2025年9月14日-Coterie New York(前編)
会場内を歩いてブースを見て回ると、本当に素敵なアイテムばかり・・・。顔馴染みの出展ブースのスタッフとの再会に会話も弾みます。今回の出展について、「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響もあり、勢いが一時期は控えでしたが、少しずつ戻ってきた感じです。」とコメントしています。今回、少し日本からのバイヤーの方もチラホラ会場内でお見掛けしたので、日本も少しずつ戻ってきたのかな、と感じました。
私が素敵~、気になったアイテムをご紹介します。
マンハッタンに店舗を構える、NY発のブランド、That’s What I Need(私が必要なもの)の頭文字をとった、アパレルブランドのT.W.I.N. 。
デッドストックの素材を使い、サイズ、性別、能力、そして経済状況に関わらず、意識的に生産された服を創り出すということをモットーにしています。デザインプロセスを透明化することで、持続可能な素材(サステナブル素材)を厳選し、体にフィットして着心地の良い服を作り、価格も適正であることをお客様にご理解いただけるよう努めています。シャーリングが個性的で素敵なテクニカルナイロン使用ジャケット、10 MARIANNE JACKETのアメリカ国内での販売価格:$218.00(税・送料別)。
ゴールドジュエリー大好き。大ぶりなデザインが目を引きました、主に14Kゴールドフィルドのジュエリーを販売する、Airotciv by Victoria。
金の高騰について耳にすることも多いこの頃・・・。気軽にゴールドジュエリーを楽しみたい方からニーズがある、ゴールドプレート(GP)やゴールドフィルド(GF)のジュエリー。GPやGFのジュエリーを取り扱うブランドは多く、どのブランドも個性的で素敵なデザインです。お手頃価格でお花や貝殻などのデザインが大ぶりなイヤリングに。CZ(キュービックジルコニア)スタッドと14KGFのポピー(Poppy)デザインのイヤリングのアメリカ国内での販売価格:$45.00(税・送料別)。
デザイナーが厳選した天然素材、環境に優しい高品質素材を使用し、ブラジル各地の職人によって、すべての工程に細心の注意を払って製造された、ブラジル発のラグジュアリーバッグ、LIS FIASCHI。
地元の職人の育成、教育、雇用にも貢献しているブランドのバッグは、トウモロコシ、タボア、ラタンなどの天然繊維に、きらめくチェコクリスタルが手縫いであしらわれた拘りのバッグなどユニークで上品で可愛いバッグが沢山。ビジュー大好きな私。気になる豪華なビジューがびっしり使われた新作バッグのアメリカ国内での販売価格:$500.00(税・送料別)。
アマゾナイトやタイガーアイ・・・オシャレなパワーストーンジュエリーっていいですよね。身につける人を力づけるエネルギーを宿す、スピリチュアルなデザインが素敵なデンマーク発のジュエリーブランド、Maanesten。
月や太陽のモチーフなど、古代ギリシャ・ローマからエジプトの神々、そして北欧文化の力強い象徴性に至るまで。デザイナーと金細工師たちが、神話、自然の形、そして歴史の知恵からインスピレーションを得て、過去の詩情と現代の美学を繋ぐ新しいコレクションを創り上げています。内なる勇気を見出す、リサイクルシルバーに18KGPで作られた星と月のモチーフと、ハート型のタイガーアイを組み合わせたイヤリング、Courage Earringsのアメリカ国内での販売価格:$90.00(税・送料別)。
イタリアブランドの出展ブース数が多く、パビリオンとなっています。ほかにもスペインやイギリスやフランスなどヨーロッパからの出展が多い印象です。アメリカ国内での販売において、関税も気になるところです。お話を伺った出展ブースのスタッフの中には、関税については気にしないで、とコメントしているヨーロッパのブランドもありました。
「COTERIE New Yorkは、あらゆるバイヤーと一箇所で会える絶好の機会です。成長を目指すブランドにとって、COTERIEは大きなチャンスです。アメリカ国内では他に類を見ないイベントです。」とアパレル大手の代表がコメントするなど、数千人もの業界関係者から高い評価を得ている、Coterie New York。リアルなイベントの楽しさと大切さを実感します。
デザイン性や機能性など、コレクションの品質はもちろんのこと、一緒にビジネスをする中でブランドのイメージやスタッフとの相性なども大切です。市場に敏感に、オンラインとオフラインの両方をうまく取り入れて、どのブランドも試行錯誤で市場を開拓している印象です。
ブースに立ち寄りお話をお伺いすると、多くのブランドが自分たちの拘りのデザインや品質に優先順位をおいて、トレンドを追いすぎない印象です。多くのブランドの拘りを感じるコレクションは素晴らしく、ブランドのストーリーを語る時でも情熱的です。その熱意は伝わります。やはり良い物は良いですね! 見ているだけで元気になります。
- KANABLOGGER PROFILE
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。