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ハリソン・フォードが新作映画『ブレードランナー 2049』のPR で9年ぶりに来日!

news 2017.10.31
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ハリソン・フォードが、映画『ブレードランナー 2049』(10月27日(金)日本公開)のプロモーションで来日。ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、シルヴィア・フークス、アナ・ デ・アルマスの2人の共演女優と一緒に、都内で記者会見に臨みました。

SF映画の金字塔『ブレードランナー』(1982年製作)の続編で、前作の30年後の世界を舞台にした『ブレードランナー 2049』。危険なレプリカント(人造人間)を処分する捜査官デッカードを主演したハリソン・フォードは、今回も同じキャラクターを演じています。9年ぶりの来日ということで、集まった大勢の取材陣が注目するなか、颯爽と登壇したハリソン。スーツにノーネクタイ、足元にはカラフルなソックスというスタイリングで、とても75歳には見えない若々しさです。
「この作品を持って東京に戻って来ることができて、とても嬉しいです。前作『ブレードランナー』の公開は、もうずいぶん昔のことですが、当時日本でとても反響が大きかったことを、よく覚えています。日本の皆さんがまたこの作品を楽しんでくれることを願っています。」と、待ち構えていた大勢の取材記者の前で挨拶。
ちなみにこの日の会見は、大型台風が日本列島を直撃したすぐ後。ハリソンは、「台風が去ってくれてよかった。ありがとう。昨夜は、興味深い経験でしたよ。」と、ジョークも交えて会場を沸かせます。久々の来日で、どこか行きたい所は?という質問にも「東京と京都は何度も訪れていて、京都もたしか5回位行ったと思うので、もし時間と機会があるなら、地方を自分の運転でドライブして回りたいし、もっと日本のいろいろな所を見てみたいですね。」と、気さくに答えて、相変わらずアクティブな面をのぞかせます。



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前作から実に35年ぶり(!) に同じ役を演じることになったハリソンが出演のオファーを受けたのは、撮影が始まる4年位前とのこと。前作の監督で今回は製作総指揮を務めるリドリー・スコットからの電話だったそうです。「リドリーはあまり電話をかけてこないので、彼から突然電話がかかってきて驚きました。デッカードをもう一度演じてみないか?と言われたんです。もちろんストーリー次第ですが、やりたいという気持ちを彼に伝えました。そして前作の脚本家が書いた短編小説とそれをベースにした脚本を読んで、素晴らしいと思いました。デッカードのキャラクターがとても情感豊かに描かれていて、共感できたのです。人間関係の描写も面白いし、ストーリーもよく練られていました。」
今回の役をはじめ、『スター・ウォーズ』や『インディ・ジョーンズ』などでも、長い年月を経て同じ役を演じているハリソン。同じ役を再び演じることについての心境を問われると、「なぜ?ダメなんですか?」とお茶目に切り返します。「私が何回も演じる作品は、とても大勢の観客やファンを抱えています。みなさんが楽しみに待っていますから、私はその期待に応えているんです。そして、自分が演じたキャラクターを繰り返すことに、俳優として非常に興味があります。『スター・ウォーズ』のハン・ソロは30年後に、『ブレードランナー』のデッカードは35年後にどうなっているか?時の流れが彼らにどういう影響を与えて、そのキャラクター達は、人生をどう生きてきたのか?そういうことがとても興味深いから、きっと繰り返し演じるのでしょうね。」



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前作の大ファンで、リスペクトを込めて作り上げたというドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は、この作品だけ観ても十分わかるような内容になっているとコメントしつつ…。「そうは言っても、ぜひ若い世代の人にもオリジナルを観ていただきたいのです。最近のSF映画は戦争バトルが多いと思います。ですが、『ブレードランナー』の世界観は非常に独特で、厚みがあります。謎解きのミステリーになっていて、とてもエモーショナルで、美しくてパワフルな作品です。」と語ると、すかさずハリソンはうなずきます。
「みなさん、ドゥニ監督こそが『ブレードランナー』続編を作るのに最もふさわしいと分かったでしょう。彼はキャラクターから作品にアプローチしているんです。そしてそのキャラクターの感情を丁寧に描いています。真摯に作品と向き合って、正しい監督のあり方を示しています」と絶賛して、言葉を続けます。
「私もこの1本だけで楽しめると思いますが、やはり前作もお薦めしたいですね。例えば映画を1つのタペストリーに見立ててみましょう。1作目を見れば、続編はさらに大きなタペストリーとして見ることができると思います。今回の作品だけでも壮大なスケールですし、きっと満足できるでしょう。でもそれに加えて前作を観ておけば、また少し違った感じ方ができて、より深く作品の世界に入り込めると思っています。」



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ハリソンと共演した2人の若手女優達――。シルヴィア・フークスは「撮影現場では、慣れない私達の緊張をほぐすようにジョークを言って笑わせてくれていました」と語り、アナ・デ・アルマスも「寒くないか?って声をかけて気遣ってくれたり、とても優しかったです」とその温かな人柄を讃えます。ハリソンは照れくさそうに、「細かいことはあまり覚えてなくて…。でも撮影が楽しかったということは、はっきり言えますよ。複雑で難しいテーマを扱ってはいるけれど、雰囲気はとても和気あいあいとしていて、本当に楽しい撮影の日々でした。」と振り返ります。本作は全世界45カ国でNo.1ヒットを記録。最後に大成功した感想を聞かれ、作品への熱い想いを語ってくれました。「この映画は、世界のさまざまな文化圏で大ヒットしています。異なる文化を持つ人々に広く愛され、支持されているということが、私にはとても嬉しく興味深いですね。
2049年のカリフォルニアとラスベガスを舞台にしていますが、この作品が伝えたいことは場所ではなく、キャラクターの物語なんです。人間とは何か?人間は運命をコントロールできるのか?――どんな文化も超えて人間が抱く普遍的な疑問に答えようとしている、感情に関わる問題に取り組んだ映画なんです。そういう意味では、文化圏を超えた、真の意味でのインターナショナルな映画だと言うことができるでしょう。素晴らしい作品に参加できて本当に嬉しく、誇りに思います。」


text:Keiko Maruyama

ブレードランナー2049(原題:Blade Runner 2049)
10月27日(金) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ

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