がそばにいるときのチャールズ国王はより良いプリンスであり、恐らくチャールズ国王が新しく国王になっても同じことが言えるからです。私たちがこれまで見て経験してきたものは、もしそれが映画だったら、何と説得力のある旅でしょう! 2人の関係は王室の制度と存在を揺るがす恐れのあるものでしたが、今では存続への最大の強みの1つとなっているのです。ダイアナ妃の死から25年後、チャールズ国王とカミラ王妃がバッキンガム宮殿の中庭を歩き、群衆から暖かい抱擁を受け、手を振られ、拍手喝采される姿を目にすることなど誰が想像できたでしょう。そう、“終わり良ければ全て良し” ではないでしょうか?」

Words © Lebbey Eyres /OK! Magazine
Photos © Mirrorpix

END.

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