現在NYで開催中(NY時間の9月10日~9月16日まで)の、NYFW(ニューヨークファッションウィーク)。ブランドが2026年春夏(Spring/Summer)(SS26)シーズンのコレクションを発表しています。
そして、世界規模のアパレル見本市、“Coterie New York”へと続きます。ファッションのトレンドを発信するニューヨーク市に拠点を置くCoterie New Yorkは、ブランドが厳選された体験と拡大されたプラットフォームを持つことができるようにしています。
NY時間9月14日~9月16日までJacob K. Javits Convention Center(ジェイコブ・K.ジャヴィッツ会議センター)で開催しております、“Coterie New York”。初日の14日に行ってまいりました。 (過去の関連ブログ事:2025年2月18日-Coterie New York(前編)(後編))
アパレルはもちろん、現代的および先進的なコンテンポラリーのレディスウェア、アクセサリー、フットウェア、ビューティー、ギフトの多種のカテゴリーが集まるCoterie New Yorkは、最先端を行くコンテンポラリーブランド、リテーラー、エキスパート、インフルエンサーが一堂に会するイベントです。
Coterie New Yorkへの入場は、一般公開ではなく、ファッション業界関係者および承認された参加者のみを対象としています。購入者の有無に関わらず、すべての参加者はショー運営者による確認を受け、企業または個人のファッション業界との関係性を確認する必要があります。
シーズンごとにファッション業界のトップブランドを招き、ブティック、Eコマースサイト、百貨店など、あらゆる小売バイヤーを惹きつけています。個人レベル、そして親密なコミュニティーレベルでの関係が育まれ、業界全体が知識を共有し、成長し、進化していく場となっています。
ファッションの未来を変革する力を持つ、今注目のブランドと、業界に精通したエキスパートを繋ぎます。バイヤー、ブランド、インフルエンサー、メディア、スタイリストからなる国際的なコミュニティを通して、新たなアイデアと機会が生まれます。コミュニティーと文化こそが、新時代の核心となっている、Coterie New Yorkです。
2025年2月に開催されたCoterie New Yorkでは、来場者数8,900人以上、アメリカ国内ブランドを含め、世界からカナダ、日本、イギリス、パナマ、メキシコ、フランスなど、90カ国以上のブランドが参加し、780以上のブランドが出展しました。
来場者の半数以上が最高意思決定者(オーナー、CEO、社長、副社長)で、購買力は78%となっています。新規ビジネスとの出会いは、イベントにおけるバイヤーとブランドの最大の目標となります、来場したバイヤーの26%が初めての参加となりました。
会場内には、無料でいただけるコーヒーがいただけるラウンジ、休憩するのにぴったりのソファ、ウォーターサーバー、注目のブランドのコレクションを展示する、2025 Incubator Program(インキュベータープログラム)などの企画ブースなどがあります。
また、時間指定と数量限定で、ブースがカクテルやスウィーツを提供したり、企業とコラボレーションしたCoterie New Yorkのトートバッグや、チャーム付きのブレスレットや、刺しゅう入りバンダナをプレゼントしたりと来場者を喜ばせる仕掛けが盛りだくさんです。
前回の開催と同様に、同じ日程で別のフロアでは、スポーツウェア、アパレル、アクセサリー、履物、ホーム、ギフト、ビューティーなど、あらゆるカテゴリーのヤング層向けで現代的な、トレンド主導のモダンなブランドの包括的なセレクションを中心とした“MAGIC”が同時に開催されています。Coterie New York来場者とMAGIC来場者は、双方でフロアを行き来できます。
2026年春夏(Spring/Summer)(SS26)シーズンのコレクションということで、会場内には、ビーチウェアをはじめ、リゾートドレス、カクテルドレスなど、肌の露出があるカラフルな新作アイテムを目にする一方で、ファーやニットなどの冬服も多く目にしました。
SS26の女性アパレルのトレンドとして、バイヤー向けに4つのキーワードをファッションの専門家はアドバイスしています。世界の果てを意識する、“VIBRANT ESCAPE”。控えめな夏のボヘミアン、“AVANT CRAFT”。淡いパステルカラー、繊細な装飾、クラシックなインスピレーション、“ELEMENTAL FLOW”。シンプルさの美しさ、人と人との繋がりの力強さ、“FUTURE CLASSICS”です。
気になるファッションの“FUTURE”(未来)。会場のエントランスには“未来のファッション”とテーマにした、新鋭デザイナーによるファッションが展示されています。
会場内に設置されたステージでは、今シーズンのトレンドを紐解き、シーズンのトーンを決定づけるキーアイテムをご紹介するなど、ファッション業界のスペシャリストによる、プレゼンテーションやトークショーやセミナーが開催しています。
後編では今回私が気になった素敵なアイテムをご紹介します~。
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12月1日生まれの射手座
東京都浅草出身
ニューヨークと東京を行き来する生活を送る、OK! JAPAN編集長。
アメリカ人の夫と一緒に、NYで生まれた娘と息子、2人の子供の子育てに日々奮闘中。
2006年にサンフランシスコから帰国後、2009年にスタートした「OK! JAPAN」の編集長を務め、2013年の「OK! JAPAN 改訂版」 からは編集、ブログを担当。
そして、2017年の「OK! JAPAN リニューアル」から再び編集長を務めます。
NYでの暮らしで学んだ経験をはじめ、NYが発信するファッション、ジュエリー、ビューティー、エンターテインメントの最新情報から、子育てや学校事情、NYの近況報告まで多岐にわたり、リアルなNYのライフスタイルをお届けいたします。
チームユニフォームを着てジジ・ハディッドとベラ・ハディッドも熱烈観戦していたNYを本拠としているナショナルホッケーリーグ(NHL)所属のニューヨーク・レンジャース(New York Rangers)のファン。