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OK! INTERVIEW☆レオナルド・ディカプリオ: 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(後編)
クエンティン・タランティーノ監督の話題の新作映画、演じること、名声について語る。

limited 2019.08.15

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クエンティン・タランティーノ監督の話題の新作映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(日本公開8月30日)でブラッド・ピット(Brad Pitt)と初共演し、リック・ダルトンを演じたレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)。


━━セットでの熱演について。

「仕事に関して、特にドラマを撮るときのプロセスはとても厳しいものだといつも思うよ。プライベートでは、物事をシンプルにする方が好きで、世界について考えを巡らすことはない。でも僕の仕事は違うんだ。」

「本当に演技することを楽しいことだとは感じない。毎日、何事も喜びであるような素晴らしい即興コメディでもしていない限り、本当に挑戦したり良い仕事をしようとすれば、楽しむのは大変なことさ。自分がとてもダークな作品とか役を求めているわけじゃないよ。意識的なものじゃないんだ。ただ僕は人の心を動かす作品の一部になりたい。そしてそれは多くの場合、人間性のダークな部分になるのさ。」


━━演じること、物語を伝えることへの想い。

「素晴らしい人々と仕事をできることが本当に僕のモチベーションになっているし、振り返ったときに誇れる作品を作りたいと思う。15歳で初めて映画に出演するチャンスを手にしたとき、1年半は映画館に通って映画を観たよ。名作や素晴らしい演技をできる限り見て、それ以来自分には、“映画界の偉大な遺産の一部であるような作品と自分をどうマッチさせるか?”って言い聞かせているんだ。それが本当に僕のモチベーションで、それが事実さ。自分のヒーローたちがしたことと同じくらいのことを自分でもしたいと思うんだ。」

「俳優として、真に芸術的な形で素晴らしい物語を伝えるためなら何でもするよ。でも一日の終わりに、批評家や観客がどう反応するかは分からないよね。僕のゴールは良い仕事をすること…まだ立ち止まってはいないし、仕事ももらえ続けると良いよね。それに僕はいつも良い作品を生むだけではなくて、世界に影響を与えたいと思っているよ。」


━━強い意志を持ったキャラクターを演じることについて。

「僕も本当のところは分からない。自分が読んだものに反応するだけで、これまで読んできたきたものの中でどこか僕の心を動かすのはそういうキャラクターたちなんだ。それに自分が若い時に見た作品で感動したものと同じだよ。こういうキャラクターが僕の心と1つになれる役なんだ。説明はできないけれど、ゴールに到達したり、ゴールを達成したかのように感じる役は決してないと思うよ。」

「だから僕は、過去に映画館で見た優れたパフォーマーの偉大な傑作に倣ったり、それに近づいたりすることを自分の心の中で可能にするように駆り立てられているんだ。その渇きがいつか無くなるのかは分からない。でも色々なジャンルに挑戦したいし、楽しみにしている。多分何が自分の心に響くのかによるんだと思う。」

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━━ワイルドだった20代。

「結果を考えずに、ほぼ何でもできると感じていたワイルドな解放感があったね。何の心配もしていなかった時期だった。ある意味、注目されたり、どこへ行くにも追い回されたりするのは時にはストレスになる、でも僕は友人と会うのが好きだし、いつも遊びに行って明け方までポーカーをしてるよ。」

「時々、時計の針を戻してあの時に戻れないかって考えるのが好きなんだ!(笑)『タイタニック』の数年前まで、僕は自分の人生を謳歌してた。パーティーをしたり自分の好きなことが何でもできた日々が懐かしいよ。今の時代に自分の人生を公に台無しにされたくなければ、どの若い俳優も女優もワイルドになることにもっと慎重でなければならないよね。」


━━ここ数年での自分自身の変化について。

「ずっと落ち着いた!(笑) 成長期の頃は、エネルギーに溢れた子供で、演じることはそのエネルギーを発散する術だったんだ。ティーンエイジャーの頃もじっとはしていられなかったし、常に忙しくして、やることを探していた。」

「自分の母親の友達の真似をするのが大好きだったのを覚えているよ。彼らの物真似のパフォーマンスをするんだ。からかったり、母親を笑わせたり、祖父母を笑わせたりね。」

「でも今でも自由の精神は持っているし、落ち込んだり、心配しすぎることはほとんどない。とても良い人生を送っていて、最大限楽しみたいと思うよ。」


━━環境問題への献身ぶりについて。

「演技が僕のクリエイティブな欲求を満たしてくれた。それに演じる事は思い出せる限り、僕が集中してきたことだよ。でも環境問題や自分たちの地球を守ることの重要性について意識を高めるために時間を使うことにもとても興味があるんだ。」

