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OK! INTERVIEW☆キーラ・ナイトレイ:『原題:コレット』:“女性にはコレットのような女性のヒーローが必要なの”(前編)
「私たちは歴史上の多くの女性たちの人生や業績にインスパイアされなければならないわ」と語るキーラ。

limited 2019.02.14

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映画『原題:コレット』でフェミニストの先駆けとなったフランス人小説家、コレットを演じ「私たちは歴史上の多くの女性たちの人生や業績にインスパイアされなければならないわ」と語るキーラ。


キーラ・ナイトレイ(Keira Knightley)は、映画『原題:コレット』(Colette)(アメリカ公開日:2018年9月21日)で一世一代の役どころを見つけたのかもしれない。幼い娘エディ(Edie)との絆を深めるため、1年以上の休みをとっていたキーラは、怖いもの知らずで独立心があり、フェミニストの先駆けとなったバイセクシャルのフランス人小説家を演じることで復帰を果たしている。

卓越した演技で、自分の時代よりも数世代前を生きた女性のダイナミックで挑発的な精神を呼び起こしているキーラ。小説『ジジ』(原題:Gigi)で最もよく知られるコレット(Colette)(シドニー=ガブリエル・コレット: Sidonie-Gabrielle Colette)は、フランスのベル・エポックの時代に誰もが抱いていたイマジネーションを捉え、数世代に渡って女性たちに影響を与えている。

コレットはまた、初期の仕事をドミニク・ウェスト(Dominic West)演じる夫のウィリー(Willy)の作品として発表されるという屈辱を夫から受けていたこともあり、#MeTooクラブの初期のメンバー候補でもあった。
しかし彼女は、最終的に自身の考えを表明し、搾取的だった結婚の足かせから脱出し、両性との情事を楽しんだ。
ウォッシュ・ウェストモアランド(Wash Westmoreland)監督(『アリスのままで』(原題:スティル・アリス)で最も知られている)と彼の後輩(ライター兼監督のリチャード・グラッツァー(Richard Glatzer))は、本作の資金調達に15年近くかかっていたが、最終的に近年のフェミニスト運動がプロジェクトの実現に重要な役割を果たしている。

「長い闘争の末、この映画を製作するための資金が最終的に集まったというのは偶然だとは思わない。」と話すキーラ。「私たちは、女性の話が突然重要視されるようになった時代に生きている。今では、女性が主要な役割を果たす多くの映画やテレビシリーズを目にするようになったわ。」と語っている。

またキーラは次のようにも述べている。「自分の考えを持って、夫の影から脱出するために戦った女性を演じられたことを非常に誇りに思うわ。
コレットは、男性と女性の両方が、喜びを感じたり与える権利を持っていると信じていて、彼女の作品は、伝統的な女性らしさという考え方に公然と挑むものなの。彼女が誰かと恋に落ちたとき、相手が男性であるか女性であるかどうかは関係なかった。彼女は非常にオープンで恥じることもなかったし、エネルギーに満ち溢れた人だったのね!」

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写真左から:コレットの夫のウィリーを演じたドミニク・ウェストとキーラ。


演技に復帰したキーラに関しても同じことが言えるだろう。 『コレット』に加えて、彼女は『くるみ割り人形と秘密の王国』(原題:The Nutcracker and the Four Realms)(日本公開:2018年11月30日)でシュガープラムの精を演じている。
またこの後すぐに、ドイツのアンソロジー映画『原題:ベルリン、アイ・ラブ・ユー』(Berlin, I Love You)がアメリカで2018年2月8日に公開され、4月には、ハンブルクにて撮影された第一次世界大戦後を描いたドラマ作品『原題:ジ・アフターマス』(The Aftermath)にてアレクサンダー・スカルスガルド(Alexander Skarsgard)と共演する。

イギリス出身の彼女は、18歳のときに初めて彼女が世界的人気を博した映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』(原題:Pirates of the Caribbean)のほか、『つぐない』(原題:Atonement)や『危険なメソッド』(原題:A Dangerous Method)、『アンナ・カレーニナ』(原題:Anna Karenina)、『恋と愛の測り方』(原題:Last Night)、そして『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(原題:The Imitation Game)など、シリアスでドラマティックな作品で頭角を現してきた。

現在33歳のキーラ・ナイトレイは、ミュージシャンのジェイムズ・ライトン(James Righton)(以前はキーボーディストであり、現在は解散しているバンド、クラクソンズ(Klaxons)のフロントマン)と結婚しており、 3歳の娘エディ(Edie)と共にロンドンで暮らしている。


━━キーラ、コレットはフェミニストの先駆けで、今日私たちはその運動の再生を目にしているという意味ではタイムリーな映画だと思いませんか?

コレットは、女性が世界にどのように名を遺すことができるかの模範になるべきだと思うし、女性には彼女のような女性のヒーローが必要なの。学校に通う若い女の子たちが、歴史の中で女性がもたらした貢献について知ることは不可欠だわ。

普段、私たちが耳にするのは、男性のヒーローや偉大な男性たちについてばかり。だから、女性はコレットのような著名人についてもっと知る必要がある。私たちは、彼女の物語や、時には忘れ去られたり、もしくは値するだけの注目を浴びなかった歴史上の多くの女性たちの人生や業績にインスパイアされなければならないわ。


━━観客は、フランス社会がその時代にとてもオープンであったことや、恋人選びという点でコレットがとても大胆だったという事実に少しショックを受けるでしょうか?

当時は生きるのに素晴らしい時代だったと思うわ。
コレットは彼女の関係についてとてもオープンで、性生活についても臆することなく、自分が選んだ方法で人生を生きたという意味では、本当に怖いもの知らずだったの。彼女は悪びれることなく生きていた。皆さんには、映画を見て彼女についてもっと学ぶことでパワーをもらってほしいと思うわ。

INTERVIEW © WENN
PHOTOS © Patricia Schlein / WENN.com


後編へ続く・・・。
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