サラは人生を「セラピー」と表現し、年々自分自身について学んでいると言います。そして、彼女の新しいポッドキャスト『Seriously ?! With Sarah Beeny』では、家族とオープンで正直な会話をすることについて探っています。
実際、彼女は最近、物への執着と向き合い、それがどこから来ているのかという驚くべき認識に至ったと話しています。1月に再放送されているチャンネル4のヒット番組『原題:Sarah Beeny’s New Life In The Country』の視聴者は、彼女のインテリアセンスをよくご存知でしょうが、サラは自分のアプローチを再考する必要があると感じています。
「家は私にとって本当に大切なものです。」と彼女は言います。「でも見た目ではなく、人々にどう感じさせるかが重要です。母は私が幼い頃に亡くなり、それ以来私は感傷的になりました。今はその一部から解放されましたが、私の子供たちは全然感傷的ではないことに気付きました。」
写真左から:結婚22年の夫、グレアム・スウィフト(Graham Swift)と、サラ・ビーニー。
「先日、火を囲んで長いおしゃべりをしました。彼らはこう言いました。『ママ、私たちが感傷的ではないのはあなたがここにいるからです。あなたが感傷的なのは、お母さんを思い出させるものを全部大切にしているから。でもあなたは私たちのお母さんで、ここに座っているからです。』そして、それが本当に真実だと気付きました。私は、いくつかのものを手放すべきなのかもしれない。」
最初の2つのシリーズの視聴者は、サラとグラハムが田舎の邸宅を建てる様子を見ました。この邸宅はサラのお気に入りの「古典主義」スタイルで装飾され、大量の「混沌」が盛り込まれています。敷地内には新しい映画とテレビのスタジオのほか、サラが茅葺き屋根の作り方を学びたいと思い、そして「茅葺きとして思いつく最も小さなもの」として建てたボートハウスもあります。
「私は19歳のときから夫と暮らしていますが、長い間一緒に暮らしていると、結局は『私たち流』になります。私たちのスタイルは似ていて、私たちは古典主義者、伝統主義者です。それは私たちの暮らし方によるところもあります。私は少し無秩序なので、伝統的なインテリアだと、ごちゃごちゃした状態になります。ミニマルなインテリアは好きですが、きちんと整理整頓しておかなければなりません。」
彼らの家にはアンティークの椅子、本棚、机があふれています。しかしサラは、長持ちするようにデザインしているので、スタイルが実質より優先されることは決してないと言います。彼女は、大理石の床をモップで拭くことに日々を費やすよりも、耐久性があり、多少のへこみやシミがあってもより良くなる、美しい寄木細工の床のような何かを設置することを好みます。
バスルームには風変わりなビニール製の床材もいくつかあります。男の子ばかりの家では欠かせないものだと彼女は主張します。「これまでは評判が悪かったのですが、クールな柄が見つかれば、素晴らしいものになることもあります。」
サラにとって最も大切な家具は何でしょうか、オフィスの壁に並ぶアンティークの本棚でしょうか、それとも特注のシェーカー様式のキッチンでしょうか。
「Swift & Beeny Sanitary Engineers」とプリントされた真鍮製のトイレタンク。「ぜいたくでばかばかしいわ。」と彼女は笑います。「これは以前の家から持ってきたの。」
家は美しく、にぎやかで、4人の息子たち(20歳のビリー(Billy)、18歳のチャーリー(Charlie)、16歳のローリー(Laurie)、15歳のラファティ(Rafferty))もまだここに住んでいます。特に今のところは家賃無料というオファーがあるので、すぐに引っ越すことはないでしょう。
長男のビリーはロンドン大学ゴールドスミス校で音楽を学び始めましたが、ツアーに出るために講義を欠席しなければならないことに気付き、1学期で家を出ました。現在はサマセットの家族の元に戻っています。
「彼は『ママ、僕はなんでこんなことを習いに行かなきゃいけないんだ?』って言いました。チャーリーは今年、Aレベルを終えて大学には行きたくなかったので、バンドをフルタイムでやっています。バンドはフル稼働で、メンバー全員が毎晩2時間くらいスタジオにこもって曲作りと練習をしています。」
「一生懸命勉強していなければ、私はこんなに応援しないでしょう。でも彼らは完全にやる気満々です。だから、彼らが一生懸命勉強している限り、大学で過ごすのと同じくらいの期間、私は彼らを応援します。それから話し合います。でも今のところ、彼らは素晴らしい成績を収めています。」
厳密にはメンバーの一員ではありませんが、サラは最近、4ヶ月に及ぶバンドの2回目のイギリスツアーに参加しました。
「みんな、私が最近何をしているのか聞いてくるの。私は『もちろん、メンバーたちとツアー中よ!』って答えるの。バンドのバスに乗って、一緒にツアーに出ていて、途中でチップスを食べたりもするの。最高よ!」
Words © Mitya Underwood / OK! Magazine
Photos © Nicky Johnston / OK! Magazine
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