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OK! INTERVIEW☆40歳の節目を迎えたトム・ハーディ: 今までの生き方を振り返る(前編)
山あり谷ありの人生経験を重ね、誰よりも自分を知り尽くしている、イギリスの人気俳優トムが今までの生き方を振り返る。

news 2017.11.02

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山あり谷ありの人生経験を重ね、40歳の節目を迎えた、イギリスの人気俳優トム・ハーディが今までの生き方を振り返る。


英国でエリート教育を受けながら、15歳で自動車盗と銃所持の罪で逮捕され、麻薬中毒と、その未熟な行動でハリウッド映画界から非難を浴びたトム・ハーディ(Tom Hardy)!

しかし、今では世代を代表する俳優としてハリウッド映画界に君臨するトムは、当時の自分を振り返り次のように語っている。「あの頃は、色々と悪さを働いたけれど、でも結局俳優の世界で自分を制御する規律を学び、やっと自分の生きる世界を見つけたんだ。」

広告・コメディ作家のエドワード“チップス”ハーディ(Edward ‘Chips’ Hardy)と、画家のエリザベス(Elizabeth)との間に英国のウエストロンドンに一人っ子として生を受けたトムは、かつて冒したワイルドな行動の数々から、とかく「乱暴な性格の持ち主」の象徴と言う印象を持たれがちだが、「実は、僕は9歳の時にラテン語を学び、セント・ポール(St Paul’s)からオックスブリッジ(Oxbridge)に進む、典型的なエリートの道を期待されているような子供だったんだ。でも、本当の自分自身と、期待されている自分との間に相当のギャップがあって、結局は周囲の期待通りの道を進む事が出来なかったんだ。」と語る彼は、どうやらどちらかと言うとネガティブな世間の風評からは、多少かけ離れた生い立ちの持ち主だったと言う。

そして、本能的に持ち合わせる「乱暴」な性格の一面から、周囲の期待にそぐう事が出来ない自分に何故か説明できないような不安を抱え、その言い知れない焦燥感から自分を解放する為に麻薬やアルコールの力を借りるようになったトムは、窃盗と言う決定的な不良行為で、退学を余儀なくされたと言う。

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そうした暗い過去の経歴を持ち合わせるトムは、当時の自分を振り返り、次のように告白している。「結局は、乱暴な不良少年と言う印象を世間に与える事で、自身の繊細な一面を隠そうとしていたのかもしれないね。幼い頃から情緒的にも芸術家の母親の影響をかなり強く受けて育った僕は、夕方お出掛けする母のドレスやハイヒールを選んだりするのを楽しむような、かなりの“ママっ子”だったしね!」

「ザ・ビッグ・ブレックファースト・ファインド・ミー・モデル(The Big Breakfast Find Me A Model)」のキャンペーンで優勝しモデル活動を始め、その後リッチモンド・ドラマスクール(Richmond Drama School:俳優養成学校)で学ぶ事を通して、遂に自分の居場所を見つけた『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題Mad Max: Fury Road)のスタートムは、更に本格的な演技を学ぶ必要性を感じ、最終的にはロンドン芸術大学(ドラマ・センター・ロンドン: Drama Centre London)で古典演技を学び、そこで最優秀生徒に選ばれた2歳年上のマイケル・ファスベンダー(Michael Fassbender)と知り合ったと言う。

そして、彼からかなりの影響を受けたと語るトムは、先輩のマイケルを評して「彼はとにかくまじめな優等生で、卒業までの3年間終始一貫して僕達が一目置くような存在だったんだ。」と語っている。

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そして、2001年のTVドラマ『バンド・オブ・ブラザース』(Band of Brothers)シリーズに出演した彼は、その後更にリドリー・スコット(Ridley Scott)監督による『ブラックホーク・ダウン』(原題:Black Hawk Down)に抜擢されるが、その順調な仕事の成功とは裏腹に私生活では様々な障害を経験する事になる。

当時の様々な葛藤を振り返り「正直言って25歳以前の事は、あまりはっきりとした記憶がないんだ。とにかく泥酔するまで酒を飲んで、ソーホー(Soho)の道端で嘔吐して寝込んだりして、ある朝目を覚ますと血まみれになっていたと言うようなことは日常茶飯事で、その結果2003年にはリハビリ生活を強いられる羽目に陥る訳だけれど、最初は愚かにも、すぐにここを出て又飲めるようになるし、周りの人達も僕の飲み癖を大目に見てくれるだろうと軽く考えていたんだ。でも、結局は28日間のリハビリ生活を通して、朝突然悪魔の亡霊が僕を起こしたり、物忘れが激しくなったり、酒浸りの生活以外に何も考えられないような自分に気付かされて、結局自分が考えている以上に重度なアルコール中毒症状に陥っていると言う厳しい現実に直面する事になったんだ!」

それ以来、アルコール漬けの生活から完全に立ち直り、健全な生活を送る事になったとトムだが、“時すでに遅し”で、1999年に知り合って、大恋愛の末、知り合ってから僅か3週間で結ばれたサラ・ワード(Sarah Ward)との5年間の結婚生活は2004年に破局を迎える事になる。その後“タトゥー”と言うツールを使い、かつての妻へのお詫びの気持ちを込め、更生を誓ったトムは、仕事の面でも輝かしい活躍を遂げる事になる!

当時の自分を振り返り、トムは「タトゥーと坊主頭は、自分への戒めの象徴のようなもので、このタトゥーはかつての自分が辿ってきた歴史を物語る人生の道標のようなものなんだ。」と物静かに語っている。

Feature ©Lucie Barat/OK! Magazine
Photographs © Toby Hancock / N&S Syndication


後編へ続く・・・。
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