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OK! INTERVIEW☆シアーシャ・ローナン: 映画『原題:メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』:“マーゴットとの共演はとても素晴らしい経験だったわ”(前編)
念願だったクイーン・メアリー役を演じたシアーシャが語る、撮影秘話やマーゴット・ロビーとの共演。

limited 2018.12.18

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映画『原題:メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』(全米公開2018年12月7日、日本公開日未定)で念願だったクイーン・メアリー役を演じたシアーシャ・ローナンが語る、撮影秘話やマーゴット・ロビーとの共演。


今年初め『レディ・バード』(原題:Lady Bird)でオスカー候補に挙がり、一躍その名を知らしめたシアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)は、今ハリウッドの若手俳優たちの間でも最もホットな成長株の一人!

カリフォルニアで暮らす、反抗的な10代を迫真ある演技で見事演じ切ったシアーシャ(24歳)だが、今彼女は『原題:メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』という大作の主役を手に入れ、まったく新しい領域の世界へ足を踏み入ろうとしている。

この映画『原題:メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』(Mary Queen of Scots: 全米公開2018年12月7日、日本公開日未定)は、将来フランス女王になると目されていたローナン演じる、メアリー・ステュアート(Mary Stuart)が未亡人となり、スコットランドに戻った1561年頃の様子を描いたもので、帰国後当時のイングランド及び、スコットランドを支配していた、エリザベス1世(演じるのはマーゴット・ロビー(Margot Robbie))との摩擦で、メアリーは様々なプレッシャーと戦わなければならないことになり、それはまさにイギリスの歴史の上で極めて重要、かつ不安定な時期の物語である。“エリザベスの権力を覆すのではないか?”と疑われたメアリーだが、二人は複雑な政治的背景の中で、双方の法的アドバイザーを絡めた権力争い劇に巻き込まれることになる。

さらにローナンは物語の概要について「メアリーとエリザベスは人間性を重んじることを、一番大切に考えるという点で同じ価値観を分かち合っているの。そして、メアリーが最も大切にしていることは、共に仕事をする人たちや、周囲にいる人たちと人間的なレベルで強い絆を築くことなの。」

全米公開2018年12月7日のフォーカス・フィーチャーズ(Focus Features)制作による『原題:メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』は、他の劇的な歴史ドラマ同様、オスカー候補の筆頭に挙げられている。ちなみに、共演者には、『ブロードチャーチ~殺意の町~』(原題: Broadchurch)に出演しているデイヴィッド・テナント(David Tennant)、ジェンマ・チャン(Gemma Chan)、ガイ・ピアース(Guy Pearce)、ジョー・アルウィン(Joe Alwyn)という面々が名を連ねている。

さらに興味深いことに、メアリー役のローナンとエリザベス1世役のロビーはストーリーの緊張感を高めるための意図的な手段として、全撮影期間を通して「二人が逢瀬を果たして互いに抱擁しながら涙を流す」という、たった一度の撮影シーン以外には、顔を合わせることをせず、そのお陰でクライマックスの緊張を高めた演技の撮影に成功したという。

その当時を思い出してローナンは自身の心境を次のように語っている。「個人的にはマーゴットが大好きで、二人で会って楽しい時間を過ごしたいと思ったけれど、その逢瀬は映画の中の決定的なシーンのなので、撮影が終わるまでしまっておくべきだと思ったの。これは二人の共通した思惑だったし、とにかく撮影中もお互いを無視して、ちょっとした顔合わせも避けるようにしていたのよ。こんな“やせ我慢大会”のような経験は初めてだったわ(笑)」

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今年初め『追想』(原題:On Chesil Beach)や『原題: The Seagull』への出演を果たしたシアーシャ(サーシャと発音)は24歳の独身女優ではあるが、現在スウェーデンのバレエ・スター、カルム・ロウデン(Calum Lowden)と交際中という噂もチラホラ! そして、現在はロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドンに生活の拠点を置き、3つの大都市を行き来しながら仕事をしている。

━━シアーシャ、今回リリースされる『原題:メアリー・クイーン・オブ・スコッツ』は、彼女を題材にしたかつての数多くの作品と何か特別に異なった側面があるのでしょうか?

ジョン・ガイ(John Guy)の著書で、メアリー・クイーン・オブ・スコッツの生涯を描いた“マイハート・イズ・マイオウン(My Heart Is My Own)”をもとに、『ハウス・オブ・カード 野望の階段』(原題:House of Cards:アメリカ・ドラマシリーズ)の作家、ボー・ウィリモン(Beau Willimon)が脚本を書いたという点で、どちらかというと政治的なスリラーに満ちた作品だと思うわ。
この映画はメアリーがイギリスで逮捕される前の7年間に焦点を当てたもので、クイーン・エリザベスが総大司教の権限に翻弄され、当時の政治的な流れに巻き込まれる様子を描いているの。実は私は15歳の頃からクイーン・メアリーの生涯を描いた作品に出演したいと思っていたのよ。


━━この二人の女性が世界の歴史にインパクトを与えた時代は、歴史的にも非常に特殊な時期だったのではないでしょうか?

メアリーとエリザベスは当時の男社会の中で、二つの国にまたがり、絶大な権力と責任を持ち、国の政治に関わりを持つ必要がなく、かつ実務的な才能を持ち合わせた、身近な存在の人たちから様々なアドバイスを受けながら政治を取り仕切るという複雑な立場にいたの。
そこには政治的なスリラーと共に、人間同士の信頼という、世界共通の永遠のテーマが含まれているというわけ!


━━撮影の中でメアリーとエリザベスがたどった個人的な人生の旅路について、どのような感想をお持ちですか?

二人とも自分たちが絡む複雑な世界の中で、自分なりの方法で生きる目的を探し続けたのではないかと思うの。でも、長い間混乱した領土で生活している民衆に平和をもたらそうと真剣に政治に取り組もうとしたメアリーは、ある意味では当時の権力者にとって脅威の存在だったはず!


━━メアリーの役を演じる機会を、首を長くして待ち焦がれていたと伺っていますが、そのことについて少しお話しを伺えますか?

ワーキング・タイトル・フィルムズ(Working Title Films)というイギリスの大手制作会社と18歳で初めての契約を交わしたとき以来、この映画に出演する機会を待ち望んでいたの。だからついに夢が実現すると知ったとき、待ちきれない想いで一杯だったわ! 複雑に絡む政治的な動き、裏切り、疑惑と共に、メアリーの個人的な側面も描かれていて、それが物語の展開をより面白くしてくれていると思うわ。

INTERVIEW © WENN
PHOTOS © Judy Eddy / WENN.com


後編へ続く・・・。
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