レディー・ガガ(Lady Gaga)ほど私たちを魅了し続けるスターはそう多くありません。歌手、女優、そしてスタイルアイコン…本名ステファニー・ジョアン・アンジェリーナ・ジャーマノッタ(Stefani Joanne Angelina Germanotta)は、過去15年間、ディスコ、ダンスポップ、カントリーとジャンルを横断しながら、常に新たな自分を発見し続けてきました。
3月に最新アルバム『MAYHEM(メイヘム)』をリリースし、彼女はいわゆるリトル・モンスターズ(Little Monsters)(彼女の熱狂的なファン)を再びスピンさせました。
『アブラカダブラ』(Abracadabra)や『ディジーズ』(Disease)といった、クラブ向きの高揚感あふれるポップ・バンガー(Pop bangers)(キャッチーで素晴らしい、ヒット確実な人気曲を指すスラング)が満載のこのアルバムは、2008年に彼女を初めて全米チャート1位に押し上げたデビュー・アルバム『ザ・フェイム』(The Fame)のパンチが効いたサウンドへの見事な回帰を示しました。
しかし、先日「メイヘム・ボール(Mayhem Ball)ツアー」をイギリスで開催し、ロンドンとマンチェスターで公演を行ったガガは、メイヘムはほぼ全く違う方向へ進んでいたと語りました。
「アルバム全体をグランジレコードにしそうになったこともありました。」と彼女は今年初めに明かしました。
39歳のこの歌手は、アルバムのエグゼクティブ・プロデューサーを務め、いくつかの曲を共同で書いた婚約者のマイケル・ポランスキー(Michael Polansky)から勧められたと言います。
「こういうことが起こって本当に嬉しかったです。だって、自分の突飛なアイデアを突き詰めて、後で後悔することがよくあるから。」とスターは認めました。
「マイケルは毎日スタジオに一緒にいてくれました。パートナーと一緒にできて本当に良かった。だって、自分が自信を失いそうになったとき、彼以上に的確に指摘してくれる人はいないから。」
2015年から2016年まで俳優テイラー・キニー(Taylor Kinney)と婚約していたガガは、46歳のアメリカ人起業家マイケルと2019年に初めて出会いました。彼女は彼を「今まで会った人の中で一番温かく親切な人柄」と評し、現地時間9月ニューヨークで開催された『MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV VMAs )』で、アーティスト・オブ・ザ・イヤー賞を彼に捧げました。
視聴者、そして友人のアリアナ・グランデ(Ariana Grande)を涙させた心のこもったスピーチで、彼女は「あなたと共にこの1年を作り上げてきたことは、本当に美しい夢でした。そして、あなたはずっと私のパートナーでした。愛しいあなたにも、この賞を捧げます。」と語りました。
かつてのロールモデルであるマドンナ(Madonna)(2012年にガガの音楽を「単純化している」と批判して激怒した。)と同様に、ガガも1つの芸術的領域に留まることに満足していませんでした。
Words © Leo Roberts / OK! Magazine
Photo © Phil Lewis / WENN
後編へ続く・・・。