ミシェル・モナハン(Michelle Monaghan)は、他の俳優がそうであるように、自分のキャリアについてそれほど心配したことはありません。彼女は、職業の浮き沈みによって自分を定義づけるよりも、常に個人的な幸福を重視してきました。仕事に関して心配することはあまりありません。
彼女は、『ミッション: インポッシブル』(原題:Mission: Impossible)シリーズで繰り返し出演する役で高額の報酬を得ており、『THE PATH/ザ・パス』(原題:The Path)のファンから熱狂的な支持を得ています。HBOチャンネルの画期的な犯罪シリーズ、『TRUE DETECTIVE』(原題:True Detective)でのキャリアを定義する演技は言うまでもありません。
現在、彼女はイギリスのHBOストリーミングサービスで現地時間2月17日にスタートした『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』(原題:The White Lotus)シーズン3のスターの1人として、新たな注目を集めています。
モナハンは、タイの高級ウェルネス・リトリート(Wellness Retreat:心と体を癒すことを目的とした旅行や体験)に親友2人を招待したテレビスターのジャクリン(Jacyln)役を演じています。
モナハンは、8話にわたって展開される3つの主要な物語の中心にいて、女性同士の絆を築こうとする彼女の試みが、ますます競争的になったり意地悪な態度をとったりすることで徐々にむしばまてれていく様子が描かれ、共演者のレスリー・ビブ(Leslie Bibb)(ケイト(Kate)役)やキャリー・クーン(Carrie Coon)(ローリー(Laurie)役)とともに、モナハンが大部分の重労働を担っています。
「『ホワイト・ロータス』での撮影は、この業界で経験した中で最も特別な経験の1つで、東南アジアでの撮影が大好きになりました。まるで有給休暇のようでした。撮影は6ヶ月間続き、その間にキャスト陣は本当に団結しました。ストーリーについては、何か言いたいのですが、できません。しかし、シリーズの範囲は広がり、『ホワイト・ロータス』で私たちが大好きなものがすべて実現されていると言えます。」とモナハンは語ります。
シーズン3は、タイのサムイ島(Ko Samui)にあるフォーシーズンズリゾーツの敷地内でほぼ全編撮影され、ジェイソン・アイザックス(Jason Isaacs)が率いる機能不全のラトリフ(Ratliff)一家も描かれます。
ジェイソンは、米国で突然 FBI の詐欺捜査に巻き込まれる金融業者を演じ、妻(パーカー ポージー(Parker Posey))、息子のサクソン(Saxon)(パトリック シュワルツェネッガー(Patrick Schwarzenegger))とロックラン(Lochlan)(サム・ニボラ(Sam Nivola))、娘のパイパー(Piper)(サラ・キャサリン・フック(Sarah Catherine Hook)) も同行します。
さらに、ウォルトン・ゴギンズ(Walton Goggins)とエイミー・ルー・ウッド(Aimee Lou Wood)は、究極の変わり者カップルとして傑出しています。
モナハンはアイオワ州ウィンスロップ(Winthrop)の農場で、敷地内にデイケアセンターを経営する母親のシャロン(Sharon)、地元の工場で働く父親のロバート(Robert)、そして2人の兄のボブ(Bob)とジョン(John)とともに育ちました。その後シカゴ大学でジャーナリズムを学び、モデルとしてまともなお金を稼げることに気付き、モンゴメリー・ワード(Montgomery Ward)などさまざまな小売ブランドで働きました。
『キスキス,バンバン』(原題:Kiss Kiss Bang Bang)、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(原題:Gone Baby Gone)などの有名な映画で脇役を着実に演じてきました。
モナハンはオーストラリアのグラフィックデザイナー、ピーター・ホワイト(Peter White)と結婚しており、夫婦は15歳のウィロー(Willow)と10歳のトミー(Tommy)という2人の子供とともにロサンゼルスに住んでいます。
━━『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾート』の特徴的な物語テーマには、欺瞞のレベルや登場人物間の不気味な断絶などがあります。シリーズのクリエイター兼ショーランナーであるマイク・ホワイト(Mike White)が、あなたの演じるキャラクター、ジャクリンと彼女の2人の女性の友人との関係をどのように構築したかについて、どう思われますか?
マイクは、女性の友情の暗い面や難しい面を深く掘り下げています。女性が老化にどう対処するか、自分をどう見せるか、そして長い時間をかけて蓄積してきた実存的な疑問など。このスパ旅行は、ジャクリン、ケイト、ローリーにとって、かつて彼女たちを親友にした絆が本物なのか、それとも単なる幻想なのか、そして心の奥底にある恨みや言葉にできない不安こそが、彼女たちを定義するものなのかを知るチャンスだと私は考えました。
彼女たちは皆、非常に優秀で成功した女性たちですが、どういうわけか、彼女たちは解決しようとしている不安や競争心をたくさん抱えています。そして、このシリーズは基本的に、彼女たちの外見のひび割れがどんどん大きくなっていく様子を描いています。
Words © Jan Janssen / WENN
Photo © Nicky Nelson / WENN
後編へ続く・・・。