6月26日に日本でも発売された「DUCATI NEW MONSTER」を箱根でテストライド。バイカーズパラダイスからターンパイクに入り、一つ目の左コーナーで、その”ひらひら”感に魅せられました。
エンジンで-2.4kg、フレームで-4.5Kg(なんと僅か3Kgに)、スイングアームは-1.6Kgなど、走り重視のライダーなら分かる、しかるべきところから“削った”、先代から合計18kgもの軽量化が絶妙なハンドリングバランスを生み出しています。
標準で820mmのシート高は、ロー・シート、ロー・サスペンションキットによって775mmとなり、足つき性はもちろんですが、コーナリング開始時の荷重移動を安心感とともに深いところまで持っていけます。「えっ、ここまでバンクできたっけ?」的な嬉しい誤算も味わえました。
最新モデルですからエンジンパワー、トルクは十二分で、サスペンションの動きもモードに応じて最適な仕事をしてくれているのは当然ですが、個人的にはトラクション・コントロールの介入がナチュナルで”差し出がましくない”感じがとても気に入りました。
この日は、1983年製のDUCATI 900 MHR、いわゆる何の電子デバイスもない時代のオートバイで箱根入り。時代もカテゴリーも異なりますが、シンプルなデザイン、スマートなフレームとエンジン、そして何より常にレースフィールドへの熱い思いをもつDUCATIらしい“荒々しさと遊び心”が随所にちりばめられているところには時を超えた親和性を感じました。
- レーサー鹿島
Racer Kashima
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TOKYO FM他の局アナ、プロデューサーを経てマルチプロデューサーとして活動中。有名企業やブランドのプロデューサーとしては主に新規プロジェクト(new business development)を担当。持続可能で社会貢献度の高いビジネスモデルの構築がライフワーク。
幼少のころからクルマやレースに親しみ、大学在学中にレースデビュー。レーシングカートチャンピオン、フォーミュラトヨタ、F3などを経て、2001年からは米国ロサンゼルスを拠点にINDYライツなどに挑戦。参戦中の全日本EV(電気自動車)GPでは5度のタイトルを獲得。クルマ、オートバイ、レース文化の訴求もライフワークのひとつ。
プロデューサーを務めるフルオーケストラ「ORCHESTRA POSSIBLE」は、医療に従事する方々への思いを込めて、医療ドラマの名曲公演“音楽は心のくすり”を公式YouTubeで無料配信中。
タイトルのDOUBLE TIMERは、日本と世界、オンとオフ、右脳と左脳・・・ふたつのタイマーを有効的に使い分け人生を謳歌しよう!という自身のライフスタイルのテーマから。
◆『FMドライバーズミーティング』
~1999年スタート、著名人やセレブをゲストにカー&オートバイライフをトーク~
〇TJS@ロサンゼルス 土曜19:00~/日本時間日曜12:00~
(TJS公式サイト経由で、世界中で聴いて頂けます!)
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〇radiko.jp(日曜18:00~)
◆愛車:FERRARI F355, ALPINA B3S, YAMAHA YA-1, TRIUMPH T120 BONNEBILLE,
BMW R60/2, SUZUKI GSX1000S KATANA, DUCATI 900 MHR,
MAGNI SFIDA 1100, YAMAHA YZF R6 RACER
◆1968年12月16日生/RH+A/176cm