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OK! INTERVIEW☆ブラッド・ピット: 『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(後編)
ハリウッドのビッグスターのブラッドとディカプリオの2人が初共演した、クエンティン・タランティーノ監督の話題の新作映画。

limited 2019.07.09

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クエンティン・タランティーノ監督の話題の新作映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(日本公開8月30日)でレオナルド・ディカプリオと初共演し、クリフ・ブース役を演じたブラッド・ピット(Brad Pitt)。


『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は優れたアンサンブルキャストも自慢で、(マンソン一家の中でも最も悪名高いメンバーの一人であるスキーキー・フロム(Squeaky Fromme)として)ダコタ・ファニング(Dakota Fanning)や、(シャロン・テートとロマン・ポランスキーの友人であるジェイ・セブリング(Jay Sebring)役の)エミール・ハーシュ(Emile Hirsch)、(スティーブ・マックイーン(Steve McQueen)役のダミアン・ルイス(Damian Lewis))、(俳優のジェームズ・ステイシー(James Stacy)役の)ティモシー・オリファント(Timothy Olyphant)などが出演。
その他にもアル・パチーノ(Al Pacino)、ブルース・ダーン(Bruce Dern)、マイケル・マドセン(Michael Madsen)、ティム・ロス(Tim Roth)、レナ・ダナム(Lena Dunham)、カート・ラッセル(Kurt Russell)、そして故ルーク・ペリー(Luke Perry)などが名を連ねる。

本作における興奮要素のほとんどは、もちろんブラッドとレオナルド・ディカプリオのスターカップリングと、Aリストスターの2人がどのような化学反応を作品にもたらすのかという、映画愛好家や批評家の強い好奇心からきている。この2人は何年もの間お互いを知っていて、本作に取り組んだ後は友人となっている。2018年11月の米国の中期選挙に先立っては、彼らは「自分たちの声を届けよう。」というビデオメッセージにも共同で取り組んだ。

本作へのブラッドの出演は、クエンティン・タランティーノの『パルプ・フィクション』がジョン・トラボルタ(John Travolta)にもたらしたことと同じくらいの成功をもたらす可能性がある。トラボルタが『パルプ・フィクション』でのクールなヒットマン、ヴィンセント・ベガ(Vincent Vega)を演じたときにはほとんど盛りを過ぎていた一方で、ブラッドはまだまだヒットをもたらす映画スターだ。

しかし『マリアンヌ』での興行の失敗はブラッドの最近の功績に影を落とした。最近の彼は演技にそれほど気を配っておらず、自身の製作会社であり、『ディパーテッド』(原題:The Departed)や『マネーボール』(原題:Moneyball)、『ワールド・ウォーZ』(原題:World War Z)、『グローリー/明日への行進』(原題:Selma)、(ブラッドがエグゼクティブプロデューサーとして彼の最初で唯一のオスカーを獲得した。)『それでも夜は明ける』(原題:12 Years Slave)、『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(原題:The Big Short)、『ムーンライト』(原題:Moonlight)など、高い評価を受ける作品を手掛けるプランBエンターテインメント(Plan B Entertainment)を通して映画を制作することにもっと専念したいとほのめかしていた。

彼の当時の妻、ジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)(離婚後に辞職)と友人のブラッド・グレイ(Brad Grey)と共に2001年に設立されたプランBエンターテイメントも、今年のオスカーにノミネートされたジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)の副大統領を務め、イラク戦争の立案者でもあるディック・チェイニー(Dick Cheney)の法外な影響力を描く『バイス』(原題:Vice)にも関わっている。ブラッドは、自身の会社について「おもしろくて希望のあるエンターテイニングな」映画の制作方法と語っている。

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「プランBはガレージバンド、アマチュア音楽家のバンドとして始まった、そして幸いにも同じ精神を保っていると僕はいつも言うんだ。」と自身がブランド大使を務めるブライトリング(BREITLING)の腕時計のプロモーションの際に語ったブラッド。

