「全日本EV-GPシリーズ」Rd1 2023年4月22日(土)
「レースカーの様々なアップデートでペースアップ!」
◇筑波サーキット ◇天候:晴れ/ドライ ◇車両:東洋電産リーフe+/Car No.88 ◇Dr.:レーサー鹿島
14シーズン目を迎えた電気自動車レース「全日本EV-GPシリーズ」が、4月22日(土)に筑波サーキットで開幕しました。
モーター出力とバッテリー容量に優る最高峰クラスのEV-1にはテスラモデル3が4台、EV-2クラスの#88東洋電産リーフe+レーサー鹿島は、2021年シーズンから毎レース接近戦を展開しているEV-F(燃料電池車)クラスの#トヨタMIRAI、レース毎にペースと信頼性を上げている武蔵精密工業のプロトタイプ・シビックとクラスを超えた戦いになると予想されました。
#88東洋電産リーフe+は、オフシーズンに様々な視点からレースカーのアップデートを実施。TEINが誇るサスペンションコントロールシステムを最新型のEDFC5へ変更、これによりコーナリングスピードが飛躍的にアップ、同時に旋回中の姿勢変化に無駄が無くなったことで電力消費のロスも減りました。
長年の課題でEVレースの要である冷却系も大幅に改良、市販車ではふさがっているフロントグリル部をカットして空気流入口を設け、内部には整流板を配し空気の流速を上げラジエータの冷却効率を向上。さらに車内にスポットクーラーを搭載しバッテリーボックス上部へ強制送風、冷却効率を上げました。
午前中の予選は、新しいサスペンションシステムのチェックと決勝レースへ向けたバッテリーの温度管理に主眼をおいてスローペースで走行、バッテリー使用をわずか5%に抑え、温度をほとんど上げることなく7番グリッドを獲得しました。
午後4時15分、気温19℃/路面温度38℃のコンディションでレースがスタート。各種の改良を行って臨んだ今回のレースでは、限界までペースを上げてその効果を計りながらデータを取得することに専念。その結果、昨年までの同サーキットでのラップタイムを平均で3秒前後上回るペースで走行し、キャパシタを搭載するなどの大幅なアップデートを施し総合4位に入った武蔵精密工業のプロトタイプ・シビックを終盤まで追従、最終ラップにオーバーテイクされましたがトヨタMIRAIを平均ラップタイムで大きく引き離すことができました。
5月14日(日)に富士スピードウェイで開催される第2戦では、今回のデータをもとにペース配分を行いながら、これまでの同サーキットでのデータを上回る結果を残したいと考えています。
【2023年レース結果】
Rd1:4月22日/筑波サーキット(55km):総合6位/クラス1位
Rd2:5月14日/富士スピードウェイ(55km):
Rd3:6月18日/袖ヶ浦フォレストレースウェイ(55km):
Rd4:8月11日/袖ヶ浦フォレストレースウェイ(60km):
Rd5:9月23日/スポーツランドSUGO(55km):
Rd6:10月9日/筑波サーキット(60km):
- レーサー鹿島
Racer Kashima
BLOGGER PROFILE - 投稿アーカイブ
TOKYO FM他の局アナ、プロデューサーを経てマルチプロデューサーとして活動中。有名企業やブランドのプロデューサーとしては主に新規プロジェクト(new business development)を担当。持続可能で社会貢献度の高いビジネスモデルの構築がライフワーク。
幼少のころからクルマやレースに親しみ、大学在学中にレースデビュー。レーシングカートチャンピオン、フォーミュラトヨタ、F3などを経て、2001年からは米国ロサンゼルスを拠点にINDYライツなどに挑戦。参戦中の全日本EV(電気自動車)GPでは5度のタイトルを獲得。クルマ、オートバイ、レース文化の訴求もライフワークのひとつ。
プロデューサーを務めるフルオーケストラ「ORCHESTRA POSSIBLE」は、医療に従事する方々への思いを込めて、医療ドラマの名曲公演“音楽は心のくすり”を公式YouTubeで無料配信中。
タイトルのDOUBLE TIMERは、日本と世界、オンとオフ、右脳と左脳・・・ふたつのタイマーを有効的に使い分け人生を謳歌しよう!という自身のライフスタイルのテーマから。
◆『FMドライバーズミーティング』
~1999年スタート、著名人やセレブをゲストにカー&オートバイライフをトーク~
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〇radiko.jp(日曜18:00~)
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BMW R60/2, SUZUKI GSX1000S KATANA, DUCATI 900 MHR,
MAGNI SFIDA 1100, YAMAHA YZF R6 RACER
◆1968年12月16日生/RH+A/176cm