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OK! INTERVIEW☆ブラッドリー・クーパー: 映画『アリー/スター誕生』:“彼女の顔と瞳に恋してしまったんだ!”(前編)
見事に監督と俳優の二役を果たしたブラッドリーが語る、レディー・ガガとの共演。

limited 2018.11.02

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映画『アリー/スター誕生』で見事に監督と俳優の二役を果たしたブラッドリー・クーパーがレディー・ガガとの共演について語る。


レディー・ガガ(Lady Gaga)が主演する映画『アリー/スター誕生』(原題:A Star Is Born)(日本公開2018年12月21日)の監督を務めること、音楽界の大御所と歌の共演をすることになどについて自身の心境を述べる、ブラッドリー・クーパー(Bradley Cooper)!

『アリー/スター誕生』で初の監督を務め、素晴らしい評価を受けているブラッドリー・クーパー! 2018年ヴェネツィア国際映画祭プレミア試写会会場に姿を現したハリウッドスターは、監督としてだけではなく、この映画で初の映画デビューを飾ったレディー・ガガと共演し、見事に監督と俳優の二役を果たしている。

ちなみにクーパー監督による『アリー/スター誕生』は1937年に制作されたオリジナル版を皮切りに、1954年のジュディ・ガーランド(Judy Garland)とジェームズ・メイソン(James Mason)共演のミュージカル版、さらに1976年にはバーブラ・ストライサンド(Barbra Streisand)とクリス・クリストファーソン(Kris Kristofferson)共演により、ロック・ミュージカルとして再現され、今回がその3作目のリメイク版発表となる。

『アリー/スター誕生』の大まかなあらすじは、クーパー演じる、既に名の売れた熟練ミュージシャン、ジャクソン・メイン(Jackson Maine)が、レディー・ガガ演じる、まだ名も知れぬ女優アリー(Ally)に恋に落ちる。ジャクソンが彼女の才能を見出し、スポットライトを浴びるようになるまで、アリーは既に成功への夢を諦めかけていたというものである。
しかし、アリーが歌手として世間に認められるようになった後、二人の関係は崩れ、ジャクソンは自身の心の中に潜む悪魔と闘うことになる。

イタリアで行われたインタビューの中で、ブラッドリーは初の映画監督、レディー・ガガとの共演、さらにスクリーンの中で歌った経験、自分自身が考える“知名度”の定義、自身のイタリアのルーツなどについて語ってくれた。

━━ブラッドリー、レディー・ガガとの共演について、ご自身の感想を語っていただけますか?

映画制作の最中も、毎日彼女が歌うシーンを見る機会があったりして、彼女と一緒に仕事ができたことを本当に幸運だと思っているよ。彼女が歌うたびにクルーの皆は、自分たちが仕事をしているということを忘れてしまい、この素晴らしいアーティストの歌声を一瞬でも聞き逃すまいとしてコンサート会場の観客のように、撮影現場の席に座って彼女の歌に聴き入ってしまうんだ。とにかく一瞬一瞬が常に新鮮で純粋に楽しくて、とにかく彼女が歌い始めると現場の温度が急に変わるんだよね。


━━ガガが映画の中であなたに歌うことを提案したとき、未知の世界の怖さを感じたりしませんでしたか?

そこが人が人を助け合うというか、実は僕はガガと初めて会ったときから、とても波長が合うのを肌で感じていたんだ。最初に会って15分から20分後には、既に旧知の仲間のような安心感を覚えて一緒に歌い始めていたんだ! とにかく、彼女はいつも明るくイキイキとしていて、一緒に時間を過ごしていると、常に何かに守られているような心地良い気持ちになるんだ。だから「とても緊張したよ。」と答えたらそれはきっと嘘になってしまうと思うよ。


━━今のお話しを聞いていると、まるでリビングルームのような小さなスペースで歌うような感じですが、映画の中ではジャクソンがアリーを舞台に呼んで、50,000~60,000人の聴衆の前で初めて彼女と一緒に歌うというシーンですよね。このシーンの演出についてお話しを伺えますか?

今年のスーパーボールでハーフタイムのショーを演じた世界のスーパースター、そして大御所のミュージシャンであるガガが、今度は主演女優として登場するわけだけれど、まったく初めての経験にもかかわらず、その堂々とした演技に、監督としてさらに共演者として驚くだけではなく、ただただ感動したね。一回だけではなく一日に2~3回同じシーンを撮影するのだけれど、彼女が僕の手を離してくれず、何回も転んだりするシーンがあって、もしかしたら僕がむりやり彼女を誘って、しぶしぶ演技をしているのではないかと感じたりすることがしばしばあったんだ。だって、彼女が誰なのかを知っているだけに、このような今まで経験したこともないような形で舞台に上がるという彼女の姿を目の当たりにして、一人の人間としてさらに俳優の立場から見ても、とても貴重な体験をさせてもらったと思っているよ。


━━ご自身の性格、有名人であること、有名人としてのステイタスが日常生活に及ぼす影響などについて、少し触れていただけますか?

実は、僕はジャクソン・メインの“知名度”にまったくこだわらない性格が好きなんだ! 超満員の舞台から降りて意気揚々と車に戻る彼が、後部座席からジンのボトルを手にするというメランコリックなシーンで始まるこの映画は、外面の華やかさとは裏腹の影を感じさせるものがあって、自分の心をコントロールして歌い続ければ、そのまま人気を保ち、成功者として経済的に安定した立場を保つこともできたはずなのに、なぜかそれができないという、ジャクソンの陰に潜む内面性に焦点を当ててみたいという想いがあったんだ。
個人的に“知名度”にはきわめて“音声的”な響きがあると感じていて、ノイズを起こす裏側にある“底知れない寂しさ”というものを、今回の映画の中で表現してみたんだ。それに、今までの個人的な経験からも今回の映画にはパパラッチシーンやプレスカンファレンスなどのシーンは入れたくなくて、それが逆にこの映画の特徴というか、独特のリズムを生み出しているのではないかな?


━━あなたが既に成功した俳優であることは周知の事実ですが、今回はさらに間違いなく監督としての才能も披露してくださいました。今後も監督として映画制作に関わっていくおつもりですか?

ありがとう、光栄です。“ものを語るとか作る”という制作作業には、日頃から自分がテーマとしている問題に挑戦し、そこから何かを学ぶという素晴らしさがあると思うんだ。それに、レディー・ガガをはじめ、僕を信頼してくれた人たちがいたからこそ、今僕はこうして2時間ほどのインタビューの中で、今回の初経験について話をすることができるんだしね。特に、他の誰もが信じてくれなかったときに僕に全幅の信頼を寄せてくれた、スー・クロール(Sue Kroll)には心から感謝しているよ。だって彼女の信頼がなければ、今僕はこの席であなたのインタビューに答える立場にいないはずだから! 誰かを“信頼”するということは新しい可能性を生む力を与え、人はそこから更なる学びを手に入れることができるのではないかな?
それに誰にとっても初めての体験にはいつも“恐れ”がつきまとうものだしね。今回も“歌うこと”、“監督として映画に携わること”、“脚本を書くこと”というすべての“初体験”に挑戦する未知の恐怖から数多くのことを学ばせてもらい、今回こうしたチャンスを与えてくれた周囲の皆には改めて感謝していると伝えたいんだ。

Interview © Jenny Davis / Hotfeatures
Photographs © Toby Hancock / OK! Syndication


後編へ続く・・・。
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