リーフ vs MIRAI vs シビック、超接近戦を制す!

「全日本EV-GPシリーズ」Rd2  2022年5月14日(土) 富士スピードウェイ

「タイプの異なる3台が、三つ巴の接近戦を展開!」

◇予選:小雨・路面:ウェット/決勝:くもり・路面:ドライ

◇車両:東洋電産リーフe+/Car No.88 ◇Dr.:レーサー鹿島

13シーズン目を迎えた電気自動車レース「全日本EV-GPシリーズ」第2戦が、5月14日(土)、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。

モーター出力とバッテリー容量に優る最高峰クラスのEV-1にテスラモデル3が4台エントリー。EV-2クラスの#88東洋電産リーフe+レーサー鹿島は、今回も昨季からの最大のライバル、EV-F(燃料電池車)トヨタMIRAIとの接戦が予想されました。

午前9時50分、小雨の中で予選開始。気温19℃/路面温度22℃ながらも蒸し暑さを感じる気候のため、加減速を抑えたバッテリー温度に負担の少ない走行でテスラ勢に次ぐ総合5位を獲得。6位にはクルマやバイクの電動化や自動運転用のパワートレインなどを開発製造するムサシ(武蔵精密工業)の#634シビックEV仕様を駆る山下将史、レジェンド飯田章の#104トヨタMIRAIが7位グリッドにつけました。

午後3時50分、気温20℃/路面温度23℃、くもりのドライ路面でレースがスタート。2周目、#104MIRAIがスリップストリームから抜け出し1コーナーで5位へ浮上、いつものようにテールトゥノーズで追従しますが、その後、#634シビックEV仕様がずば抜けたストレートスピードを活かしてメインストレートで2台をオーバーテイク、コーナーの続くセクションでは#104MIRAIと#88リーフが前に出て、再びストレートで#634シビックが前に出るという展開が続きます。

5周目、#104MIRAIのペースが少し落ちたところでオーバーテイクし6位へ、勢いを増して引き離しにかかった#634シビックを追いかけます。トップスピードに勝る相手をコーナー区間で少しずつ詰めていく中で、終盤、#634シビックがペースダウン、辛くも総合5位でゴールしました。

レース毎に着実な進化を遂げるムサシのシビックEV仕様は次戦以降も強敵になりそうです。ピュアEVのリーフ、燃料電池車のMIRAI、EVコンバージョンのシビックとタイプの異なる3台による戦いにはこれからのクルマ社会を占う要素も満載です。是非、注目して下さい。

【2022年レース結果】

Rd1:4月23日/筑波サーキット(55km):総合5位/クラス1位

Rd2:5月14日/富士スピードウェイ(55km): 総合5位/クラス1位

Rd3:6月26日/袖ヶ浦フォレストレースウェイ(55km):

Rd4:7月17日/スポーツランドSUGO(55km):

Rd5:8月6日/袖ヶ浦フォレストレースウェイ(60km):

Rd6:10月2日/筑波サーキット(60km):

Rd7:10月16日/モビリティリゾートもてぎ(55km):

  • TOKYO FM他の局アナ、プロデューサーを経てマルチプロデューサーとして活動中。有名企業やブランドのプロデューサーとしては主に新規プロジェクト(new business development)を担当。持続可能で社会貢献度の高いビジネスモデルの構築がライフワーク。

    幼少のころからクルマやレースに親しみ、大学在学中にレースデビュー。レーシングカートチャンピオン、フォーミュラトヨタ、F3などを経て、2001年からは米国ロサンゼルスを拠点にINDYライツなどに挑戦。参戦中の全日本EV(電気自動車)GPでは5度のタイトルを獲得。クルマ、オートバイ、レース文化の訴求もライフワークのひとつ。

    プロデューサーを務めるフルオーケストラ「ORCHESTRA POSSIBLE」は、医療に従事する方々への思いを込めて、医療ドラマの名曲公演“音楽は心のくすり”を公式YouTubeで無料配信中。

    タイトルのDOUBLE TIMERは、日本と世界、オンとオフ、右脳と左脳・・・ふたつのタイマーを有効的に使い分け人生を謳歌しよう!という自身のライフスタイルのテーマから。

    ◆『FMドライバーズミーティング』
    ~1999年スタート、著名人やセレブをゲストにカー&オートバイライフをトーク~

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    〇K-MIX/FM山口/radiko.jp 日曜18:00~

    radiko.jp(日曜18:00~)

    ◆愛車:FERRARI F355, ALPINA B3S, YAMAHA YA-1, TRIUMPH T120 BONNEBILLE,
    BMW R60/2, SUZUKI GSX1000S KATANA, DUCATI 900 MHR,
    MAGNI SFIDA 1100, YAMAHA YZF R6 RACER

    ◆1968年12月16日生/RH+A/176cm

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