「僕たちは自分たちの好きな監督や好きな物語を支持する。それが経済的なことであっても、僕たちは挑戦が大好きなんだ。達成するのが困難なときでさえ、プロジェクトに身を投入するし、もちろん特に困難なときこそだね!どれだけの人がその作品を好むかを予測するように自分をだまさずに見に行くことができる作品を僕たちは作るんだ。予算? このビジネスは、僕が今まで想像していたよりもはるかに収益性が高く、はるかに楽しいってことが分かったよ。」

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』以外には、ブラッドはジェームズ・グレイ(James Grey)のSFドラマ『アド・アストラ』(Ad Astra)で行方不明となった父(トミー・リー・ジョーンズ(Tommy Lee Jones))を見つけるために深宇宙に送り出された宇宙飛行士を演じており、地球の滅亡を避けるための秘密を見つけることになる。

ブラッドは、この作品について聞いた後、すぐにプロジェクトに“参加したがった”。そしてこの映画は恐らく全ヘッドラインを飾ることが期待されている『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のリリースの後、今夏終わりにリリースされる予定でいる。

タランティーノは、映画の中でディカプリオと一緒にブラッドが存在することで、今日のスタジオカルチャーではほとんど証明されてないような、2人の魅力的な男性のリードの間に非常にユニークなエネルギーが生まれると考えている。
「僕が7歳だった1969年を含め、自分の人生の大部分をロサンゼルスで過ごしていただけでなく、5年間このスクリプトに取り組んできた。」と彼は言う。
「今はもう存在しないLAとハリウッドのこの物語を伝えることに非常にワクワクしている。それに、ディカプリオとブラッドがリックとクリフとしてダイナミックにチームを組むことにこれ以上ない幸福を感じている。」

アンジェリーナ・ジョリーとの物議を醸す離婚劇は別として、ブラッドには最近、俳優としてのキャリアを縮小する別の理由があった。彼の子供たちだ。

夫として、父親としての彼の大切な人生は今や崩壊したが、ブラッド・ピットを知る人は、父親であることは、彼の考察や人生における最優先事項において最も緊急のテーマであり続けることを理解するだろう。

彼自身の決断によって6人の子供を育てることは、彼に大きな影響を与えてきた、全てを消費するプロジェクトだ。ブラッドは、自身の成熟や目的意識を明確にしたその大部分は、親子関係にあると信じている。

「子供たちはあなたに鏡を向けるんだ」とブラッドは説明する。「言い訳はできない。」

アンジェリーナとの離婚が最終的になり、彼らの親権共有の取り決め(しばしば紛争の原因となっている。)が解決したことで、ブラッドは疑いなく父親としての役割を尊重され、その約束を果たすために何も彼の邪魔にならないことを保証するため最大限に努力するだろう。
「父親になることは僕の人生観全体を変えたんだ。僕は自分の子供の育て方や、僕が彼らに与えている教育の種類、そして彼らがどのように進化しているか、自分と対話し続けるんだ。子供たちは僕の世界の大部分を占めていて、僕は積極的で献身的な父親や家族の一人であることが大好きだよ。」

最近の彼の人生観をまとめると、ブラッドは例によって保守的なアメリカ中西部のルーツに忠実だ。
「ただ僕たちはあまり話さず、自分の感情について話すことを奨励もしなかった。」とブラッドはミズーリ州スプリングフィールドでの自身の幼少期について回想する。
「強くて自己規律がないといけないと期待されていたんだ。弱さを見せず、問題について話したり、苛立ちや悲しみを感じることについて不満を言ったりはしなかった。不満は瓶に詰めるんだ。最近は良くなったけれど、まだ僕自身を明瞭に表現するのに苦労しているよ。多分、歳を取ることで、自分の防護服が古くなってきているんだろうね!」

またブラッドは「僕はただ誠実で正直になろうとしているだけなんだ。僕の持っている責任は自分の家族、僕の愛する人々、そして一緒に仕事をする人々だけだよ。」と語った。

INTERVIEW © WENN
PHOTO © Euan Cherry / WENN.com
PHOTO © Oscar Gonzalez / WENN.com


END.
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