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OK! INTERVIEW☆ミシェル・ヴィサージュ:“自分の体の一部を好きになれないなんて一番辛いことだと思うわ”Vol.1
「娘たちがうつ病にかかった時の母親としての支援」、「『ストリクトリー』出演にまつわるジンクスを恐れない理由」などについて、様々な想いを打ち明けるクィーン・オブ・ドラァグとしてその名を知られる、ミシェル。

limited 2019.12.02

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「自身が養女だということ」、「娘たちがうつ病にかかった時の母親としての支援」、「『ストリクトリー』出演にまつわるジンクスを恐れない理由」などについて、様々な想いを打ち明ける、クィーン・オブ・ドラァグとしてその名を知られる、ミシェル・ヴィサージュ。


アメリカのリアリティー番組、『ル・ポールのドラァグ・レース』(RuPaul's Drag Race)のメインジャッジとして活躍しその後ジャッジとしての務めを終え、イギリスのTVに優雅に登場したクィーン・オブ・ドラァグ(Queen of drag)としてその名を知られる、ミシェル・ヴィサージュ(Michelle Visage)!

仕事上のパートナー、ジョヴァンニ・ペルニーチェ(Giovanni Pernice)と共にイギリスBBC放送『ストリクトリー・カム・ダンシング』(Strictly Come Dancing)と共演しているLGBTのアイコン、ミシェル(51歳)は、ラジオ・TV界に移る以前の1980年代は女性バンド「セダクション(Seduction)」のメンバーとして有名な存在だった。

ロンドン市内にあるサンダーソンホテル(The Sanderson Hotel)のペントハウス・スイートに姿を現したミシェルは、20年間に渡り“橋本病”の症状と闘い続けてきたとは信じられないほど元気な様子でインタビューに答えてくれた。

ちなみに、この“橋本病”とは、自身の免疫システムが甲状腺を攻撃するという特殊な症状を持つ病気で、彼女は自身の症状について次のように語っている。
「幸いなことに癌ではないの。そして、『ストリクトリー』出演のためイギリスへ向けて出発する当日、特に心配する必要はないという報告を受けたのよ。どうやら胸の豊胸手術が原因で発生したらしく、今年4月には豊胸手術のために体に入れたインプラントを取り除く手術をしたばかりなの。」

ニュージャージー出身で、養女として育ったという生い立ちを持つミシェルは、現在23年の歳月を共にしているデイビッド・ケース(David Case)との間に生まれたリリー(Lillie:19歳)、ローラ(Lola:17歳)、の二人の娘の母親。出会いから6週間後にプロポーズしたデイビッドは自宅で仕事をしながら父親業を務めているという。

『セレブリティー・ビッグ・ブラザー(Celebrity Big Brother)』シリーズの5回目に出演しているミシェルは、50歳を過ぎても『ストリクトリー』に出演する年齢の枠を超えた女性の代表としての喜びや、うつ状態に陥った子供たちをどのように支えてきたかなどについて赤裸々に自身の経験を語ってくれた。

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━━今年、『ストリクトリー』の出演者に選ばれたことを嬉しいと思っていますか?

もちろんよ。今はこの新しい世界に全力投球しているところなの。『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』(Dancing with the Stars: イギリスBBCワールドワイド製作のダンスリアリティ番組)への出演を断り続けて、やっと手に入れた『ストリクトリー』出演のチャンスですもの。
既にイギリスに数年暮らすためにアパートも借りて、主人はロサンゼルス、私はロンドンとしばらくは離れて暮らすことになるけれど、主人はもちろんロンドンにいる私を頻繁に訪ねてきてくれると思うわ。


━━デイビッドはあなたのショーへの出演についてどのようにおっしゃっていますか?

「僕も何か学ぶことがあるかな?」という彼に、私は「そんなに先走りして興奮しないで! 私はここで世界チャンピオンになろうとしているのだから!」と二人でジョークを交わしながら楽しんでいるわ。
デイビッドは公私に渡って惜しみなく私を支えてくれる最大のサポーターなの。彼は私にとって“砦”のような存在で、彼なしに今の私は存在していないと思っているわ。世間一般の常識からいうと、確かに父親業と母親業が逆になっているかもしれないけれど、男性が女性の役目を務めるというシナリオを貫くのには、逆に真の意味で“強い男”であることが必要で、それはそんなにたやすくできることではないと思っているのよ。


━━あなたは、50歳を過ぎた女性の代表として今年からご自身の番組に出演しているようですが、そのことを誇りに思っていらっしゃいますか?

もちろんよ! 娘たちには50歳になっても美しい体型を保つことは可能だし、年齢に関係なく、最後まで自分がやりたいことを楽しむことができる人生のお手本を見せたいと思っているの。


━━お嬢さんたちは、あなたの出演に関してどのように感じていらっしゃるのでしょうか?

それがね、子供たちはちょっと悔しいと感じているらしいわ。でも、それは、私の写真がFacebookウォールに大きく載り続けるということで、どうやら子供たちは素晴らしい衣装を身に着けた私の姿をあまり見たくないらしいのよ!(笑)。

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写真左から:ミシェルと、『ル・ポールのドラァグ・レース』を主催する、ドラァグクイーン界のカリスマ、ル・ポール(RuPaul)。


━━『ストリクトリー』の魅力を受け入れて称えることに喜びを感じているのでは?

『ストリクトリー』に出演するようになってからは自分の体についてもっと自信が持てるようになったし、もう自分を“女性の魅力”とは無縁の女性とは思わないようになったわ。
実は私は二人の娘たちを二回とも帝王切開で産んでいて、特にウェスト周りにコンプレックスがあるの。50歳を過ぎたらことさら自慢げに自分の体を披露したりすることはないけれど、でも今はありのままの自分を愛しているわ。


━━あなたの豊富なダンス経験は、他の競技者たちに比べてかなり優位な立場にあるのではないかと言われているようですが?

もし私が7歳の頃からずっとダンスを踊り続けてきたというなら、確かに不公平と言えるかもしれないわね。でも、YouTubeで「セダクション(Seduction)」のミュージックビデオを見てごらんなさい。私たちは明らかに“プッシーキャット・ドールズ(The Pussycat Dolls:アメリカポップガールズグループ)”のようなダンスの名手ではないし、基礎的なステップしかできない、それこそ本当にダンスの初心者のようなものよ!


━━後ろで踊っている人は誰ですか?

キャサリン・ティルズリー(Catherine Tyldesley)よ! 実は私は昔からノーザンアクセントが大好きで彼女と話していると、とても親しみを感じるの。


━━ジョヴァンニとの共演についてはどのように感じていますか?

私たちは似た者同士で、とても波長が合うのよ! ジョークで彼をからかっても、少しも嫌がらないし、一緒にいてとても楽しい人なの。それに長身でダンスにはとても厳しくて、私には必要かつ申し分のないパートナーだと思うわ。


━━バンドメンバー仲間として、彼のガールフレンドのアシュリー・ロバーツ(Ashley Roberts)とは仲の良い友達ですか?

もちろんよ。アシュリーはとても気さくで面白い人よ! ショーの初日に彼女と初めて会ったとき、共演者としてジョヴァンニを数か月借りたいとお願いしたときも彼女は私の申し出を快く受け入れてくれたわ。女性バンドには127年という長い歴史があって、昔から女性バンドとして生き延びるのはとてもタフなことなの。だから、それができればどんなタフな環境にも打ち勝つことができるといわれているのよ!

INTERVIEW © EMILY WHITWAM
PHOTOS © FayesVision / WENN.com


Vol.2に続く・・・。
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