1960年代、オンロード用オートバイにブロックタイヤを装着し、マフラーをシート直下に上げることでダート走行を可能にしたのが起源と言われるスクランブラーは、クルマシーンでスポーティーなSUVが増加しているのと同じように、世界中で人気のカテゴリーです。
個人的に、スクランブラーは、どこか不完全で隙があるものと感じていましたが、「DUCATI SCRAMBLER 1100 Sport PRO」は、究極ともいえる完成度の高さ。
オーリンズ製のサスペンションはしなやかでストロークが深く、ブレンボ製のブレーキは繊細かつ大胆、3つのライディングモードをもつ最新鋭の電子デバイスによる安心感は格別です。
が!
ここまで完成度が高いと、逆に物足りなさを感じる方も多いと思うのですが、そこはDUCATI、Lツインエンジンのフィーリングが“生き物”感を醸し出し、オートバイを操る喜びを感じさせてくれます。
1983年式DUCATI MHR、2004年式DUCATI 999Sを普段使いしている私ですが、この最新スクランブラーは(も)、1079ccのLツインエンジンが主役で、豪華ベテラン名脇役たちが花を添えているんだなあとしみじみ・・・。
- レーサー鹿島
Racer Kashima
BLOGGER PROFILE - 投稿アーカイブ
TOKYO FM他の局アナ、プロデューサーを経てマルチプロデューサーとして活動中。有名企業やブランドのプロデューサーとしては主に新規プロジェクト(new business development)を担当。持続可能で社会貢献度の高いビジネスモデルの構築がライフワーク。
幼少のころからクルマやレースに親しみ、大学在学中にレースデビュー。レーシングカートチャンピオン、フォーミュラトヨタ、F3などを経て、2001年からは米国ロサンゼルスを拠点にINDYライツなどに挑戦。参戦中の全日本EV(電気自動車)GPでは5度のタイトルを獲得。クルマ、オートバイ、レース文化の訴求もライフワークのひとつ。
プロデューサーを務めるフルオーケストラ「ORCHESTRA POSSIBLE」は、医療に従事する方々への思いを込めて、医療ドラマの名曲公演“音楽は心のくすり”を公式YouTubeで無料配信中。
タイトルのDOUBLE TIMERは、日本と世界、オンとオフ、右脳と左脳・・・ふたつのタイマーを有効的に使い分け人生を謳歌しよう!という自身のライフスタイルのテーマから。
◆『FMドライバーズミーティング』
~1999年スタート、著名人やセレブをゲストにカー&オートバイライフをトーク~
〇TJS@ロサンゼルス 土曜19:00~/日本時間日曜12:00~
(TJS公式サイト経由で、世界中で聴いて頂けます!)
〇K-MIX/FM山口/radiko.jp 日曜18:00~
〇radiko.jp(日曜18:00~)
◆愛車:FERRARI F355, ALPINA B3S, YAMAHA YA-1, TRIUMPH T120 BONNEBILLE,
BMW R60/2, SUZUKI GSX1000S KATANA, DUCATI 900 MHR,
MAGNI SFIDA 1100, YAMAHA YZF R6 RACER
◆1968年12月16日生/RH+A/176cm