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OK! INTERVIEW☆ミシェル・ヴィサージュ:“自分の体の一部を好きになれないなんて一番辛いことだと思うわ”Vol.3
「娘たちがうつ病にかかった時の母親としての支援」、「『ストリクトリー』出演にまつわるジンクスを恐れない理由」などについて、様々な想いを打ち明けるクィーン・オブ・ドラァグとしてその名を知られる、ミシェル。

limited 2019.12.10

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「自身が養女だということ」、「娘たちがうつ病にかかった時の母親としての支援」、「『ストリクトリー』出演にまつわるジンクスを恐れない理由」などについて、様々な想いを打ち明ける、クィーン・オブ・ドラァグとしてその名を知られる、ミシェル・ヴィサージュ(Michelle Visage)。


━━どのようにして、現代社会にうまくそぐわない子供たちをサポートする「LGBTQIA+ community」、このコミュニティーの推進者になったのですか?

実は高校に通っていた頃、周囲の皆からいじめられているゲイの男の子を庇ったというのが、私のこの活動に関する全ての原点なの。今から考えれば、“何と大口をたたいたのだろう”と思ったりするけれど、でも今でもこの才能はずっと使い続けるべきだと思っているわ。

それから後ニューヨークへ移ったとき、クラブへも自由に出入りできて、夜のエンターテインメントを楽しめるようにと、母が偽のID(証明書)を渡してくれたの。そして、最初に両手を広げて私を迎え入れてくれたのはゲイの人たちで、彼らは私が自主的に選んだ家族も同然の存在なの。


━━生後4ケ月のときに今のご両親に養女として迎え入れられたと伺っていますが、そのことがあなたの人生にどのように影響しているとお考えですか?

今まで本当に素晴らしい人生を生きてきたと思うけれど、私の中では自分が何かに、そしてどこかに属しているという感覚はまったくないの。父と母は経済的にそんなに豊かではなかったので、とても質素な暮らしの中で育てられたけれど、でもできる限りの倹約をして、その蓄えで私をアクティングスクール(俳優養成学校)へ通わせてくれたの。二人は今でも私の最大のファンなのよ!

そして、今の家庭に養女として迎えられて自分が本当に幸運だと分かったのは、ある程度の年齢になってからのことだったわ。でも、これは仕方がないことなのだけれど、どんなに養父母に愛されていても、養女としては、いつもどこか満ち足りない想いがあるのよね。結局、後に産みの母に会ったとき、母はその当時まだ18歳で、堕胎という選択をするより、養子縁組の選択をしたという話をしてくれたわ。

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写真左から:アメリカのリアリティー番組、『ル・ポールのドラァグ・レース』(RuPaul's Drag Race)を主催する、ドラァグクイーン界のカリスマ、ル・ポールとミシェル。


━━あなたの著書『ザ・ディーバ・ルールズ』(The Diva Rules)を読んでみると、14歳のとき拒食症に悩まされたということが書かれているけれど、そのときお母さま(養母)は、何か手を差し延べてくれたのでしょうか?

両親共に太って大柄な人たちで、彼らからのアドバイスは何の役にも立たないと思っていたの。とにかく食べ物を口にしないし、常に便秘薬を飲み続けていて、母はそのまま私が死んでしまうと思ったみたいよ! 自分の体を好きになれないというのはとても辛いことだと思うわ。

今でも自分のボディー・イメージと闘っている自分がいて、私にとってはとても大きなジレンマなの! でも、とにかく、サイズ2が着れる体型ではないということを自分で認識して、自分の体を好きになるようにしなくては! 今は自分の曲線美を自慢に思っているわ!


━━お嬢さんたちのことを心配なさっていますか?

常に心配しているわ。私は拒食症を何とか乗り越えたけれど、でもその経験を他の人たちに上手に伝えることができないのよ。でも今は素晴らしいセラピストもいるし、とにかく食べ物の健康管理に気を付けて、健康的な食生活を心掛けなければいけないと思っているわ。


━━それから“橋本病”との闘いについても、告白していますが、一体どのような症状の病気なのでしょうか?

