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OK! INTERVIEW☆ジリアン・アンダーソン: “私は生まれながらにして、フェミニスト思想の持主なの”(前編)
30年以上のキャリアを誇り、「X-ファイル」のダナ・スカリー役で成功を収め、記念すべき50歳を迎えたジリアン。

limited 2018.09.25

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「X-ファイル」のFBI捜査官ダナ・スカリー役で成功を収め、今年50歳の誕生日を迎えたジリアン。


ちょっと複雑で陰のある表情、魅惑と威厳に満ちた存在感をスクリーン上で披露し、30年以上のキャリアを誇り、記念すべき50歳のバースデイと同時に、最新映画出演作『ザ・スパイ・フー・ダンプト・ミー』(原題:The Spy Who Dumped Me)の成功を祝ったジリアン・アンダーソン(Gillian Anderson)!

アメリカ SFテレビドラマ『X-ファイル』(原題:The X-Files)シリーズの中での陰のある役柄や、イギリス テレビドラマ『THE FALL 警視ステラ・ギブソン』(原題:The Fall)の中での白熱した女性刑事役のような演技で定評のある彼女が、コメディ作品に登場するのはかなり珍しいケースである。

1995年当時から時代の流れを先読みしていたジリアンは「私は生まれながらにして、フェミニスト思想の持主なの。私たち女性はいつも男性に頼る純情なイメージを持つ相手役を求められ、可能性を秘める一人の自立した女性として捉えられることはほとんどなかったと思うわ。そして報酬の面においても男女の間には大きな格差があったし、男性中心の社会の中で仕事をすることが当たり前のことだと思われていたような気がするわ。でも、それは決して許されることではないと思うの。」と語っている。

事実、デビュー当時から生まれながらの反骨精神とチャレンジ精神を身に付けていたジリアンは、当時まだ大学生だった、ローズマリー(Rosemary)とエドワード・アンダーソン(Edward Anderson)の間に1968年8月9日、シカゴで生を受けた。その後、家族はジリアンがまだ赤ちゃんの頃、プエルトリコに移り住み、その後ロンドンに移住し、居を構えることになる。

そして11歳のとき、アメリカに移り住んだジリアンだが、ミシガンの片田舎グランドラピッズ(Grand Rapids)という小さな町での封建的な生活風習にカルチャーショックを受けたという。そして、町の皆とは異なったイギリス風の発音を嘲笑され、町の雰囲気に溶け込めないジリアンは“パンク”の仲間入りをしたという。そして、その当時の自分を振り返り、次のように語るジリアン!「当時の反抗的なティーンエイジャーたちがやることは全て経験したといってもおかしくないわ。」

14歳でセラピーを受け、クラスでも“最も風変わり”で“すぐにでも警察に逮捕されそうな不良”というレッテルを張られたジリアンだが、事実その予言は当たり、卒業式の前夜、学校に押し入り、接着剤で鍵を動かなくしてしまったということで警察に捕まっている。

そうした心の内部の葛藤がジリアンを演劇の世界へと導くことになり、「結局、アクターへの道を選んだということなのだけれど、社会から疎外され、友達もいなかった私には演技の道しか残されていなかったの。でも幸いにも演技をすることで人生の喜びを知ることができるようになって、そこから私の人生は全く違った方向へと導かれていったのだと思うわ。」と語るジリアン!

シカゴの演劇学校、デポー大学(DePauw University)で演劇の勉強をしたジリアンは、その後ニューヨークへ移り、アブセント・フレンズ・オポジット・ブレンダ・ブレッシン(Absent Friends opposite Brenda Blethyn)の演技でシアター・ワールド・アワード(Theatre World Award)を獲得し、瞬く間に女優としての才覚を発揮することになる。

ステージ演技で成功を収めた後、1992年ロサンゼルスに移ったジリアンは映画『原題:ターニング』(The Turning)で映画デビューを果たしたが、その後テレビ出演で成功を収めるまでの一年間は何の仕事も回ってこないという失業状態に陥り、悶々とした生活を送るうち、サイエンス・フィクション(Sci-fi:空想科学小説)を下にした「X-ファイル」の脚本を手にし、FBIエージェント、ダナ・スカリー博士(Dr. Dana Scully)役のオーディションを受けてみることを思いついた彼女は当時の状況を振り返りながら、次のような逸話を披露してくれた。「自立して、強い意志とインテリジェンスに溢れた女性が主役を演じるという脚本を目にしたのは私の長い女優生活の中でも全く初めての経験だったわ。」

そして、当時24歳のジリアンにセックス・アピールが不足していると反対を唱えるプロデューサーたちの反対をよそ、ジリアンは8年間の長寿番組という金字塔を立てている。

FEATURE © ARABELLA RODEN / OK! MAGAZINE
PHOTOGRAPHS © TOBY HANCOCK / OK! MAGAZINE


後編へ続く・・・。
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