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カイリー・ミノーグ:30年以上にも渡って世界的に愛されるスター(前編)
乳がんや苦悩を克服し、ポップアイコンとしてさらに輝きが増す51歳のカイリー。

limited 2019.09.03

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乳がんや苦悩を克服し、ポップアイコンとしてさらに輝きが増す51歳のカイリー・ミノーグ。


グラストンベリー(Glastonbury)でのフェスティバル(イングランド・ピルトンで1970年から行われている大規模野外ロック・フェスティバル。今年の開催は6月26~30日。)の日曜日(6月30日)のティータイムに行われる“レジェンド枠”。
そのピラミッド・ステージ(フェスティバルのメインステージ)に登場したのがカイリー・ミノーグ(Kylie Minogue)だ。

この夏は小柄なポッププリンセスを思い出す夏になるだろう。2005年に乳がんと診断され、パフォーマンスの中止を余儀なくされてから14年。51歳の彼女はこのフェスティバルでの初のソロパフォーマンスを行った。
「必ず泣くわね。ステージの上でも?きっと泣くわよ。」と話すカイリー。
彼女は、グレイテスト・ヒッツ・アルバム『ステップ・バック・イン・タイム:ザ・ディフィニティブ・コレクション』(Step Back In Time: The Definitive Collection)を6月下旬にリリースし、日曜日のパフォーマンスに組み込もうとしていた。

グラストンベリー恒例の大雨にも関わらず、カイリーはシンプルだが誰もが喜ぶノスタルジックな曲の数々を気後れすることなく披露した。最近では、「ドリー・パートン(Dolly Parton)が突然出演を止めたの。ライオネル・リッチー(Lionel Richie)も出演しない。私はステージを颯爽と歩くわ。」と冗談を言っていた。

この冗談半分の物分かりの良さが、カイリーを30年以上にも渡って世界的に愛されるスターにしたのだ。自分自身について“見掛け倒し”と話す彼女は、ディーバ的な振舞をしないディーバだ。しかし、ポップアイコンとなるにはたくさんの苦悩が伴った。
「どれも私の得意なことじゃなかった。」と話すカイリー。
「自分にはできない、って思っていた時期があったわ。でも常にそれはやって来るからドアを開けなければいけないの。全てがバラ色ってわけじゃないのよ。」

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3人兄弟の長女であるカイリーは、1968年5月28日、メルボルン(Melbourne)にてダンサーのキャロル(Carol)と会計士のロン(Ron)の間に生まれた。弟のブレンダン(Brendan)がカメラマンとして働く一方で、妹のダニー(Danii)は姉同様、芸能界の足跡をたどることになった。

カイリーが演技のキャリアをスタートしたのはちょうど11歳のときだった。1985年に『ネイバーズ』(原題:Neighbors)のプードルのようなパーマヘアーの整備士シャーリーン(Charlene)として大ブレークを果たす以前、『ザ・サリヴァンズ』(原題:The Sullivans)や、『スカイウェイズ』(原題:Skyways)と『ザ・ヘンダーソン・キッズ』(The Henderson Kids)で主演を務め、メロドラマの顔となったのだ。

スコット・ロビンソン(Scott Robinson)として知られるスクリーン上でのロマンスの相手、ジェイソン・ドノヴァン(Jason Donovan)との番組内での結婚の様子は、英国で2000万人の視聴者を集める結果となった。その後2人は実際に恋に落ち、デュエット曲『エスペシャリー・フォー・ユー』(原題:Especially For You)を収録。

人生が芸術を真似たときだった。カイリーには生まれながらにポップへの願望があった。16歳のときに歌のレッスンを受け、1987年に最初のシングル『ロコモーション』(原題:Locomotion)をレコーディングする以前、デモカセットを作成した彼女。
ストック・エイトキン・ウォーターマン(Stock Aitken Waterman: イギリスの音楽プロデューサーチーム)からロンドンに来て録音するようにと招待を受け、1987年の終わりにはキャッチーな大ヒットシングル『ラッキー・ラヴ』(原題:I Should Be So Lucky)をリリース。そしてそれから間もなくカイリーは世界を席巻することになる!

FEATURE BY ANNA BAILEY
PHOTO © WENN.com
PHOTO © Lia Toby / WENN.com


後編へ続く・・・。
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