旅行やグルメをはじめ、タイの魅力を日本で体験できるイベントとして大人気!毎年大勢の来場者で賑わうタイフェスティバル。2024年5月には東京で第24回目を迎え、大きな盛り上がりを見せました。そして今、初めての冬のタイフェスティバル「HAPPY WINTER THAI FESTIVAL ~幸せの贈りもの~」が、タイ国大使館商務参事官事務所主催のもと、都内2店舗、代官山 蔦屋書店と無印良品 銀座店で、ともに12月25日まで開催されています。開催に先がけて、12月11日にタイ王国大使館イベントホールで記者発表会が行われました。
大使館の建物内に入ると、「ほほ笑みの国」の異名をもつタイのイメージ通り! 冬の寒さも忘れてしまいそうな温もりが感じられます。駐日タイ王国特命全権大使 ウィッチュ・ウェチャーチーワ氏の挨拶で始まったこの発表会では、新年を迎えるお祝いのシーズンに合わせて、タイの食やファッション、コスメをはじめ、エンターテイやメントやカルチャーなど、多ジャンルにわたって、魅力あふれる内容が紹介されました。
今回の大きな特徴は、自身の名前を冠にした「シリワンナワリー」のデザイナーとして活躍し、アジアのロイヤルファッショニスタとして知られるシリワンナワリー・ナーリーラッタナ・ラーチャガンヤー王女によるプロジェクト「タイファッションを楽しむ」。タイの地域コミュニティーや起業家たちによる織物や布地、ファッション製品を集め、日本のメーカーとのコラボも行われていて、逃せないアイテムです。
イベントには、タイ国大使館商務参事官事務所 商務公使 チャンタパット・パンジャマーノン氏、タイ国政府観光庁 東京事務所所長 カジョンデート・アピチャートラクン氏、フェスティバルの会場となっている無印良品 銀座 総店長 成川卓也さん、代官山 蔦屋書店 店長 湯澤洋介さん、そしてタイをテーマにした漫画で知られる漫画家の小林眞理子さんが登壇して、トークセッションが行われました。
前回にも開催して大好評を博した無印良品 銀座店では、冬にふさわしいシリワンナワリー王女のファッションの展示が人気。タイの工芸品や食材も販売され、地下のレストランでは、冬にお薦めのタイ料理を提供。特に寒さが厳しくなる今、優しい味で体を温めてくれるトム・カー・ガイという生姜と鶏肉のスープが推しということです。
初開催となる代官山 蔦屋書店では漫画家 小林眞理子さんのトークショーをはじめ、タイのアーティスト16名が参加するパフォーマンス、タイのゲーム体験、キャラクター、タイの占いなど、盛りだくさんのエンターテイメントを用意。タイのフルーツやコスメなどの商品も取り揃え、タイ国政府観光庁によるプレゼントキャンペーンもあります。
今年のクリスマスは冬のタイフェスを楽しんで、心も体も温まってはいかがでしょう。日本とのつながりを深めているタイがさらに身近に感じられて、きっとタイに行きたくなるはずです。
TEXT 丸山けいこ