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OK! インタビュー☆シャーリーズ・セロン: 『オールド・ガード』: “母は強い女性で今でも私のロールモデルなの”(前編)
2人の子供の母親になって以来、特にここ数年の間は自身の人生と、今後の仕事の展開について真剣に振り返る時期に差し掛かっていると語るシャーリーズ。

limited 2020.08.18

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2人の子供の母親になって以来、特にここ数年の間は自身の人生と、今後の仕事の展開について真剣に振り返る時期に差し掛かっていると語るシャーリーズ。


タフでクールな配役で活気づいたアクションシーンをふんだんに披露しているシャーリーズ・セロン(Charlize Theron)!
『アトミック・ブロンド』(原題:Atomic Blonde)、『ワイルド・スピード ICE BREAK』(原題: The Fate of the Furious)、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(原題:Mad Max: Fury Road)などの作品に続き、女性らしさを超えたアクションシーン連続のセロンの名作がまた登場。ちなみに、セロンは自身のハリウッドデビュー作品『2 days トゥー・デイズ』(原題:2 Days in the Valley)の中でも魔性の殺人鬼を演じている。

そして、7月10日、Netflixでストリーム配信が始まったSFスリラー映画『オールド・ガード』(原題:The Old Guard)に主演したセロン! この映画の中でセロンは古代ギリシア時代から2000年に渡り、貧しい弱者を守り続けてきた特殊部隊を率いる女性秘密工作員アンディ(Andy):別名アンドロマケ・オブ・スキタイ(Andromache of Scythia)を演じている。

そして、つい最近行われたインタビューの中でセロンは、この作品について次のようにコメントを残している。
「これは特殊な能力を持ち合わせるごく少数のエリート特殊部隊の物語で、実は彼らは不死身の傭兵なの。」

実際『オールド・ガード』の予告編を見てみると、セロン演じるアンディは、『96時間』(原題:Taken)の中で、リーアム・ニーソン(Liam Neeson)が演じた役柄のセリフをまるでそのまま再現しているような感じさえする。
若きアメリカ海兵隊員、ナイル(Nile:キキ・レイン(Kiki Layne))を彼女の傭兵グループに引き入れようとする中で、アンディはさらに特殊部隊の能力を強化しようという意図から、次のような誘いかけをしている。
「私は、類まれな能力を兼ね備えたあなたのような傭兵や闘士集団を率いるリーダーなの。つまり、私たちは不死身の兵士なの!」

『ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム』(原題:Love & Basketball)の監督を務めた、ジーナ・プリンス=バイスウッド(Gina Prince-Bythewood)による監督指揮、そしてグラフィック小説の元祖、グレッグ・ルッカ(Greg Rucka)の脚本による『オールド・ガード』は、CIAエージェント(キウェテル・イジョフォー(Chiwetel Ejiofor))の調査によってその存在を暴かれた後、自分たちの自由のために戦うセロンと、彼女率いる勇敢な特殊部隊の物語。巨大な製薬会社CEO(ハリー・メリング(Harry Melling))が特殊部隊の情報をつかみ、皆がこの集団を欲しがる中、セロンと彼女率いる他の傭兵を捕らえて、彼らを利用しようとする。

ナイル・フリーマン(Nile Freemen)をはじめ、セロンの不死身の傭兵には、ナポレオン軍と戦った元フランス兵士のブッカー(Booker:マティアス・スーナールツ(Matthias Schoenaerts))、元十字軍の退役軍人で、イタリアン・クリスチャンのニッキー(Nicky:ルカ・マリネッリ(Luca Marinelli))、さらに元十字軍のイスラム退役軍人、ジョー(Joe:マーワン・ケンザリ(Marwan Kenzari))たちが名を連ねている。

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セロンによると、この映画には単なる傭兵軍のアクションをはるかに超えたメッセージが込められていて、聴衆は現在のトランプ政権下、新型コロナウイルスのパンデミックという混沌とした時代に照らし合わせて、かなり多くの部分で共鳴するのではないかと感じ、次のようにコメントしている。
「ルッカのグラフィック小説を読んだ瞬間、私はこの映画は今という時代にあった作品で、“私たちは十分な努力をしているのか?”、“本当に何かを変えようとしているのか?”、“世界をより良い場所にしようとしているのか?”という自問自答を含め、“真のヒューマニティー(人間らしさ)”とは何かという深い質問を投げ掛けるためにも、大きな意義があると感じたの。」

『オールド・ガード』のリリースに際し、Netflixは、今年4月に放映され、ストリーム配信で大ヒットを飛ばした、クリス・ヘムズワース(Chris Hemsworth)主演のアクション映画『タイラー・レイク -命の奪還』(原題:Extraction)に匹敵する作品として期待しているという。

今年の夏、8月7日に45歳となったセロンは、ヨハネスブルグ(Johannesburg)近郊のべノニ出身で、短期間のモデル経験の後、若干19歳で女優になる夢をたずさえてロサンゼルスに渡っている。彼女の最初の夢はプロのバレエダンサーになることだったが、ニューヨークのジョフリー・バレエ団(Joffrey Ballet company)でバレエを踊っている最中、膝にけがを負い、その結果ダンサーの夢を諦め、ハリウッド女優の道へと方向転換せざるを得なかったという。

現在独身のセロンは、2人の養子、息子のジャクソン(Jackson :8歳)、娘のオーガスト(August :4歳)と共にロサンゼルスで暮らしている。映画を離れた個人として、セロンはきわめて快活な性格の持ち主であるが2人の子供の母親になって以来、特にここ数年の間は自身の人生と、今後の仕事の展開について真剣に振り返る時期に差し掛かっていると語っている。


━━ここ最近の映画『アトミック・ブロンド』『ワイルド・スピード ICE BREAK』、さらに配信中の『オールド・ガード』を通して、御自身のブランドイメージの再構築を考え始めているようですが、こうしたタフな女性を演じることにスリルや快感を覚えたりしているのでしょうか?

こうした役柄を演じる中で興味深く感じたのは、女性は往々にして“どうしようもない限界”に追い込まれたり、“生存のために戦う”という“弱い存在”としてしか描かれていないと思うの。でも、これはそれぞれの個性を通して、多種多様な側面を引き出してくれる作品だと思うの。そして、アンディの破壊的で、情熱に突き動かされる性格が思いも掛けない様々な側面を浮き彫りにしているのではないかしら?
私自身は自分のことを攻撃的な人間ではないと思っているけれど、でも怒るべきときがくれば、怒ったりするのは当然よ!


━━こうしたとてもタフな女性に、何かご自分なりに多少異なった側面を付け加えて演技なさったりしているのでしょうか?

それはとても重要なポイントだと思うし、もちろん、そうしているわ。先ほども言ったように、多くの人たちは女性を傷つきやすくて、防御し過ぎる存在として描きたがる傾向があると思うの。
でも、困難に打ち勝ち、明確な目的意識を見つけて、生き残る強い意志を持ったとき、女性は自らの繊細さと弱さを武器に強さを手に入れることができるのだと思うわ。

私は個人的にも、困難を乗り越えることで自己発見ができると思っているし、そうした経験を通して本当の強さや自信を手に入れることができるのではないかしら! そして私はそうした女性を演じることに喜びを感じているの。

INTERVIEW © WENN
PHOTO © WENN.com
PHOTO © Adriana M. Barraza / WENN.com


後編へ続く・・・。
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