@okj_webmagazine face book twitter
close
open

OK!J 限定記事
OK!J 限定記事

前の記事
次の記事

OK! インタビュー☆ロバート・パティンソン: 『TENET テネット』&『ザ・バットマン』 Vol.2
『トワイライト』以降、しばらく大作映画から遠ざかっていたが、この18ヶ月の間に二大制作会社の作品に関わり、見事に幸運な人生への逆転劇を披露したパティンソン!

limited 2020.07.13

OKJ.Robert Pattinson.2.1.jpg
映画『トワイライト』以降、しばらく大作映画から遠ざかっていたが、この18ヶ月の間に二大制作会社の作品に関わり、見事に幸運な人生への逆転劇を披露したロバート・パティンソン(Robert Pattinson)!


━━『TENET テネット』については、まだ色々と語ることができないのは承知していますが、バットマン役に選ばれたことについての感想をお聞かせいただけますか?

『バットマン』は元来漫画の世界からきているので、そこからまだ未知の世界に足を踏み込むことに、ちょっとひるむような思いがあったのは事実だよ。でも、少し角度を変えた観点から描写したバットマンの性格にとても興味が湧いたんだ。それにティム・バートン(Tim Burton)が監督する『バットマン』は、僕が小さい頃から馴染んでいた唯一のスーパーヒーローだったしね。何よりも、バットマンという役柄に惹かれていたことは確かだよ。


━━あなたご自身を含めて周囲の皆が特にバットマンに引き寄せられる点について、その理由は何だと思いますか?

とても的を得た質問だと思うよ。僕自身は、彼が超能力のような特別な力を持たないという点にとても興味があったんだ。実は馬鹿げた話に聞こえるかもしれないけれど、バットマンを演じるということはなぜかいつも僕の頭の中にあって、『バットマン』の監督兼脚本家のマット・リーヴス(Matt Reeves)にずっと会いたいと言い続けていたんだ。でも、残念ながら彼は僕の申し出になかなか応じてくれなかったんだけれどね。


━━バットマンの役柄については、どのようにお考えですか?

バットマンはただ単にヒーローではなくて、とても複雑な性格の持ち主なんだ。それに僕自身ちょっと視点がずれているところがあって、僕には絶対に正統派のヒーローを演じることはできないと思うんだ。だから、僕が観客の期待通りに演じることができるとしたら、それは恐らく僕がファンの気に入らない役柄を演じるときなのかもしれない(笑)


━━何が、バットマンをこんなにユニークな存在にしていると思いますか?

バットマンは問題だらけな人だからだと思うよ。だって、そんな問題だらけのヒーローなんて、ほとんどいないのではないかな? ほとんどの人たちはヒーローというと“人類や世界を救う、善のかたまりのような人物”を連想すると思うけれど、僕が抱いているバットマンのイメージは“自分が本当に素晴らしいヒーローなのかどうか、いつも自信なげで迷っったり、ちょっと疑ったりしている人”で、僕は個人的にそんな彼の性格に興味を持ったんだと思うよ。


━━『バットマン』出演に選ばれたという正式な確認はクリストファー・ノーランとの初日の撮影現場と伺っていますが、それは本当のお話しですか?
(ちなみに、パティンソンの対抗馬としてはニコラス・ホルト(Nicolas Hoult)の名前が挙がっていたという。)

本当に、それは今でも奇妙な話しだと思っているんだ。内心「こんな奇想天外な展開ってあるの?」と感じていたので、ノーランに色々質問しながら探りを入れたりしたんだけれどね。だから、実際にマット・リーヴスから最終確認の連絡が入ってきたときはホッとしたのを覚えているよ。


━━『トワイライト』時代のご自身と現在のロバート・パティンソンとの一番大きな違いは何だと思いますか?

(笑いながら)今は住み慣れたロンドンに戻って、落ち着いた毎日を送っていると思うよ。あの当時は右も左も分からないロサンゼルスで生活をしていて、文化的にも私生活の面でも、自分の居場所という実感が全くなかったんだ。
それにあの当時を後に、数多くの場所に旅をしながら “内面を見つめる洞察力”を養う機会を手に入れてきたと思うし、そうした経験が役作りにも影響して、役者としての僕を成長させてくれたんだと思っているんだ。


━━『ザ・ライトハウス』、『ハイライフ』、『グッド・タイム』や商業ベースを度外視した他のアートシアター系の作品に出演していらっしゃいますが、それは『トワイライト』のパティンソンのイメージから自分を切り離したいと思っていたからですか?

それに対する答えは“NO”で、別に意図的に挑発的になったり、観客にショックを与えるような役柄を探し求めたりしたわけではないんだ。でも僕が基本的に求めていたのは“思わぬ展開で、自分でも想像できないような役柄”を演じること!

要するに自分で自分に挑戦するような作品に関わってみたいと思っただけで、『トワイライト』のイメージとは全く関係のないこと! 今はあの当時のフィルムをもう一度鑑賞し始めたりしているけれど、何回見ても本当に懐かしくて、あの作品に出演できたことを今まで以上に感謝しているんだ。


━━インディーズの作品への出演の方がやりがいがあると思っていたのでしょうか?

役者として成長したいと思い始めたときに、ちょっと後戻りするというか、脇道にそれて、自分を見つめ直し、学びながら、やりがいがあると感じた作品を選んできただけのこと。そして、そこには決してきらびやかではないけれど、“素の正直さと物の本質を見極める”という新鮮な感覚があったんだ。
周囲から小鳥のようにケージに入れられて、外界から守られていたような昔の環境はあまり居心地が良いものではなかったしね。

今は正直に語り合える仲間や、僕の選択の間違いをはっきりと指摘してくれるようなマネジメントスタッフに囲まれて、とても素晴らしい環境の中にいることに感謝しているんだ。ビジネスにありがちな“こびることや、まやかし”の中でゲームをするのは苦手だから!


━━ジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)との際立ったセックスシーンを披露した『ハイライフ』のような作品を見事に演じていらっしゃいますが、この点についてはどのようにお考えですか?

そうなんだ、でも要するに彼女が僕をレイプしたようなもの(笑)! 今まで僕が出演したインディーズ作品の中では、結構ワイルドな場面を演じることが多かったけれど、僕自身そうした役柄に、より興味をそそられたのだと思うよ。

別に積極的にショッキングな作品を探しているというわけでなないけれど、予想を覆した思わぬストーリー展開の作品は面白いと思うし、個人的にはそういう作品が大好きなんだ。例えば、サフディ兄弟やデヴィッド・クローネンバーグのような、異なった視点から作品作りをする監督と一緒に仕事をするのが好きで、とても楽しいんだ。

Interview © WENN
Photo © WENN.com


Vol.3へ続く・・・。
CATEGORYから記事を読む