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愛娘モリー(Molly)をOK!に紹介する、母親になった喜びを隠し切れない元フィールド ホッケーの金メダリストのサム・クエック(Sam Quek)(写真右)と夫のトム・メアーズ(Tom Mairs)(写真左)!

OK! 独占インタビュー☆サム・クエック:「今は、ただただモリーに夢中! 彼女はきっとホッケー選手になると思うわ」Vol.3

新しい家族の一員となった娘のモリーをOK! に紹介する元フィールド ホッケーの金メダリストのサムと夫のトム!

━━モリー(モリー・ドリス・メアーズ(Molly Doris Mairs))という名前はいつも2人の頭の中にあったのでしょうか?

サム:妊娠20週目の検査で既に女の子だということが分かっていたの。それでたくさんの候補の中からトムと私がそれぞれ3つずつ選んだ名前を残して、20週目以降は「バンプ・バンプ(bump bump)」という呼び名はやめて6つの候補の中から1つを選んで、その名前を呼ぼうということになったの。

トム:結局2人ともモリー(Molly)という名前が気に入ったんだけれど、実は、僕たちが飼っている2匹の犬の名前が“マックス(Max)”と“オリー(Olly)”で、2つの名前を繋げるとモリー(Molly)というわけなんだ!

サム:最初は冗談で笑ったりしていたけれど、そのうち何だか笑えなくなってしまったわ。

━━モリーのミドルネームは?

トム:100歳になったサムのおばあちゃんの名前をもらってドリスというミドルネームをつけたんだ。

サム:彼女は100歳になった今でも、とてもしっかりとしていて、ひ孫ができたことをとても喜んでいるわ。

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━━現在は母乳で育てているのでしょうか?

サム:最初は母乳で育てていたの。だって“赤ちゃんにとっては母乳が一番”だと言うし、母親としてはどうしても母乳にこだわるのよね。でも今は十分な母乳が出ないので、ミルクにも頼って育てているの。正直言って母親としてはとても罪深い思いがしているわ。

トム:昨年の1月に流産を経験したとき、サムは周りの人たちをがっかりさせたと言って精神的にとても参っていたんだ。その後のモリーの出産のときも、結局は帝王切開で産む結果になってしまって、僕は気付かなかったけれど、もしかするとサムは自然分娩で産むことができなかったことを後悔しているのかもしれないね。

出産後もサムはモリーを母乳で育てたいと思って頑張っていたんだけれど、その結果ちょっと脱水状態になって体調を崩してしまったんだ。だって赤ちゃんが飲むミルクの量って半端じゃないものね。それでサムの体重は12%も減ってしまって! サムは“ポンプでミルクをくみ上げる”なんて冗談めかして言っていたけれど、そのうちだんだん気分が滅入ってきて、「自分で自分が嫌になってしまうわ。流産はするし、自然分娩もできない。そして今は十分な母乳が出ないから授乳もできないんですもの。」なんて弱気なことを言い始めたんだ!

トム:そして自分が女性として失格と感じて落ち込んでしまった彼女に僕は「何を言っているんだ。君はまだ帝王切開で手術を終えたばかりの体で、流産だって君の責任ではない。モリーにも母乳で育てようと、最善を尽くしている。それ以上素晴らしい母親はいないじゃないか!」と答えることしかできなかったんだ。

サム:母乳で育てたいと思ってもその願いが叶わないのは、精神的にとても辛いことなの。モリーに十分な母乳を与えることができないことで母親として罪深い思いがするし、何だか自分が“子供を拒絶する母親”のような気がしてしまって! 自分でもどうしようもできない気持ちになってしまったの。

━━流産の経験を含め、いろいろな経験を通して、モリーの命をより一層愛おしいと思うようになったのでないでしょうか?

サム:確かにそれはあるわね。今こうしてモリーが私たちのところにくれただけでもう十分! 人は大変なときこそ絆を深めることができるものだということも改めて実感しているわ。

トム:今までだって僕たちは強い絆で結ばれていたと思うけれど、今回の経験を通して今はそれ以上の運命の繋がりのようなものを感じているよ。それに何回も流産を繰り返したり妊娠できなかったりして、僕たちよりもっと辛い経験をしている人たちがたくさんいることを忘れてはならないと思うよ。そして、そういう人たちに比べたらモリーを授かることができた僕たちは本当にラッキーだと思うよ。

サム:本当にそうね。赤ちゃんが生まれたときに最初に聞かれる質問は「次の子はいつ頃?」という場合が多いけれど、私たちは大家族が好きだから、もっとたくさんの子供が欲しいと思っているわ。

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━━サム、「アイム・ア・セレブリティー2016 (I’m A Celebrity 2016)」の共演者たちには既にモリーの出産のことを伝えているのでしょうか?

サム:キャロル・ボーダーマン(Carol Vorderman)には伝えたけれど、あとはごく身近な家族や友達にしか伝えていないの。キャロルからはかわいらしいクマとうさぎのぬいぐるみが贈られてきたわ。

━━サム、モリーが大きくなったら、あなたと同じようなスポーツ選手になってほしいと思っていますか?

サム:もちろん! 私の親友たちは皆ホッケーのチームメイトで、ホッケーのお陰で世界中を遠征して、いろいろな国を見ることができたの。今振り返ると、そうした貴重な経験を通して自分という人間が出来上がってきたのだと思っているわ。

トム:モリーはサムからオリンピックのゴールドメダリストの遺伝子を引き継いでいるし、きっとゴールドメダリストとしてたくさんのことをモリーに教えることができると思うよ。

サム:何が何でもと思っているわけではないけれど、でもモリーにはできる限りスポーツをするように勧めるつもりよ。

━━最後の質問になりますが、かつてのオリンピック選手として、この1年ロックダウン生活を余儀なくされているオリンピック選手たちを気の毒に思っていますか?

サム:それはもちろん! 本当に気の毒に思っているわ。個人競技のスポーツとは異なってホッケーはチーム全員が一緒に集まって練習することが必要な競技なの。でも今の状況では、それはとても難しいことだし、本当に難しい状況だと思うわ。いずれにしても、今年の夏開催予定の東京オリンピックに参加して優勝する人たちがこのロックダウンを制する勇者と言えるのではないかしら!

WORDS © GEMMA MCCARTNEY
PHOTOS © RACHEL JOSEPH
STYLING : LORRAINE MCCULLOCH
HAIR & MAKEUP : SALLY ROWE

END.

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