リアリティーTV番組出演を通して経験したプラスとマイナス、父親を失ってからの夫の支えについて語る歌手のフラー・イースト。
多くの人たちがロックダウンの間、チョコレートやボックスセット(映画やTV番組などの映像作品や音楽作品を、一つの特別なボックスに梱包したもの)を大いに楽しんでいる間、いつになく忙しい毎日を送ったというフラー・イースト(Fleur East)!
32歳のフラーは、ロンドンの自宅から早朝番組『ヒッツラジオ』(Hits Radio)のホストを務める傍ら、自身の2枚目のアルバム『フィアレス』(Fearless)をリリースし、さらにポッドキャスト(Podcast)専用アプリで、ザ・リアリティー・オブ・リアリティー・テレビ(The Reality Of Reality TV)をローンチしている。
ニューアルバム制作のため、久しぶりにレコーディングスタジオでの仕事を楽しんだ、元『Xファクター』(The X Factor:イギリスリアリティ音楽オーディション番組)のスターだが、奇しくもそのローンチと同時期の3月に最愛の父、マルコム(Malcolm)が他界するという悲劇に見舞われている。
そして、そのフラーの悲しみを支えてくれた夫、マルセル・バディアヌ-ロビン(Marcel Badiane-Robin)の献身ぶりについてフラーは次のようにコメントしている。
ちなみに、マルセルは、リアリティーTV番組「アイム・ア・セレブリティー…ゲット・ミー・アウト・オブ・ヒア!(I’m A Celebrity…Get Me Out Of Here!)」のキャンプメイトで、現在はファッションデザイナーとして活躍している。
「彼は、本当に素晴らしい夫よ。父を失った悲しみで神経が麻痺して、何も考えられないような状態の私を気遣って、何とかレコーディングがスムーズに運ぶよう終始私を支えてくれたの。」
そこでOK! は、#TheCoconutChallenge(#ココナッツチャレンジ)ダンスキャンペーンでマリブ(Malibu Rum)とチームを組んだ、フラーがインタビューを通して打ち明ける“彼女を支援してくれる人たちの顔ぶれ”や“ジャングルに出演した仲間たちとの交友関係”さらに“ロックダウンの間に遭遇した悲しい出来事”などの逸話を紹介することにする。
━━私たちはあなたの専用アプリ、ポッドキャストのザ・リアリティー・オブ・リアリティー・テレビ(The Reality Of Reality TV)の大ファンですが、この業界で経験したさまざまな“良い点と悪い点”についてお話ししてくれますか?
まず、プラスの面から言うと、人生の中で夢のような瞬間を味わうことができたこと。そして、毎日自分が好きなことを繰り返しているうちに、素晴らしいプラットフォームをローンチすることができたことは、とても幸運だと思っているわ。
今でも私に大きなチャンスを与えてくれた『Xファクター』に出演していたころのことを思い出すことがあって、そのたびに懐かしい思いでいっぱいになって、センチメンタルな気持ちになることがあるわ。
マイナスの面は、さまざまな批判のプレッシャーと闘わなければならないこと。
それから、例えばなぜ私が2017年10月にサイコエンターテインメント(Syco Entertainment:英国マルチメディアエンターテイメント会社)を去ったのかという理由を説明しなければならないようなことも辛いのは確かよ。
だって、周りの人たちは「失敗したと聞いたけれど、一体どうしたの? あんなに素晴らしい曲なのに、なぜ失敗なんてことがあり得るのかしら?」などと、面と向かって辛辣なことを聞いてきたりするんですもの!
そうした人々の思惑や詮索に対応するのは、精神的にも本当に大変だったわ。でも、今はそうした経験からいろいろと学ばせてもらって、とても良い経験になったと思っているの。
INTERVIEW © Kirsty Hatcher / OK! Magazine
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後編へ続く・・・。