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ジュリアン・ムーア:新作の公開に合わせ、ハリウッドでも最も仕事好きな女性に迫る(後編)
日本公開未定の新作映画『原題:グロリア・ベル』では50代で離婚経験の女性を演じたジュリアン。

limited 2019.07.23

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日本公開未定の新作映画『原題:グロリア・ベル』では50代で離婚経験の女性を演じたジュリアン・ムーア(Julianne Moore)。


1995年の大ヒット作『9か月』(原題:Nine Months)、そして2年後の『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(原題:The Lost World: Jurassic Park)で主演女優としての立場を確立し、その年の『ブギーナイツ』(原題:Boogie Nights)では初めてオスカーにノミネートとなった。さらに2002年の『めぐりあう時間たち』(原題:The Hours)では2つの賞を受賞。オスカーの受賞はアルツハイマー病を早期に発症した言語教授を演じた2015年の『アリスのままで』(原題:Still Alice)で初受賞となった。ジュリアンにとっては待ちに待ったことだった。
「そういうことには特に関心がないと言いたいけれど、本当は違うの。」と話す彼女。「仲間たちがあなたの仕事ぶりを認識してくれている、それこそ意味のあることなのよ。」

彼女のキャリアがトップクラスへと向かうにつれ、自分自身が現実的な家庭生活を切望していることに気がついたジュリアン。
「30代前半になってからだけれど、自分の私生活を優先させていなかったことに気付いて本当に悲しかった。」と話す彼女。「自分は結婚したくて、子供が欲しいんだって気付いたの。とても早い時期から子供を持ちたいと思っていたわ。」

1995 年に離婚し、短命に終わったジョン・グールド・ルビン(John Gould Rubin)との最初の結婚の後、ジュリアンは2番目の夫であるバート・フレインドリッチと一緒になった。彼は1996年の『家族という名の他人』(原題:The Myth Of Fingerprints)でジュリアンをディレクションしている。2人の息子、ケイレブ(Caleb)はその翌年に誕生し、2002年に娘のリヴ(Liv)が誕生したことで2人は結婚を決めた。
「結婚は家族の器だと、あるセラピストに言われて、納得したの。」

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初期の頃は失敗作やブロードウェイで受けの良くない仕事もあったジュリアン。しかし彼女は2006年の『トゥモロー・ワールド』(原題:Children Of Men)、2009年の『シングルマン』(原題:A Single Man)と2010年の『キッズ・オールライト』(原題:The Kids Are All Right)でカムバックをしている。

さらに彼女はテレビ界にも進出し、ヒット・コメディー『30 ROCK/サーティー・ロック』(原題:30 Rock)に登場したほか、ドラマ『ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女』(原題:Game Change)ではサラ・ペイリン(Sarah Palin)を演じ、プライムタイム・エミー賞を受賞した。2014年には、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』(原題:Maps To The Stars)でカンヌ、ベルリン、ヴェネツィア映画祭で最優秀女優賞を受賞した。同年に3つの賞を獲得した女優としては、(ジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)に続いて)2人目だった。

ジュリアンはハリウッドで最も多作な俳優の一人だが、休暇中には家から離れた場所でだけ仕事をし、可能な限り家族を連れて行く。彼女が『ハンガー・ゲーム』(原題:The Hunger Games)シリーズの中でアルマ・コイン大統領(Alma Coin)の役を演じたのは、原作の大ファンだった彼女自身の子供たちのためだった。
そしてどういうわけか、自身の子供の頃のニックネームを元にした絵本『フリックルフェイス・ストロベリー』(原題:Freckleface Strawberry)シリーズまで発表し、子供向けの物語を書く時間までやり繰りしている。

あの頃の自信なさげな少女はもうそこにはおらず、私たちは皆、ジュリアンの人生哲学に従うことで上手くやっていけるだろう。
「自分の人生に、自分の人間関係に、文化に、そして世界に関わることね。(人生は)若さを保つことではないの。生きることよ。」

FEATURE BY ANNA BAILEY
PHOTOS © Adriana M Barraza / WENN.com


END.
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