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ジョージア共和国の首相がボルドーでのワイン展を正式開催

news 2017.10.31
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現地時間9月14日、ジョージア共和国のギオルギ・クヴィリカシヴィリ(Giorgi Kvirikashvili)首相は、フランスのボルドー地域にあるワイン文化の中心地「ワイン博物館」(La Cité du Vin)にて、「ジョージア-クレイドル・オブ・ワイン展」(Georgia-Cradle of Wine)を正式開催しました。ジョージア政府当局者達も公式のオープニングに出席。ジョージアはワイン製造に特化した様々な展覧会を最初に開いた国であり、博物館の名誉ゲストとなっています。

14,000平方メートル以上に広がるワイン博物館では、訪問者にワイン作りの歴史と伝統や超近代的技術を紹介。

ユネスコの無形文化遺産にも登録されている、古代ジョージ王朝からの伝統的なクヴェヴリ製法に敬意を表し、メインエントランスには展覧会用に特別に作られた巨大なクヴェヴリと呼ばれる壺が設置され、常設展示の一部として展示されています。

クヴィリカシヴィリ首相は、展覧会のゲストへの演説の中で「わずかな土地しか持たない我々の小さな国家は、500種以上のワインを栽培することに成功し、その他の分野においてこれほどまでに発明的で成功を収めたことはありません。我々は遥か昔にクヴェヴリというワインの製法を生み出した先祖を誇りに思っています。クヴェヴリはジョージアの歴史と文化の本質を象徴するものです。今日、ジョージアはヨーロッパの一部となり、属する文化へと戻りましたが、しばらくの間疎遠になっていたヨーロッパのワイン造りの文化にも加わりつつあります。我々は、ジョージアが最初に展覧会を行う国となり、そしてブドウ園を招いて素晴らしいワインの数々を世界と共有することを可能にしてくれたフランス人や、ボルドーの都市、そして特にワイン博物館の皆様に特に感謝しています。」と述べました。

また、「ユネスコに認められ、人類の無形文化遺産のリストに含まれるクヴェヴリは、全てのジョージア人にとって大きな象徴です。」とも明言しました。



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ジョージア国立博物館では、8000年前に遡るジョージアのワイン文化とその歴史を紹介する展覧会を準備し、ジョージアで発見された紀元前5-6世紀のクヴェヴリを展示。ボルドーの展覧会では、国立博物館から古代民族学や考古学的資料も展示されています。

3ヶ月に渡って開催され、科学セミナーや文化イベント、会議、ワインの品評会などのイベントが定期的に開催される展覧会には、最初の1週間で(11月5日をもって終了)約4,000人が訪れたとされています。

クヴィリカシヴィリ首相は、「この国における最大の成功は、ジョージアを代表するワイン業界の権威や、専門家、ワイン会社がワイン造りの遺産として存在する事です。これは長年に渡る研究と努力の結果であります。この展示のために我々は十分な準備を行ってきました。文化的なイベントやハイレベルなミーティングも開催されます。このとても重要なイベントは、ワインの観点だけではなく、文化的な世界においても、ワインの故郷としてのジョージアに対する全く新しい視点を提供するものであり、国において最も古い形態の文化と文明でもあります。」と発言。

「これは私たちにとって素晴らしい機会であり、まずはまさにジョージアの歴史的なイベントを祝うためにここに集まって下さった皆様に感謝申し上げます。これは、ワイン造りの要塞であるジョージア、そしてワイン造りの発祥の地であるボルドーを祝うことです。そして8000年に渡るワイン造りの歴史を持つ古代文化の国としてジョージアを提示するための重要な機会です。」と展示会のオープニングに集まった聴衆に語りかけました。

また、スピーチの中で首相は、元フランス首相、ボルドー市長のアラン・ジュペ(Alain Juppé)氏、ワイン文化文明基金の代表であるシルヴィ・カザス(Sylvie Cazes)夫人にも感謝の意を述べると共に、「8000年という時は、娯楽を国家の重要なアイデンティティの要素へと変えるのに十分な歳月ですが、それこそがまさにジョージアで起こったことであり、ワインはジョージアの国家のアイデンティティの主要な印です。」と述べ さらに「7カ国の専門家が、ジョージアがワインの故郷であることを3年間の研究の末に認めたのです。最も初期のワインの痕跡は、ジョージアで発掘されたセラミック製の容器で確認されています。さらに、最も名の知れたワインの品種であるヴィティス・ヴィニフェラ(Vitis Viniferas)は、ジョージアで発見されており、同時期に遡ります。」と、ジョージアにとって貴重な貢献をした国内外双方の科学者に感謝を述べました。



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現地時間10月11日には、ボルドーの博物館にあるセンター・オブ・ワイン・シヴィライゼーション(Center of Wine Civilization)にて、3年前にジョージア国立ワイン・エージェンシーがスタートさせた、ジョージアが真の「ワインの発祥の地」であるかを探るプロジェクトに続き、ペンシルベニア大学のパトリック・エドワード・マクガヴァン(Patrick Edward McGovern)教授が、研究成果を紹介しました。

さらに首相は、「ジョージアの文化はワイン造りの歴史に満ちている。ワインはどこにでもあり、それは音楽であり、詩であり、フレスコ画やジョージアの装飾品であり、実際に歴史ある発酵ワイン用の粘土製の壺、クヴェヴリを発明したのも事実です。」と発言。 「是非ジョージアに来て、非常に強い国家のアイデンティティの1つであるジョージアワインを味わって頂きたいと願っています。」と締めくくりました。

GEORGIA TODAYでは、カレバワイナリー(Winery Khareba)のCEO で、ムンドゥス・ヴィニ国際ワイン賞2017の金賞を受賞したムクザニ・ グルジア・ ドライ ・レッド・ワイン(Mukuzani Dry Red Wine)を含む、ボルドーのカレバワインの全品種を代表するニカ・ザウタシヴィリNika Zautashvili)氏とコンタクト。ザウタシュヴィル氏によると、カレバワイナリーのチャチャ(ジョージアの伝統酒)は、同社にとって大きな栄誉である、正式な晩餐会でも提供されたとのこと。「グルジアのワイン文化を促進するための野心的なプロジェクトを支援して下さったジョージア政府に感謝したいと思います。世界的に有名な数多くのワイン・マスターや、ワイン輸出業者、ワイン業界のステークホルダー達は、ジョージアのギオルギ・クヴィリカシヴィリ首相と経済、農業大臣のジョージ・ガカリヤ(Giorgi Gakharia)氏とレヴァン・ダビタシビリ(Levan Davitashvili)氏のプレゼンテーションからジョージアならではの、ユニークなクヴェヴリでのワイン造りの伝統についてや、今日のジョージアのワイン産業について直接学びました。」と話すザウタシヴィリ氏。「ボルドーのワイン博覧会の結果として、中国や、ヨーロッパ、米国などの重要市場での輸出数が大幅に増加すると予想しています。」と語ります。

写真:フランスのボルドー市、ボルドーワイン博物館の入り口にあるジョージアのクヴェヴリ



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