睡眠障害、体重増加などが顕著な症状の一つで、肌が乾燥したり、髪の毛が抜け落ちたりということも起きてくるの。パニック発作も経験しているわ。


━━その病気の原因は何なのですか?

21歳のときに豊胸手術をしたのだけれど、結局そのことが何らかの原因の一つではないかと思っているの。(ミシェルはそのように信じ込んでいるようなのだが。) だってそのとき体内に入れたシリコンが30年間に渡って四六時中私の体の中にあって、それから20年間“橋本病”の症状に苦しんでいるわけでしょう。

そして、どのドクターもそのはっきりした原因を突き止めることができないという状況が続いているの。だからシリコンを取り除く前に、私と同じように豊胸手術をして似たような症状に苦しんでいる約50,000人の女性たちとFacebookグループを作って、ドキュメンタリーを撮りはじめているのよ。実際にシリコンを除去した後はサイロイド数値が下がり始めてきていて、それは私にとって本当に嬉しい驚きなの。

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━━8月に生体組織検査をしたと伺っていますが、癌の心配もあるということですか?

確かにその心配があったけれど、幸いなことに癌ではなかったの。過去2年の間にサイロイドの数値が2倍にまで達していて、主治医が『ストリクトリー』の出演を決める前に検査をするべきだと勧めたので、そのアドバイスに従って検査をしたというわけなの。イギリスに出発する当日、癌の心配は全くないと分かってほっとしているわ。


━━過去10年に渡り、アメリカで『ル・ポールのドラァグ・レース』の審査員を務めてきたわけですが、そのイギリス版が上陸するということで興奮したりしているのでしょうか?

まさか冗談で聞いているわけではないわよね?だって、私が『セレブリティー・ビッグ・ブラザー(Celebrity Big Brother)』を5年間続けてきた理由はまさしくドラァグ・レースをイギリスに持ち込むことだったのですもの!


━━あなたとル・ポール(RuPaul)は80年代から親交を保ってきているようですが、きっとその頃は二人にとっていわゆる勢いのあるクレージー・タイムだったのでしょうね?

そう、最初の出会いは、映画『ボディガード』(原題:The Bodyguard)サウンドトラックを紹介する『イッツ・ゴーイング・トゥ・ビー・ア・ラブリー・デイ(It’s Going To Be A Lovely Day)』が世に出た後のことで、出会いの場所や名前は憶えていないけれど、あるナイトクラブだったの。

そこで出会ったときに彼は「ここ数年君のことを気に掛けて見ているんだけれど、君はまさしくスーパースターだと思うよ!」と言ってくれたの。その当時から彼はニューヨークの人気者(アイコン)で、そんな彼から賛辞のことばをもらえるなんて、これ以上の感激はないと思わない。あまりに嬉しくて思わず涙が出てきてしまったわ。だってそれまでそんなことを私に言ってくれる人は母以外にはいなかったから! ━━カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)がショーにゲスト審査員として出演していますが、彼女はもちろん、ショーの大ファンなんでしょうね?

そうなの! カーラは私の娘のような存在で、いつも何かにつけてテキストでやり取りしているわ。あなたにも私の新しいキュートなガールフレンドに是非会ってもらいたいわ!


━━また、あなたは今年4月に紹介されたトウィー(TOWIE-ジ・オンリー・ウェイ・イズ・エセックス)にも出演して、ボビー・ノリス(Bobby Norris)のホモフォビア裁判(同性愛裁判)を支援していますよね?

私はエイミー・チャイルズ(Amy Childs)の頃からトウィーの大ファンなの。ボビーのことを誇りに思っているし、彼が真剣にMP(イギリス国会議員)になりたいと思っているのなら、唇にグロスを塗ったMPとして登場するべきだと思うわ。

INTERVIEW © EMILY WHITWAM
PHOTO © JAMES RUDLAND / OK! Magazine
PHOTO © FayesVision / WENN.com
PHOTO © Lia Toby / WENN.com


END.
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