「環境関連の仕事と活動は優先的に行うよ。地球に関する非常に重要な問題への公の意識を高めることを目的に基金も作った(Leonardo DiCaprio Foundation:レオナルド・ディカプリオ基金)。米国と中国は他の国に対してクリーンエナジーとグリーンテクノロジー関しての例を示す必要性がある。」

「僕は都市環境で育ったから、子供ながらにとても影響を受けたんだ。自然を理解するための唯一の方法はドキュメンタリーや自然歴史博物観に行って、雨林に関する映画をIMAX(大きなスクリーン)で見ることだった。熱帯雨林や自分たちの資源の枯渇に対してとても若い頃に影響されたよ。悲しいのは、いくら自分たちは進歩したといっても、環境問題や気候問題は常に無視されつづけるのさ。」

「若い世代の人たちに、僕らのエコシステムがどれだけ脆いものか、どうすれば状況を変えられるのかを気に掛けてもらえるよう常に努力しているよ。」

「僕は太陽光発電の家を持っているんだ。それにガスの消費の少ないハイブリッドカーを運転している。ゴミは分別するし、必要のないときに水を流しっぱなしにはしない。それに部屋を出るときにはライトは消す。こういう小さなことであっても、僕ら皆が行えば大きなインパクトになる。それに若い世代の人たちは、僕らが育ってきた時よりも環境問題に対してずっと敏感になっていると思うよ。」

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━━リスクを背負うこと、スカイダイビングを止めたことについて。

「自分の限界だと思うものを超えて、自分自身をプッシュすることに伴うエキサイトメントとが好きなんだ。自分を怖がらせるのは面白いことだし、自分の恐怖心に一度向き合ったら爽快に感じられるよ。」

「だからこそ昔はスカイダイビングをしていたんだ。でもある事件が起きたんだよ…。その時はタンデムジャンプ(1つのパラシュートに2人をくくりつけて飛び降りること)だった。最初のパラシュートを開いたんだけれど、それがもつれていたんだ。僕が一緒に飛んでいた男性がそれを切り離して、僕たちはそこから5から10秒ぐらいフリーフォールした。僕はもう1つのパラシュートのことなんて考えもしなかったから、死に向かって急落していると思ったよ。そして彼が2つめのパラシュートを引いたんだけれど、それももつれていた。
友達全員が僕の1キロ上空にいるように感じて、地球に急降下している間、彼は空中でパラシュートを揺さぶり続けたんだ(笑) そしてやっとの思いで彼はパラシュートを開いたんだよ。面白かったのは“スピードが速すぎるから、きっと君は降下の途中で足の骨を折るだろう。“って彼が言ったこと。自分の人生のフラッシュバックを見ている時に、しかも2回もね、彼は”ところで、君は足の骨も折るだろうね“って言うんだよ。(着地した時に)僕たちは樽のように転がったよ。骨折はしなかったけれどあざだらけになって…それ以来スカイダイビングはしていないんだ。」


━━幼い頃に自分のために立ち上がることを学ぶ。

「学校では周りより30cmは背が低かったから、いつでもジャンプしていて笑われていたよ。口の達者な生意気者ってね。学校は自分が有名になれるワイルドなサファリみたいなものだったね。でも絶対に上手くはいかなかった。皆基本的にクラスの中のピエロみたいに僕を見て無視するんだ。仲間は1人もいなかったよ。」


━━母親の愛、そして若かりし頃の演技への野望に対するサポート。

「この世界を理解したり、正しい感覚を身に着ける手助けをしてくれる両親を持ったことはとてもラッキーだった。アート関係の学校に僕を送るのに母が何時間も運転してくれたお陰で、良い教育が受けられた。もしあれがなければ、俳優にはなっていなかったよ。」


━━自分の夢を叶える。

「時々振り返って、“ワオ。なんて素晴らしいことが起きたんだ。若い時に持っていた夢のほとんどが叶っている…本当に凄い”ってね。素晴らしい気持ちだよ。でも同時に中毒にもなるよ! だから自分の夢は確かに叶っている。それに僕は何かのために立ち上がって、世界にポジティブな貢献をしていると思いたいよ。」

INTERVIEW © WENN
PHOTOS © WENN.com


END.
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