「全日本EV-GPシリーズ」Rd4 2022年7月17日(日) レースレポート
「ライバルを制し、3位表彰台へ!」
◇宮城県スポーツランドSUGO ◇天候:くもり/ドライ
◇車両:東洋電産リーフe+/Car No.88 ◇Dr.:レーサー鹿島
13シーズン目を迎えた電気自動車レース「全日本EV-GPシリーズ」第4戦が、7月17日(日)、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
モーター出力とバッテリー容量に優る最高峰クラスのEV-1にはテスラモデル3が2台、EV-2クラスの#88東洋電産リーフe+レーサー鹿島は、昨シーズンから接戦を展開しているEV-F(燃料電池車)クラスのトヨタMIRAIとのバトルにフォーカスして臨みました。
過去2年間でライバルのトヨタMIRAIに敗れたのは昨年のスポーツランドSUGOラウンドのみ。最終コーナーの登り区間でバッテリー温度が上昇しやすいため、MIRAIと同じペースで走行すると終盤にオーバーヒートして出力ダウンすることが分かっています。そのため、予選は繊細な温度管理を行いながら超スロー走行で1ラップのみの計測、最後尾からの追い上げとなりました。
午後2時15分、25℃/路面温度43℃のコンディションでレースがスタート。オリジナルの冷却装置にトラブルが発生し1周目からバッテリーの温度が通常よりも上昇しはじめたためペースを上げられないものの、中盤には#104トヨタ MIRAIを射程圏内へ。終盤、MIRAIのペースが落ちたところで一気にペースアップしてオーバーテイク、辛くも総合3位でチェッカーフラッグを受けました。冷却装置の不具合はありましたが、前戦からテスト中の新しいシステムが奏功し何とかペースをキープすることが叶いました。
第5戦は8月6日(土)に袖ヶ浦フォレストレースウェイで開催されます。最も気温が高い戦いになりそうですが、これまでのデータと進行中の冷却性能アップの改良を成功させ良い結果に繋げます。
【2022年レース結果】
Rd1:4月23日/筑波サーキット(55km):総合5位/クラス1位
Rd2:5月14日/富士スピードウェイ(55km): 総合5位/クラス1位
Rd3:6月26日/袖ヶ浦フォレストレースウェイ(55km): 総合5位/クラス1位
Rd4:7月17日/スポーツランドSUGO(55km): 総合3位/クラス1位
Rd5:8月6日/袖ヶ浦フォレストレースウェイ(60km):
Rd6:10月2日/筑波サーキット(60km):
Rd7:10月16日/ モビリティリゾートもてぎ(55km):
- レーサー鹿島
Racer Kashima
BLOGGER PROFILE - 投稿アーカイブ
TOKYO FM他の局アナ、プロデューサーを経てマルチプロデューサーとして活動中。有名企業やブランドのプロデューサーとしては主に新規プロジェクト(new business development)を担当。持続可能で社会貢献度の高いビジネスモデルの構築がライフワーク。
幼少のころからクルマやレースに親しみ、大学在学中にレースデビュー。レーシングカートチャンピオン、フォーミュラトヨタ、F3などを経て、2001年からは米国ロサンゼルスを拠点にINDYライツなどに挑戦。参戦中の全日本EV(電気自動車)GPでは5度のタイトルを獲得。クルマ、オートバイ、レース文化の訴求もライフワークのひとつ。
プロデューサーを務めるフルオーケストラ「ORCHESTRA POSSIBLE」は、医療に従事する方々への思いを込めて、医療ドラマの名曲公演“音楽は心のくすり”を公式YouTubeで無料配信中。
タイトルのDOUBLE TIMERは、日本と世界、オンとオフ、右脳と左脳・・・ふたつのタイマーを有効的に使い分け人生を謳歌しよう!という自身のライフスタイルのテーマから。
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BMW R60/2, SUZUKI GSX1000S KATANA, DUCATI 900 MHR,
MAGNI SFIDA 1100, YAMAHA YZF R6 RACER
◆1968年12月16日生/RH+A/176cm