GKバリー(本名グレース・キーリング)はポッドキャストと、彼女の特徴であるカオスさを携えて、8月からイギリス全土16か所以上を回るツアー『ジャングル・フィーバー』(Jungle Fever)を開催しています。
彼女は「観客の参加型イベント、ブッシュ・タッカーの試食、そしてスペシャルゲストも登場します。売り切れ必至の女子会みたいなものになります。」と冗談を飛ばします。
しかし、キャリアの最新情報はそれだけではありません。グレースは8月にジョエル・ドメット(Joel Dommett)、ジュディ・ラブ(Judi Love)、サム・トンプソン(Sam Thompson)と共にITVのゴールデンタイム番組『セレブリティ・サボタージュ』(Celebrity Sabotage)に出演します。撮影中はずっと“笑い泣き”だったと告白しています。
番組の趣旨を説明しながら、彼女はこう語ります。「私たちは全員、ミッション本部にいて、妨害工作をしています。毎週、一般の皆さんは、皆さんがご存知のITV番組(デート、裏切り、お菓子作りなど)に似ていると思って番組に参加しているんです。
でも、実は、これらの偽番組の司会には、本物の有名人ゲストがいらっしゃるんです。妨害工作が成功するたびに、彼らに大金が当たるんです。本当に感慨深いです。茂みや生垣に扮装したり…毎日違う衣装を着ています。特定のエリアで、こんなにたくさんの小枝に近づいたのは初めてです。」
彼女は昨年、『ルース・ウィミン』(Loose Women:イギリスのトークショー)の史上最年少のパネリストになりました。彼女はこれを夢の実現と表現していますが、最初の数回の出演は怖かったそうです。
「本当に怖かったんです。『お願いだから、ジャネット・ストリート=ポーター(Janet Street-Porter)!!と一緒にパネルに出るのを、私がノリノリになるまで待って!』ってお願いしました。彼女と番組を一緒にやりましたが、すごく可愛かったです。でも最初は、この観客は私のことを知らないんじゃないかって不安でした。TikTokで見かける若い女性みたいな…、でも今は大好きです。」
「ケイ(・アダムス(Kaye Adams))、デニス(・ウェルチ(Denise Welch))と一緒に座って、オリヴィア(・アトウッド((Olivia Attwood))、フランキー(・ブリッジ(Frankie Bridge))が違った視点を見せてくれます。すごく魅力的です。彼女たちは本当に興味深い女性たちです。それぞれに人生を生きてきたんだから!」
しかし、グレースの知名度が上がるにつれて、ネット上の荒らしなど、マイナス面も生まれています。「有名になると、尊敬してくれる人がいるのでプレッシャーも大きくなります。若い女性の視聴者がいるということは、責任も伴います。だから、そういう風にお肌を整える必要があると感じていました。ジャングルにいる間、私の肌についてたくさんのコメントをもらいました。」
「若い人たちが、テレビでニキビが消えた私を見ることでどれだけ助けになったか。だから、フォロワーに写真撮影や華やかさの別の側面を見せられるように、すっぴんの姿も投稿するようにしています。」
グレースは多忙な女性です。ワインメーカーのエコーフォールズ(Echo Falls)と共同で、女性の友情の大切さを強調するキャンペーンを展開しています。彼女は、このワインは「ずっと昔から女友達と飲んできたワイン」だと言います。そして、女友達は彼女の人生の中心にあると付け加えました。
彼女にとって理想の女子会は、昼間の飲み放題ブランチとウノ、そして楽しいおしゃべりです。燃えるような野望といえば、グレースにはまだいくつかあります。
恋人(イプスウィッチ・タウンFC(Ipswich Town Football Club)のミッドフィールダー、エラ・ラザフォード(Ella Rutherford)(25歳))は、彼女に『The Traitors』(リアリティ番組コンペティションシリーズ)への出演を勧めています。また、『The Graham Norton Show』(グラハム・ノートンのイギリスのコメディチャットショー)のゲスト出演も夢見ています。
しかし、彼女の夢はいつか、アラン・カー(Alan Carr)の『Alan Carr: Chatty Man』(コメディ・トークショー)のような、自分だけのトーク番組を持つことです。
幼い頃は“ちょっと変わっていて、頑張り屋”で、学校では子供たちから意地悪な言葉を浴びせられていたといいます。
彼女は生き残るために、人を笑わせる才能を磨きました。「リトル・グレースは本当に変わり者でした。イーベル・クニーベル(Evel Knievel)(アメリカのスタントパフォーマー兼エンターテイナー)になりたかったので、後ろが短くて前が長い、ボブヘアでした。
父に頼んで、庭に床から2センチの高さのスロープを作ってもらい、そこから飛び降りました。まるで自分のトークショーでもやっているかのように、カメラに向かって全く意味のない話をしているところを、父に撮影させたりもしました。だから、もし私のような子供がいたら、心配しないで。将来、ジャングルに行くかもしれないからね!」
グレースは、TikTokでのキャリアをスタートさせる当初、両親の理解を得るのに時間がかかったと認めています。
「大学を卒業した時、TikTokをフルタイムでやるつもりだと言ったら、母は『本当に!?分からないわ。誰かバックアップが必要よ。長くは続かないわ!』って感じでした。友達でさえ『何しているの!?』って感じだったのに、私は『我慢して…』って感じでした。でも、覚悟は決まっていたんです。」
ファンが増え始め、街で声をかけられるようになると、両親は彼女が成功していることに気付き、今では娘の成長をこれ以上ないほど誇りに思っています。
「母がスーパーのレジで『TikTokやっている? うちの娘のGKバリーをフォローして。きっと知っていると思うけど』って言うの。」と彼女は笑います。
「可愛いけど、同時に恥ずかしい。『お母さんに会ったよ。フォローさせられたんだ!』って言われるのよ。それに父の職場では、みんなに私のポッドキャストか『ルース・ウィミン』を見させているの。」
グレースは、ここ数年でTikTokにアップした奇抜な動画についても、一切後悔していません。「失敗もしたし、これからもするだろうけど、そこから学べなかったことはないから、後悔はありません。2016年にグリーンのアイシャドウを塗ったこと以外はね。あれは最悪でした!(笑)」
Words © Shelley Spadoni / OK! Magazine
Photos © Elisabeth Hoff / OK! Magazine
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