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現地時間2022年11 3日、イギリスのスカボロー(Scarborough)にある『レインボーセンター』(The Rainbow Centre)を訪れ、サービス ユーザーと話すウィリアム皇太子(William, the Prince of Wales)(写真左)とキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)(写真右)。

これから先の王室のレガシーは人々を結びつける橋渡しとなること!(後編)

若者のメンタルヘルスのために約5,800万円の資金を集め、かつての王室訪問に新しい息吹を与え、一からの仕切り直しを試みるウェールズ公夫妻。

しかし、現地の看護師と教師が食料や衣服の調達を『フード & クローズ・バンク』(food and clothes banks)に頼らざるを得なかったという現場の状況を耳にし、ショックを受けた2人にとって今回の訪問は、決して笑顔ばかりで済まされたわけではないようだ。

ちなみに、この日ウィリアム皇太子はバーガンディ(Burgundy)のジャンパーを身に着け、キャサリン皇太子妃はベージュのマックス・アンド・コー(Max&Co.)のコート£460(約78,000円)に、ベージュのコートに合わせた同色のデメリエー(DeMellier)のハンドバッグ£295(約49,600円)という装いを披露している。

さらに、シャワー、前借金、メンタルヘルスサポートなどを提供するためのワンストップショップとして設立されたレインボーセンターを訪れたウィリアム皇太子は、現場の悲惨な現実に、思わず「何てひどい状況なんだ」とコメントせざるを得なかったという。

彼はまた、パンデミックという最悪の状態を経験し、長い間戸外に出ることができなかった年配の女性に会い、そうした状況に関しても次のような懸念を表明している。

「今回訪れた現地では未だいまだに困難な状態が続いていて、まだまだたくさんの人たちが不安定な生活を強いられています。そしてそうした状況が1人1人のメンタルヘルスに多大なる影響を及ぼすのではないかと心配しています。」

そして訪問の最後に、彼はドナー、ボランティア、センターのユーザーに、「今、私はこの建物の2階でメンタルヘルスの優先事項、つまり安全なスペース、放課後若者が過ごす場所、食事について多くのことを聞きました。これらは特に重要な課題であり、今日のコミュニティー全体が感じていることのようです。特にメンタルヘルス面では、様々な側面から話し合いを続け、コミュニティー全体でその悪循環に取り組み、サービスを提供することが大切です。問題解決に向けて前進し、多くの人々が直面するメンタルヘルスの問題に対処するために、そうした試みは不可欠だと思います。」

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さらにウィリアム皇太子は、『英国王立財団』(The Royal Foundation of The Prince and Princess of Wales)と『トゥー・ライディングス・コミュニティー財団』(The Two Ridings Community Foundation)のコラボレーションに関わった人々、そして寄付してくれた人々に感謝の意を表し、次のようにスピーチを結んでいる。

「コミュニティーが協力して集まったとき、私たちに何ができるかを具体的に示すことは、この活動を継続し、全国規模で広く発展させていきためにとても重要なことだと思います。そしてあなたたちはリーダーであり、この企画の牽引車そのものなのです。」

そして、王室訪問が進行中、ケンジントン宮殿(Kensington Palace)はツイッターを通して次のようなコメントを残している。

「この度、英国王立財団と@TwoRidingsCFは、スカボロー地域に住む若者のためのメンタルヘルス支援金£345,000(約5,800万円)を調達し、永続的な遺産を残すことができたことをとても嬉しく思います。きっと今日お会いできた若者たちがこの資金をいちばん必要としている場所に届け、現在および将来にわたってスカボロー地域全体のコミュニティーに変化をもたらすことに重要な役割を果たしてくれることでしょう。」

財団のアマンダ・ベリー(Amanda Berry)最高経営責任者(CEO)は「若者が幅広いメンタルヘルスサポートを受けることができるようにすることは、ウェールズ公夫妻が非常に強い情熱を注いでいることです。メンタルヘルスに関する悪循環に取り組み、助けを必要とする人々のために必要な支援を保証することは、今も昔も私たちが住む社会の最大の問題の一つなのです。したがって、英国王立財団は、トゥー・ライディングス・コミュニティー財団と協力することにより、この重要なコミュニティ活動を支援するための資金調達と活動の活性化に極めて重要な役割を果たし、スカボロー地域の若者たちに永続的な影響をもたらしたことを非常に嬉しく思っています。」

Words © Rhona Mercer /OK! Magazine
Photos © Mirrorpix

END.

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